1. トップ
  2. エピソード
  3. 「貯金しろ」と育てられた子は貧乏になる? 給与がカットされ、お金に人生を振り回された娘の『その後』

「貯金しろ」と育てられた子は貧乏になる? 給与がカットされ、お金に人生を振り回された娘の『その後』

  • 2026.6.28

筆者の友人R子は、父から「貯金しろ」と言われることにうんざりしていたが、大人になって父の「真意」を初めて知って!?

画像: 「貯金しろ」と育てられた子は貧乏になる? 給与がカットされ、お金に人生を振り回された娘の『その後』

お金に細かい父

私の父は、とにかくお金に細かい人。
私が小学生の頃から

「無駄遣いするな」
「貯金しろ」
「欲しいものは本当に必要か考えろ」

が口癖で、私はいつもうんざりしていました。

高校生になると、友達が流行りの服やバッグを持っていて「私も欲しい」と思っても、父は

「まだ今の服が着れるだろう」
となかなか買ってくれず、

「ケチすぎる」
と少し根に持っていたことも。

人生楽しんだ方がいいじゃない!?

私が社会人になってからも、ボーナスの話になると

「大事に使いなさい」
「散財はしないように」

と小言ばかり。

私は内心、

「好きに使ってもいいじゃない」
「人生楽しんだ方がいい、ケチケチしててもつまらない」

と思っていました。

勤めている会社が経営不振に!?

ところが20代終わり、私の勤めている会社が経営不振になり、給与がカットされボーナスも無くなりました。

先行き不透明な状況に、周りの同僚は焦って副業を始めたり、転職活動をしたり。

そんな周囲をよそに、私は比較的気持ちに余裕がありました。

理由は、無駄遣いせずに貯めていたお金があったから。

「すぐに次を決めなくても大丈夫」
「立ち止まって考える時間はある、冷静に見極めよう」

と思えました。

その安心感は想像以上に大きく、

「備えていたお金があって良かった」
と心から思いました。

父の真意を初めて知る

久しぶりに実家へ帰った時、勤務先の話をすると、父は

「貯金は『自由でいるため』の道具だ」
「貯金があるなら、ゆっくり好きなように決めなさい」
と言ったのです。

ずっと「節約のため」だと思っていたので、父の発言にびっくりした私。

その時初めて、父は節約が好きだったのではなく、困った時に慌てなくて済むように「お金を大事に」と言っていたのだ、と気づきました。

父が授けてくれた習慣に感謝

子どもの頃は、お金にうるさいだけだと思っていたけど、父はお金ではなく「自由」の話をしていたのかもしれません。

私は買い物や旅行へ行くことも好きですが、普段は無駄遣いを控える生活習慣は、まさに父が授けてくれたもの。

通帳に少し余裕があると、不思議と心にも余裕ができ、色々なことを柔軟に考えたりチャレンジできるものです。

「貯金は自由でいるための道具」
という父の言葉を、今も大事に生活をしています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

元記事で読む
の記事をもっとみる