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【老眼】「小さい文字が見づらくなる」だけじゃない!?放置すると生活レベル低下…眼科医が説く“初期サイン”

  • 2026.6.18
老眼の初期サインとは?(画像はイメージ)
老眼の初期サインとは?(画像はイメージ)

40歳の頃から、「最近、スマホを少し離さないと見えづらい」「夕方になると小さい字を見るのがつらい」「何だか目が疲れる」など、目に変化を感じる人が増えてきます。その代表的な症状が「老眼」です。

ただ、いわみ眼科(兵庫県芦屋市)理事長で眼科医の岩見久司さんは、老眼は単純に「小さい文字が見えにくくなる」だけではないと指摘します。そこで、老眼の初期サインや対処法などについて、岩見さんが解説します。

近視や遠視の人でも老眼になる

そもそも、老眼とは、目のピント調節力が低下し、近くにピントを合わせにくくなる状態です。

人の目には「水晶体」というレンズがあり、近くを見る時には厚みを変えてピントを合わせています。しかし加齢とともに、このレンズが少しずつ硬くなり、ピント調節がしにくくなります。これが老眼です。

一般的には40歳ごろから始まり、誰にでも起こります。「視力が良い人だけが老眼になる」と勘違いされることがありますが、それは誤解です。近視の人でも、遠視の人でも老眼は起こります。

老眼と近視、遠視の違いは?

ここで近視、遠視、老眼はそれぞれ何が違うのか、気になる人は多いと思います。近視は「遠くが見えにくい状態」、遠視は「遠くも近くもピントを合わせるのに労力がかかり、目が疲れやすい状態」、老眼は「近くにピントを合わせる力が低下した状態」です。つまり、原因そのものが異なります。

近視の人は、眼鏡を外すと近くが見えることもあるため、「まだ老眼ではない」と感じやすいことがあります。

ただ最近は、スマホやパソコンなど、近くを見る時間が非常に増えています。そのため、老眼に加えて眼精疲労やドライアイも重なり、「なんとなくつらい」と感じる人が増えています。

老眼のサインとは?

老眼の初期には、「見えない」より先に、“疲れ”として症状が出ることがあります。例えば、次のような変化が生じた場合、老眼が始まったサインかもしれません。

【老眼を疑うべきサイン】・スマホを離さないと見づらい・夕方になると、細かい文字を見るのがつらい・読書をしたり、スマホを見たりしているときに疲れる・ピントが合うまで時間がかかる・肩こりや頭痛が増えた・近くを見た後、遠くが見えるようになるまで時間がかかる

特に最近は、長時間スマホを見る生活の影響で、「まだ見えているけれど疲れる」というタイプの老眼が増えている印象があります。

老眼の対処法は?

もし老眼の可能性がある場合、まず大切なのは、「我慢し過ぎないこと」です。老眼鏡に抵抗感を持つ人も少なくありませんが、無理を続けることで、眼精疲労や肩こり、頭痛、集中力低下につながることがあります。

最近では、老眼鏡、遠近両用眼鏡、コンタクトレンズなど、選択肢も増えています。「見えるようにする」というより、“疲れにくくする”ために調整するイメージです。

老眼そのものが失明につながるわけではありません。しかし放置することで、「本を読まなくなる」「細かい作業が億劫(おっくう)になる」「スマホや仕事で疲れやすくなる」「外出や趣味が減る」といった形で、生活の質が下がることがあります。

「年だから仕方ない」で終わらせず、快適に見える環境を整えることはとても大切です。 見えることは、読書や料理、仕事、運転、趣味、人とのコミュニケーションなど、毎日の生活そのものにつながっています。

「最近、目がちょっと疲れる」という小さな変化こそ、目からのサインかもしれません。そんなときは眼科を受診するのをおすすめします。

オトナンサー編集部

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