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サナが佐藤健と映画主演へ TWICEは少女時代になるか、BLACKPINKの“苦戦”をなぞるのか…本格化する女優進出

  • 2026.7.8

TWICEのサナが、初めて演技に挑戦する。

7月8日、JYPエンターテインメントの関係者は韓国メディアに対し、サナが映画『ニャンイ』(仮題)に主演として出演すると明らかにした。

同作は日韓共同制作プロジェクトで、サナは日本のトップ俳優・佐藤健とともに主演を務める。サナにとっては初の演技挑戦であり、スクリーンデビュー作となる。

TWICE・サナと佐藤健。日韓を代表する人気スターの共演というだけでも話題性は十分だが、今回のニュースが意味深いのは、サナ個人の挑戦にとどまらないからだ。

というのも、TWICEというグループ全体が、いよいよ本格的に“女優業”へ踏み出し始めているからだ。

再契約の時期、次々と女優へ
TWICE・サナ
(写真提供=OSEN)TWICE・サナ

TWICEは2015年にデビューして以来、メンバーの交代や脱退なく、9人の完全体で活動を続けてきた。

K-POPガールズグループとしては異例の安定感を誇り、今もワールドツアーを展開するなど、グローバルな人気は健在だ。

一方で、デビューから10年を超えた今、メンバーたちの活動領域は明らかに広がっている。

先に女優として歩み出したのがダヒョンだ。

2025年2月に映画『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』で演技活動を開始し、同年9月には映画『全力疾走』(原題)にも出演。さらにJTBCドラマ『ラブ・ミー』では、若者の成長痛を繊細に表現したとして注目を集めた。

その成果は受賞にもつながっている。ダヒョンは6月20日、「2026グローバルOTTアワード」でライジングスター賞を受賞。初ドラマで一定の評価を得たことは、TWICEメンバーの女優進出にとって大きな前例になったといえる。

TWICE・ダヒョン
(写真提供=OSEN)TWICE・ダヒョン

また、ジョンヨンも映画『新兵:ザ・ムービー』(原題)への出演が報じられ、スクリーンデビューを控えている。劇中では看護将校役を演じるとされ、アイドル活動に加えて女優としての領域を広げようとしている。

TWICE・ジョンヨン
(写真提供=OSEN)TWICE・ジョンヨン

そして今回、サナが日韓合作映画『ニャンイ』で主演に抜擢された。

ちょうどTWICEは現在、JYPエンターテインメントとの再契約協議に入っていると報じられている。完全体活動を続けるのか、グループ活動と個人活動をどう切り分けるのかが注目されるなかで、メンバーの女優業進出も自然と意味を帯びてくる。

対照的な少女時代とBLACKPINK

もちろん、アイドルが俳優に挑戦すること自体は、もはや珍しいニュースではない。

むしろK-POPアイドルにとって、演技は長期的なキャリアを築くうえで重要な選択肢になっている。

その最も成功したロールモデルのひとつが少女時代だろう。

少女時代
(写真提供=OSEN)少女時代

少女時代は、ユナ、ユリ、スヨン、ソヒョン、ティファニーらが女優として活動を広げてきた。なかでもユナは、ドラマ『ビッグマウス』『キング・ザ・ランド』『暴君のシェフ』、映画『EXIT イグジット』『コンフィデンシャル:国際共助捜査』などを通じ、アイドル出身女優の代表格として地位を築いた。

初期には演技力をめぐる議論もあったが、作品を重ねるなかで評価を変えてきた。アイドルとして頂点に立った後、女優としてもトップクラスの活躍を見せていく。その道筋を少女時代は示した。

少女時代・ユナ
(写真提供=OSEN)少女時代・ユナ

TWICEが目指すべき現実的なロールモデルも、そこにあるのかもしれない。

一方で、対照的な例として浮かぶのがBLACKPINKだ。

世界的人気という意味ではTWICEと並ぶ、あるいはそれ以上の存在感を誇るグループだが、メンバーたちの女優挑戦は必ずしも順風満帆だったとはいいがたい。

ジェニーは2023年にHBOドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』で演技に挑戦したが、作品自体が扇情性をめぐって大きな批判を浴びた。リサは2025年に『ホワイト・ロータス』シーズン3で初演技を披露したものの、出演時間の短さや役柄の薄さが物足りなさとして取り上げられた。

さらにジスも、ドラマ『スノードロップ』『ニュートピア』、映画『全知的な読者の視点から』、Netflixドラマ『マンスリー彼氏』などで女優活動を続けているが、演技力をめぐってはたびたび厳しい声も出ている。

BLACKPINK
(写真提供=OSEN)BLACKPINK。左からロゼ、ジェニー、ジス、リサ

BLACKPINKの例が示したのは、世界的スターであることと、女優として画面の中で説得力を持つことは別問題だという現実に他ならない。知名度は最初の注目を集める力にはなる。しかし、視聴者が最後に見るのは、肩書きではなく演技そのものだ。

期待と不安が同居する女優デビュー

その意味で、サナの挑戦には期待と不安が同居している。

期待材料は多い。サナはTWICEのなかでも高い人気を誇り、華やかなビジュアルと柔らかな表情、カメラの前での見せ方に長けている。日本出身メンバーとして、日韓合作映画との相性も良い。

佐藤健との共演は話題性があり、作品がうまくはまれば、“女優サナ”の第一歩として大きなインパクトを残す可能性がある。

ただし、不安も小さくない。初演技でいきなり主演級の役を担うことは、決して簡単ではない。しかも相手は演技経験豊富な佐藤健だ。話題性が高いぶん、発声、表情、台詞回し、感情表現の細部まで厳しく見られることになる。

佐藤健
(写真提供=OSEN)佐藤健

アイドル出身だからという理由だけで疑われる時代ではない。しかし、アイドル出身だから大目に見られる時代でもない。

TWICEは、少女時代のようにメンバーそれぞれが音楽以外の領域でも長く生き残るグループになれるのか。それとも、世界的人気が演技評価に直結しないというBLACKPINKのほろ苦い前例をなぞるのか。

サナの初主演映画は、TWICEの“次の10年”を占う試金石になるかもしれない。

◇サナ プロフィール

1996年12月29日生まれ。本名は湊崎紗夏(みなとざき・さな)。大阪府出身。中学3年生の頃にJYPエンターテインメント関係者にスカウトされ、2012年から練習生に。2015年10月にTWICEのメンバーとしてデビューした。優れたビジュアルはもちろん、天真爛漫な性格とパフォーマンス時に見せる魅力的な仕草や表情もファンの心を掴んでいる。

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