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「もう連絡しないよう伝えるよ」彼に頻繁に連絡してくる女。距離を取らせたはずの彼のスマホを見た結果

  • 2026.6.29

真夜中に鳴る着信

彼の家に泊まった夜だった。

テーブルに置いた彼のスマホが、何度も短く震えて光った。

画面に出ていたのは、同じ女の子の名前。一度切れても、すぐにまたかかってくる。

「この子、さっきから何回もかけてきてるよ」

「ああ、ただの友達。気にしないで」

そう言いながら、彼は通知を伏せるようにスマホを裏返した。その仕草が、妙に引っかかった。

「正直、ちょっと不安なんだけど」

「ただの女友達だよ…わかった、もう連絡しないよう伝えるよ」

彼はその場でメッセージを打つ素振りを見せた。私はそれで、ひとまず安心したつもりでいた。

トーク画面の食い違い

ところが後日、また同じ番号から何度も着信が入っていた。彼は気まずそうに目を逸らす。

「ちゃんと伝えてくれたんだよね。画面、見せてもらっていい?」

渡されたトーク画面をたどって、私は言葉を失った。

「連絡しないで」という一文は、どこにもなかったのだ。

それどころか、毎日のように二人はやり取りを続けていた。私の不安をなだめたあの言葉は、ただの口先だけだったのだ。

「伝えるって、私に言ったよね。一回も送ってないじゃない」

「いや、口では言ったから。本当だって」

彼は苦しい言い訳を重ねた。その場をしのぐために、私に平気で嘘をついていた。

「じゃあ、もう連絡先を消して。それでこの話は終わりにしよう」

彼は私の目の前で、その子の連絡先を削除してみせた。

一件落着、のはずだった。

別名に隠れた正体

数日後から、今度は知らない名前の人物が、やたらと彼に連絡してくるようになった。妙に親しげで、頻度も異常だ。

私はSNSのフォロー一覧を、彼に開いてもらった。

プロフィールの写真を拡大した瞬間、確信に変わる。

「このアカ、あの子だよね?」

彼の顔から、すっと血の気が引いた。視線がスマホと私の間を何度も泳ぐ。

「ち、違う。たまたま似てるだけで……」

「連絡先を消した直後に、別の名前でフォローしてたんだ。手が込んでるね」

彼は反論しようと口を開き、そのまま声を飲み込んだ。最後はうつむいて、黙り込むしかなかった。

「浮気じゃない。それだけは信じてくれ」

「浮気かどうかより、何度も平気で嘘をついたことが無理。もう信じられない」

私はバッグを取って立ち上がった。引き止める言葉はなく、彼はただ小さくなって座っていた。

嘘を隠し通せると思っていた人が、見抜かれて固まっている。その背中を見て、別れを切り出してよかったと心から思えた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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