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社会的信用も財産も全て失った……詐欺被害で500万もの借金を抱え、自己破産に追い込まれた年収240万・42歳男性の告白

  • 2026.7.28

SNSで見知らぬ相手から送られてきたダイレクトメッセージ。そこに書かれた「元手10万円から確実に増やせる」という言葉に、神奈川県の42歳男性は思わず飛びついてしまいました。しかし、この軽率な行動が後に500万円もの借金を生み、男性は仕事や婚約者、そして社会的信用のすべてを失うことに……。どん底の状況から自己破産に至るまでの経緯と、男性が現在も抱き続ける後悔の念を教えてもらいました。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年6月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。回答者である42歳男性のプロフィールは以下の通り。

  • 回答者本人:男性(42歳)
  • 居住地:神奈川県
  • 家族構成:自分(42歳)
  • 回答者の職業:パート・アルバイト(コールセンターのオペレーター)
  • 現在の年収:約240万円
  • 住居形態:マンション(賃貸)
  • 現在の金融資産状況:普通預金3万円ほど

SNSの投資話に乗った結果、500万円の借金地獄へ

神奈川県の賃貸マンションで一人暮らしをする男性(42歳)。現在はコールセンターでオペレーターのアルバイトをしており、その年収は240万円ほどです。実は過去にSNSを通じた投資詐欺の被害に遭ったことがきっかけで、仕事を失ってしまった経験があると言います。

被害のきっかけはSNSでした。男性は「SNSのダイレクトメッセージで元手10万円から確実に増やせる投資手法があるという誘いを受け、最初は半信半疑でしたが指定された海外の偽投資サイトに登録しました」と振り返ります。

登録後、指示通りにお金を振り込んだ男性。画面上では利益が数十倍に膨らんでいるように見えていました。その一方、利益を出金するためには保証金や税金名目で追加の振り込みが必要だと指示されたそうです。

男性は「すでに元手をつぎ込んでいた私は引くに引けなくなり、銀行のカードローンや消費者金融から次々と上限まで借金を重ねて、総額500万円以上を指定された口座に振り込んでしまいました」と明かします。

しかし、その後お金が出金されることはなく、サイトは閉鎖。相手とは一切連絡が取れなくなってしまいました。

督促の電話で自主退職に追い込まれ、さらには……男性がたどった悲惨な道筋とは?

自らのお金をだまし取られただけでなく、500万円以上の借金が手元に残った男性。毎月の利息の返済すら追いつかなくなってしまいます。

その結果「長年勤めていた会社にも督促の電話がかかってくるようになり、居づらくなって自主退職せざるを得なくなりました」と明かす男性。さらに借金が原因で、結婚を約束していた恋人にも愛想をつかされてしまいました。

「毎日のように鳴り響く消費者金融からの督促電話やメールに怯える日々が続き、精神的に完全に追い詰められました」と振り返った男性。仕事を失ったことで家賃の支払いも滞り、一時は住む場所を失いかけるところまで困窮したと言います。

男性は「自分の愚かさと軽率な行動に対する激しい後悔と絶望感で胸が押しつぶされそうでした」と当時の苦悩を振り返った上で「誰にも相談できず、夜も全く眠れない日々が続き、一時はこのまま人生をすべて終わらせてしまおうかと本気で考えるほど精神的に病んでいました」と続けました。

弁護士に相談し自己破産。甘い話は存在しないという教訓

「これ以上自分一人ではどうにもできない」。自分自身の状況に限界を感じた男性は「インターネットで無料相談を受け付けている法テラスを通じて、多重債務や詐欺被害の解決に強い弁護士を紹介してもらい、すがる思いで法律相談に行きました」と振り返ります。

弁護士に介入してもらったことで、消費者金融からの督促はストップ。「詐欺グループに振り込んだお金を取り戻すことは不可能でしたが、自己破産の手続きを進めてもらい、最終的には借金を免責してもらうことができました」と、なんとか再出発の道を歩み始めました。

もし当時に戻れるなら「最初の10万円を失った時点で詐欺だと見切りをつけ、絶対に追加の振り込みをしません」と男性。少しでも怪しいと感じた時点で、警察や専門家に相談することの重要性を実感したようです。

男性は最後に「世の中に楽して稼げる甘い話は絶対に存在しないということと、一度失った社会的信用を取り戻すには膨大な時間と苦労がかかるという痛烈な教訓を得ました」と教えてくれました。

 

(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年6月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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