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「OUAT」が見つめ直すブランドの本質

  • 2026.8.1

Discover Designer|OUAT

「OUAT」が見つめ直すブランドの本質

ワードローブに新たな風を吹き込む、フレッシュな彩り。 Lula Japan Webがフィーチャーする、個性に富んだブランドたち。今回は、2019年に設立されたファッションブランド「OUAT」をご紹介。

2019年にスタートした、デザイナー 田村遼佑が手がけるファッションブランド「OUAT」。
ブランドコンセプトに掲げる「Meta Clothing」のもと、既存の衣服の文脈や機能を俯瞰し、新たな視点から再構築するクリエイションを続けている。

「OUAT」は特定のアーティストや作品から着想を得るのではなく、「ニュートラル」や「アノニマス」をキーワードにさまざまな要素を一度取り込み、その中間地点へ戻ってくるような思考を大切にしている。

今シーズンはあえてテーマを設定せず、ブランドそのものを改めて見つめ直すコレクションを制作。
自由度を広げることを目的とせず、「ブランドとしてやりたいことを丁寧に掘り下げる」ことにフォーカスしたシーズンとなった。

田村は、「枠が広がったというより、解像度が高まった」と語る。
SKU数はブランド史上最も少ない一方で、1着1着をより深く追求できたという。

「シンプルに削ぎ落とすのではなく、一度すべてを足してみて、最後に残ったものを形にしている」と話すように、その引き算のプロセスこそがブランドらしさを生み出している。
外側からファッションを眺め、既存の用途や文脈を再解釈することが、ブランドの根幹にある思想となる。

今季を象徴する1着として挙げたのは、コートに用いられるチンストラップをニットのリングで表現したカーディガン。
本来異なる用途を持つディテールを上質な素材へと置き換え、違和感ではなく自然な美しさとして成立させている。

アイデアだけに頼るのではなく、シルクやコットンといった素材選びまで含めて完成度を高める姿勢にもブランドの哲学が表れている。

また、フットボールシャツのシルエットを上質なメリノウールで仕立てたトップスや、定番として展開する「OFFICE TOTE」シリーズなどもラインナップ。
本来スポーツウェアやワークアイテムが持つ文脈を、素材や構造によって更新する「OUAT」らしいアプローチが随所に見られる。

「まずは視覚的に『可愛い』と思ってもらえたら十分。そのあと気になった人にだけ背景を知ってもらえたらいい」と話している。


ミニマルなデザインの奥に重ねられる複数の文脈や解釈。
「OUAT」のウェアをワードローブに加え、着るたびに新たな発見を楽しんで。



OUAT
www.ou-at.com



OUAT:
デザイナー・田村遼佑によって2019年にスタートしたファッションブランド「OUAT」。
ブランドコンセプト「Meta Clothing」のもと、既存の衣服を新たな視点で再構築するクリエイションを展開。
素材や構造、衣服の成り立ちを探究しながら、日常着の可能性を更新し続けている。
www.instagram.com/ouat_tokyo/

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