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BTSに続きストレイ・キッズもグラミー賞に作品提出せず

  • 2026.10.3

K-POPを代表するボーイズグループのストレイ・キッズ(Stray Kids)が、現地時間2027年2月7日に開催される第69回グラミー賞に作品をエントリーしていなかったことがわかった。韓国時間10月2日に現地メディアが報じ、所属するJYPエンターテインメントも報道内容を認めている。

次回のグラミー賞には、アジアのポップ音楽を対象とした新部門「最優秀アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」が設けられる。この部門をめぐっては7月にBTSがエントリーの見送りを表明しており、海外メディアは今回の判断を「BTSに続くボイコット」として伝えている。ただし、グループ側は理由を一切明かしていない。(フロントロウ編集部)

JYPは「エントリーしていない」とだけ認めた

米Soompiによると、JYPの関係者は「Stray Kidsはグラミー賞にいかなる作品も提出していません」と認めた。一方で、見送りの理由や、新設されたアジアン・ポップ部門との関係についてはコメントしていない。グラミー賞では、正式にエントリーされなかった作品はノミネートの検討対象にならず、投票用紙に載ることもない。

対象期間には、8月にリリースされたEP『THIS & THAT』も含まれていた。同作は全米アルバムチャートで首位を獲得した最新作だ。米Rolling Stoneによると、エントリー期間はEPのリリースから約2週間後に締め切られたが、グループは作品を提出しなかった。ストレイ・キッズはこれまでグラミー賞にノミネートされたことがない。

注目を集めている理由はもう一つある。ストレイ・キッズのメンバー8人全員が、今年、グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーの投票会員に招かれていたのだ。同じJYPに所属するTWICEのメンバーも選ばれている。ノミネートや受賞者を選ぶ側に加わったその年に、自分たちの作品は審査に出さなかったことになる。

8月の会見では明言を避けていた

ストレイ・キッズがこの話題に触れたのは、8月の『THIS & THAT』リリース時の記者会見だった。グラミー賞へのエントリーについて問われると、メンバーのスンミンは「特定の賞や記録を追いかけてアルバムを作ろうとしたことは一度もありません」と回答。「賞をめぐる外からの期待というより、自分たちが伝えたいサウンドとストーリーをとらえることが大切なんです」と、音楽そのものに重きを置く姿勢を語っていた。

アジアン・ポップ部門について具体的に聞かれた際も、「K-POPというジャンルが世界中でこれほど愛されていることに、本当に感謝しています」と答えるにとどまり、エントリーするかどうかには触れなかった。今回の判断によって、その際に明言しなかった答えが結果として明らかになった形だ。

BTSの声明と、続行を決めたアカデミー

新部門は、アジア市場で生まれた、あるいはアジア市場で広く知られたポップ音楽のパフォーマンスを対象とし、1つ以上のアジアの言語を意味のある形で使用していることが条件となる。発表当初から賛否が分かれ、ジャンルを隔離することにつながる、主要部門でアジアのアーティストが真剣に検討されにくくなるといった懸念が批評家から上がっていた。

そのなかで最初に動いたのがBTSだ。7月、メンバーはそれぞれのSNSで今回のグラミー賞に作品を提出しないことを明らかにし、「音楽が地域や言語で分けられるのではなく、音楽そのものとして聴かれ、愛されることを願っています」とつづった。

こうした反発を受けても、レコーディング・アカデミーは部門を予定どおり実施する方針だ。英NMEによると、CEOのハーヴィー・メイソン・Jr.は、部門の継続を支持しない率直な声があったことを認めつつ、「圧倒的に大きかったのは、この部門を熱心に支持する人たちの声でした」とコメント。今回の決定が全員を満足させるものではないことも認めている。

米Billboardは、ストレイ・キッズを同部門の有力候補の一つと見ていた。なかでも、ファンダム「STAY」に捧げた3月リリースの楽曲「STAY」を、特に有力なエントリー候補として挙げていた。BTSとストレイ・キッズという2大グループが不在となり、さらにBLACKPINKの全編英語詞の楽曲は言語の条件を満たさないため、新部門の初年度は予想のつかない展開となりそうだ。

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