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「今日はいつもと違うんですね」毎日感じる視線→車両を変えた数日後にホームで放った一言に恐怖

  • 2026.6.23

同じ車両で続いた、刺さるような視線

仕事帰りはいつも同じ時間の電車に乗っていた。

最寄り駅から会社の最寄り駅まで一本で行ける路線で、座席は限られているから自然と顔ぶれも決まる。

最初は意識していなかった。

けれどある時期から、斜め向かいに立つ男の視線が異常に長いことに気づいた。

読んでいる文庫本のページからこちらに目を上げ、降りるまで動かさない日が続いた。

髪型も服装も特徴のない、四十前後の男性。降車駅まで毎日同じ車両、同じ位置。

改札を出ても背後に気配がついてくる。

コンビニに寄り道をすれば、ガラス越しに外で立っているのが見えた。

私が雑誌コーナーで時間を潰しても、買い物せず駐車場の方を眺めているだけだった。声をかけられたことは一度もない。それが余計に気味悪かった。

「気のせいだ」と自分に言い聞かせるのは無理だった。

乗る時間を1本ずらし、車両も中ほどから先頭寄りに変えた。これで切れるはずだと信じた。同じ車両を続けて使わないこと、駅の出口も日によって変えること、いくつかルールを自分に課して数日過ごした。

ホームで投げかけられた決定的な一言

変更から数日後、退勤して同じ駅のホームで電車を待っていた。

スマートフォンに目を落としていると、背後から穏やかな声が降ってきた。

「今日はいつもと違うんですね」

振り向くと、あの男だった。距離は一歩分。表情には何の感情も乗っていなかった。

一度も会話を交わしたことがない相手が、私の乗車パターンの変化を把握している。その意味を理解した瞬間、背筋が凍った。返事はできなかった。曖昧に頷いて電車に乗り、終点まで席を立てなかった。

家に着いてから家族に全部話した。翌日から父が車で駅まで迎えに来てくれることになり、通勤の時間そのものをずらした。

職場のフロアまで上がる前に、必ず周囲を確認する癖もついた。あの男がその後どうなったかは知らない。ただ、毎日同じ電車に並ぶ誰かが、ずっと一人を観察し続けていたという事実だけは消えなかった。今でも電車内で長く目が合うたびに、あの一言が頭の中で再生される。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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