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「今でも信じられない」「ジブリの凄さを感じる」実は2本立て!“同時上映”された【伝説作3組】

  • 2026.8.23

夏になると家族みんなで観たくなるのが、ジブリ映画だ。ジブリ映画は金曜ロードショーで放送されたり、リバイバル上映されたりしながら、幅広い世代から長年愛され続けてきた。そんな名作の中には、実はほかの作品と“同時上映”されたものも少なくないことをご存じだろうか。本稿では、2本立てで公開されたジブリ映画を3組ピックアップし、その魅力を深掘りする。

『となりのトトロ』と『火垂るの墓』

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© 1988 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli

ジブリ映画の中でも意外な組み合わせで同時上映された作品といえば、1988年に公開された『となりのトトロ』『火垂るの墓』だろう。興行収入11.7億円と決して大ヒットとは言えないが、どちらも老若男女から愛され続ける名作だ。

『となりのトトロ』は、昭和30年代初頭を舞台に幼い姉妹であるサツキ(CV:日髙のり子)メイ(CV:坂本千夏)、そしてトトロ(CV:高木均)を筆頭とした不思議な生き物たちの交流が描かれている。

一方で『火垂るの墓』は、太平洋戦争が終結する間際の神戸で、戦災孤児の清太(CV:辰巳努)節子(CV:白石綾乃)が必死に生きようとする姿と、2人の過酷な運命を描いている。本作は戦争の残酷さに真正面から向き合っているため、つらく重い展開が続く。気軽に観られる作品とは言い難く、『となりのトトロ』とは対照的だ。

両作品は家族を描き、少年少女を主人公に据えながらも、彼らが置かれている環境は大きく異なる。そんな2作品をあわせて観ると、それぞれを単独で観るのとはひと味違った印象を受けるはずだ。『となりのトトロ』と『火垂るの墓』は、“2本立て”ならではの掛け合わせによって、独特の魅力を生み出していると言えるだろう。

『耳をすませば』と『On Your Mark』

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© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

1995年に同時上映されたのが、興行収入31.5億円を達成した『耳をすませば』『On Your Mark』だ。『耳をすませば』は、月島雫(CV:本名陽子)天沢聖司(CV:高橋一生)の甘酸っぱい恋愛が心に響く青春ストーリーで、2026年10月23日からはリバイバル上映が決定している。

『耳をすませば』に対し、『On Your Mark』は知る人ぞ知る作品と言えるだろう。上映時間は6分48秒と短く、主題歌はCHAGE and ASKAが担当している。本作は、CHAGE and ASKAのコンサートツアー用のプロモーションフィルムとして制作されたものだった。

未来都市を舞台に、2人の警察官が羽の生えた少女を助けるSFアクションが描かれる『On Your Mark』。小冊子『熱風』の2026年8月号には、『On Your Mark』について俳優・二宮和也さんが語った特別寄稿が掲載されており、今なおファンの心に残り続ける一作になっている。

『猫の恩返し』と『ギブリーズ episode2』

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© 2002 Aoi Hiiragi/Reiko Yoshida/Studio Ghibli, NDHMT

2002年には、『猫の恩返し』『ギブリーズ episode2』が同時上映された。『猫の恩返し』は、女子高生・ハル(CV:池脇千鶴)が車に轢かれそうになった猫の国の王子・ルーン(CV:山田孝之)を助けたことをきっかけに、猫の国に招待される冒険ファンタジー。興行収入64.6億円の大ヒットを記録した。

『猫の恩返し』には、『耳をすませば』で登場したキャラクター・バロン(CV:袴田吉彦)たちが再び登場しており、いわゆるスピンオフ作品と言える。あわせて上映された『ギブリーズ episode2』は、約25分の短編映画だ。

『ギブリーズ episode2』では、架空のアニメーション制作会社“スタジオギブリ”での日常がユーモラスに描かれている。『猫の恩返し』とは作風こそ違うが、どちらも身近な日常を軽やかに切り取った作品だ。

2本立てで公開されたジブリ映画の数々について、SNSでは「今でも信じられない」「情緒の高低差あり過ぎ」「ジブリの凄さを感じる」「恐れ入りますわ」と、驚きの声が。現在では少なくなった同時上映だが、劇場でジブリ映画を鑑賞した記憶がよみがえり、懐かしさを感じる人も多いのではないだろうか。ジブリ映画と同時上映には、私たちのノスタルジーをかき立てる魅力が、確かにある。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari

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