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「僕は異物でした。」『歌舞伎界のプリンス(34歳)』が赤裸々告白…幼少期の“予想外の過去”とは

  • 2026.7.7

テレビ朝日のポッドキャスト番組『アルコ&ピースの#文化人が1番やばい〜Produced by しくじり先生〜』は、お笑いコンビ『アルコ&ピース』の平子祐希さんと酒井健太さんがさまざまな分野の文化人ゲストを招き、その人生や本性に迫る番組。

#121の配信回では、ゲストには歌舞伎界から初のゲストとして、二代目 尾上右近さんが登場。3歳にして自らの意志で猛稽古を始めたという驚異の幼少期から、思春期に直面した大人たちの急な冷たさと身体の成長による大スランプ、そして客席の目線という最大の恐怖を乗り越えていく深い身体論が明かされました。

3歳で直訴した歌舞伎への執念!曾祖父の映像に圧倒された異物の幼少期

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(C)テレビ朝日

右近さんの「3歳からお稽古を始めた」という異例の経歴について切り込んだ平子さん。「世襲制のイメージからやらざるを得ないと思われがち」といった世間のイメージがあるという平子さんに対し、右近さんから返ってきたのは「自分の意志で始めたいと言った」という衝撃の事実でした。

きっかけは、祖母の家で目にした曾祖父の映像。前半は優雅な女方の役、後半は獅子になって長い毛を振り回すという、一人の人間が鮮やかに変わる姿に圧倒されたといいます。ヒーローは努力しても実際変身はできないものの、歌舞伎は稽古をして準備をすれば曾祖父のようになれる可能性があると子どもの時に説明を受けた右近さんは、「じゃあもう今すぐ始めたい」と思い立って稽古を始めたそうです。

幼稚園では周りの子が恐竜や車に夢中になるなかで、一人ひたすら歌舞伎の絵を描いていたという右近さんは「僕は異物でした。ずっと協調性ゼロでした」と振り返ります。大人たちがこれほどまでのめり込むとは想像もしていなかったなかで、自ら芸の道へと飛び込んでいった早熟な執念を明かした右近さん。周囲との調和を拒んでまで芸の道にのめり込んだその執念は、まさに生まれながらの表現者としての宿命を感じさせます。

本気の演技を「可愛い」と笑われた屈辱と役者の家ではないがゆえの千秋楽の涙

さらに話題は、7歳で迎えた初舞台のエピソードへ。酒井さんから「4年かかんだ」と驚かれるも、右近さんにとって毎日舞台に立てることは「天国」であり、子ども心に「やることは同じなんですけど、クオリティを上げたい」と職人さながらのこだわりを持っていたといいます。

しかし、そんな本気の右近さんを悩ませたのが、大人の観客たちのリアクションでした。子どもが本気で舞台に挑む姿の可愛いらしさから、お客さんは朗らかな笑みを浮かべることが多かったという当時。しかし、真剣に稽古の成果を披露している右近さんにとっては、「なんだそれ!バカにしてんのか!」と憤りを感じていたのだとか。落ち着いた表情から突然激しい剣幕を見せる右近さんに、アルピーの2人は大爆笑!

さらに、興行の最終日を迎えると「明日からやれないっていうのが受け止めきれなくて、千秋楽の次の日は大泣きした」と回想。歌舞伎役者の家系ではない右近さんにとって、次も舞台に呼ばれる保証はどこにもなく、「思い出作りで立てたからいいよねって、一生舞台に出させてもらえないかもしれない」という現実的な不安と戦っていたという健気な舞台裏を告白しました。わずか7歳で、すでにプロとしての矜持が芽生えている右近さんに驚きを隠せません。

15歳で直面した大人たちの急な冷たさと身体の成長に抗うブルを狙う過酷な調整

しかし、そんな神童としての時代を経て、15、16歳の思春期に右近さんは大きな壁にぶつかります。変声期に加え、急激に身体が大きくなったことで、これまでの技術が一切通用しなくなったのです。

「子どもの時は目いっぱい体を使って踊ればアゲてくれた大人たちが、急に冷たいというか、ちゃんとした『大人』の対応をしてくるようになった」と語る右近さん。身体が大きくなった分、わずかなブレも“粗”として目立ってしまい、大人たちから「できていない」と突き放される日々。右近さんは当時のスランプを「元気よくダーツの矢を投げれば良しとされたのが、もうブルに入れなきゃいけなくなってる」「何この世界また全然違うってなって、めちゃくちゃ空回ってました」と例え、酒井さんも「調整しなきゃいけないんだ」とその過酷さに絶句します。

役がもらえず「辞めた方がマシだ」と思うほど焦りと悔しさに苛まれながらも、「諦めかけたときに良いことがあって」とタイミングに恵まれた出来事が多かったという右近さん。3歳での運命的な直訴から、7歳での孤独なプロ意識、そして15歳で直面した冷徹な現実まで、歌舞伎という伝統芸能に右近さんがいかにして向き合ってきたかが分かる壮絶なドキュメンタリーにスタジオは終始圧倒されっぱなしでした。


アルコ&ピースの#文化人が1番やばい〜Produced by しくじり先生〜【テレビ朝日】
歌舞伎界のプリンスに聞く、知られざる梨園の世界にアルピー驚愕! #121

[配信日時]2026年6月23日
[出演者]平子祐希(アルコ&ピース)、酒井健太(アルコ&ピース)、尾上右近
[番組URL]https://youtu.be/WiCy6kirJdE?si=dzD9Npw8LCT1hQ1v

(C)テレビ朝日

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