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ジェイ・Zとエミネムが25年ぶりに同じ曲へ——ヒップホップの“レジェンド”新作で実現

  • 2026.6.19

ヒップホップ界の二大スター、ジェイ・Zとエミネムが、25年ぶりに同じ楽曲に参加することがわかった。舞台となるのは、両者が敬愛するレジェンド、ラキムの新アルバム。ファンを沸かせる“再共演”の実現に、SNSも盛り上がっている。(フロントロウ編集部)

「Renegade」以来、25年ぶりの共演

米Rolling Stoneによると、ヒップホップの伝説的ラッパー、ラキムの新アルバム(8月28日リリース予定)に、エミネムとジェイ・Zがそろって参加することが明らかになった。

この2人が同じ楽曲に参加するのは、2001年にジェイ・Zのアルバム『The Blueprint』に収録された名曲「Renegade」以来、実に25年ぶりだ。当時から互いをトップランナーとして認め合ってきた2人の再共演に、長年のファンからは驚きと歓喜の声が上がっている。

“フルのラップ”ではない、レジェンドへの敬意

ただし、ここで押さえておきたい点がある。

Rolling Stoneによれば、この楽曲で2人がそれぞれ本格的なラップ・バースを披露するわけではないという。関係者の説明では、あくまでラキムへの敬意を表す“インタールード(間奏的な小品)”という位置づけだそうだ。主役はあくまでレジェンドであるラキムであり、2人はそこに花を添える形となる。期待が先行しがちな話題だけに、内容を正しく捉えておきたい。

“神”と呼ばれるラキムの存在感

しかし、それでもこの共演が大きな話題を呼ぶのには理由がある。

ラキムは、1980年代に「エリック・B&ラキム」の一員として頭角を現して以来、数多くのラッパーから“ヒップホップの神”とも称されてきた伝説的存在。卓越した韻の踏み方となめらかなフロウは、後続のラッパーたちに計り知れない影響を与えてきた。その新作に、ジェイ・Zとエミネムという後続世代の頂点に立つ2人が敬意を込めて集う——この構図自体が、ヒップホップの歴史の重みを物語っている。

名曲「Renegade」の記憶

2人が前回タッグを組んだ「Renegade」もまた、ヒップホップ史に残る一曲として語り継がれてきた。

2001年にジェイ・Zのアルバム『The Blueprint』に収録されたこの曲では、エミネムがプロデュースと客演の両方を担い、その圧倒的なバースが大きな話題を呼んだ。2人の超大物が同じトラックの上で火花を散らした名曲として、ファンの記憶に深く刻まれている。それから四半世紀を経て、今度は“師”とも言うべきラキムの作品で再び顔を合わせるというのだから、感慨もひとしおだ。

ヒップホップが受け継ぐ“敬意”の文化

しかし、この一件が象徴するのは、ジェイ・Zとエミネムの再共演だけではない。

ヒップホップというジャンルには、先人へのリスペクトを音楽の形で示す文化が根づいている。現在のスターたちが、自分たちに道を切り開いてくれたレジェンドに敬意を払い、その作品に喜んで名を連ねる——今回の出来事は、まさにその精神を体現したものだ。ジェイ・Zもエミネムも、それぞれの時代を築いてきた“生けるレジェンド”でありながら、なお自らのルーツに敬意を払う。その姿勢こそ、世代を超えて愛され続けるヒップホップの強さなのかもしれない。アルバムの全容が明らかになる日を、ファンは心待ちにしている。

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