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夏のバラが急に元気がない…それは夏バテ?生理現象?見分け方と負担を減らす育て方

  • 2026.7.18

夏のバラが急に元気がない…それは夏バテ?生理現象?見分け方と負担を減らす育て方

春の花や二番花を元気に咲かせていたバラも、梅雨明け後からはなんとなく元気がないように見えることはありませんか? 生理的なものなので心配しすぎなくてよい場合と、しっかり対処しなければならない場合があります。

夏バラが弱って見えるのはなぜ?

梅雨が明けて本格的な暑さがやってくると、急にバラの花が小さくなった、枝を切っても新芽が伸びてこない、葉に勢いがないなどと、バラが弱ってしまったように見えることがあります。

しかしこれは必ずしも病気や枯れる前兆というわけではなく、バラに備わった自然な生理的現象の場合が多いのです。

バラは比較的暑さに強い植物ですが、気温が高い日が続くと、株は自らの体力の消耗を抑えるために生育のスピードを落とします。
そのため、新しい枝が伸びにくかったり、花の数が減ったりすることもあります。

葉の色も春のように鮮やかでイキイキと見えないため、株全体が勢いを失っているように見えているだけなのです。
実際にはバラは生育のスピードを落としているだけで完全に生長を止めているわけではありません。

高温下では光合成や蒸散のバランスが変化し、生長を抑えながら暑さをしのぎます。
過度に心配せず、バラの状態をよく見守りましょう。

暑さに負けない育て方の基本

このように暑さによって生育が緩やかになっているバラには、無理に元気を取り戻させるよりも、株への負担を減らしながら夏を乗り切ることを考えてやることが大切です。

第一に心がけたいのは、水切れを防ぐこと。
鉢植えは朝にたっぷりと水を与え、夕方も鉢土の乾き具合を確認し、必要であれば追加で水やりします。

地植えも雨が少なく乾燥が続く場合は1株につきバケツ1杯以上の水を与えましょう。
株元をバークチップなどで覆うマルチングをすると土の乾燥、地温の上昇を和らげる効果があります。

また、バラが弱っているように見えるからといって肥料や活力剤を多く与えるのは逆効果になることがあります。

人間も夏バテで胃腸が弱っている時、脂っこい料理を食べても身体が受け付けませんよね。
バラも同じことで、5月の花後や6月下旬の2番花の後に施肥をしていれば肥料は少な目でいいし、9月初旬の夏剪定まで見合わせてもいいでしょう。

また、つぼみがついても無理に咲かせようとせずに摘みとり、開花したら早めに切って部屋に飾るようにしましょう。
こうして株の体力を温存することも、バラが弱って見える時の大事な対処法です。

病害虫にはしっかりと対処する

夏のバラが弱って見える原因の一つにハダニの被害があります。
被害を受けると、葉の表面に白や黄色の細かな斑点が現れ、葉全体がかさかさとかすれたような状態になります。

症状が進むと葉が黄変して落葉し、株全体の体力を奪うので、この場合はしっかりと対応策をとることが必要です。
また発生が多くなると葉の裏や枝先にクモの糸のようなものが付くこともあります。

ハダニは体長0.5mmほどと非常に小さいため、肉眼では見つけにくい害虫です。
バラをこまめに観察し、上記のような症状があったら葉の裏を中心にホースの口を絞って
勢いよく水をかけて洗い流してください。

葉の表だけを見ていると被害は見えないので裏を見るのがポイントです。
被害が収まらない場合は、ハダニに適用のある殺ダニ剤を使用するようにします。

バラのハダニに使いやすい殺ダニには、「ダニ太郎フロアブル」、「コロマイト乳剤」などがありますが、薬剤の注意書きをよく読んでから使用しましょう。

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