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「これは面白い!」W杯オランダ戦、2-2土壇場ドロー直後に…日本国民が“テレビに釘付け”とバレたワケ

  • 2026.6.15
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

東京都水道局によると、2026年6月15日(月)早朝に行われたFIFAワールドカップ・日本対オランダ戦では、試合の放送中、東京都の水道使用量にも普段とは異なる変化が記録されていたそうで、「これは面白い!」とSNSで話題を呼んでいます。

また、前回大会のカタール大会でも、同様に特徴的な波形が刻まれた模様。今回は、東京都水道局が公開したデータをもとに、サッカー観戦と水道使用量の意外な関係について見ていきます。

前回大会、カタール大会4試合に共通して見られた波形

東京都水道局のウェブサイトでは、スポーツイベントや大規模行事などに伴う配水量の変化について、さまざまな資料が公開されています。

まずはその中から、2022年のFIFAワールドカップ・カタール大会における以下日本代表戦4試合のデータを見ていきます。資料では、当日の配水量と平均値が比較されており、人々の行動の変化が分かりやすく示されています。

  • 令和4年11月23日(水) 日本対ドイツ戦
  • 令和4年11月27日(日) 日本対コスタリカ戦
  • 令和4年12月2日(金) 日本対スペイン戦
  • 令和4年12月6日(火) 日本対クロアチア戦

いずれの試合でも、おおむね共通した波形が観測されています。試合開始前は平均を上回って推移し、キックオフを迎えると平均を下回ります。ハーフタイムには水道使用量が一時的に大きく上昇し、後半開始とともに再び下がり、試合終了の前後で急上昇するという流れです。

延長戦までもつれた日本対クロアチア戦では、追加された試合の合間にも使用量が上がる様子が読み取れます。なお、2018年に開催されたFIFAワールドカップ・ロシア大会のときも、似たグラフの動きが見られていたと紹介されています。

早朝4時開始でも動いた、スペイン戦の特異な一夜

注目を集めたのが、午前4時にキックオフを迎えた日本対スペイン戦のグラフです。本来であれば使用量がもっとも少ない時間帯ですが、キックオフ前から平均を上回って推移しています。観戦のために早起きをした人が多かったことが背景にあると考えられます。

キックオフ後は使用量が低い水準で推移し、ハーフタイムに大きく増加。後半に入っても試合中は使用量が抑えられた状態が続き、試合終了直後には急上昇しました。その後は朝の支度の時間帯と重なる形で、平均に沿った動きへと戻っていきます。

このグラフからは、試合中は観戦に集中する一方、ハーフタイムや試合終了直後にトイレや入浴などの水回りの利用が一気に動くという、観戦時の生活リズムが浮かび上がります。

2026年W杯オランダ戦でも記録された、逆転劇と水道使用量の連動

そして、2026年6月15日(月)早朝に行われたFIFAワールドカップ2026・1次リーグの日本対オランダ戦でも、東京都水道局が当日の区部(主要)配水量の変化を公開しました。放送開始は午前4時、試合開始は午前5時という深夜〜早朝の時間帯にもかかわらず、グラフには試合の展開と連動した特徴的な波形が刻まれています。

放送開始の午前4時から試合開始の5時にかけて、当日の配水量は比較日(6月8日)を上回りながら緩やかに推移。試合が始まると上昇は落ち着き、前半中は比較的平坦な動きが続きます。前半のハイドレーションブレイク(5:22〜5:25)で小さな山が現れたものの、その後も使用量は抑えられた状態のまま、ハーフタイムを迎えて一気に急上昇しました。

後半が始まると再び使用量は停滞し、オランダ先制の後半6分(6:09)、日本同点の後半12分(6:15)、オランダ追加点の後半19分(6:22)と目まぐるしくスコアが動く間も、グラフはほぼ横ばいで推移します。

特に注目されるのが、後半44分(6:47)の日本同点ゴール(2-2)の直前から試合終了(6:55)にかけての動きです。この時間帯、当日の配水量は比較日を大きく下回ったまま推移しており、土壇場の同点劇に向けて多くの人がテレビに釘付けになっていた様子がデータにも表れています。試合終了後は朝の支度の時間帯と重なりながら急上昇し、7時台には比較日の水準に収束しています。

試合中は観戦に集中して水回りの利用が抑えられ、ハーフタイムと試合終了のタイミングで一斉に動き出すという構造は、カタール大会のデータとも重なります。水道局はこうした急激な変動に備え、あらかじめ水量・水圧の調整を行っているといいます。ゴール直後の歓声の裏側で、静かにインフラを支える仕組みが今朝も動いていました。

X(旧Twitter)に広がった「私も影響を与えた」という受け止め

公開されたグラフに対しては、X(旧Twitter)で自身の観戦経験と重ね合わせる声が広がりました。「トイレやお茶を入れるタイミングが重なるから面白い」という納得や、「自分も微力ながら影響を与えたかもしれない」という共感が中心で、ハーフタイムや試合終了時に動いてしまう自分の行動をグラフに重ねる見方が目立ちました。

一方で、「こんな見えない仕事をしてくれていたとは。感謝です」といった、急激な変動の裏で水量や水圧の調整を続けている水道事業への感謝の声も見られました。観戦の盛り上がりと暮らしを支える仕組みが、同じ画面の中で重ねて受け止められた形です。

観戦の熱気が示した、暮らしのインフラの存在感

W杯のような大きな試合は、テレビの前に多くの人を引き寄せ、生活のリズムを一時的にそろえます。東京都水道局のグラフは、その瞬間瞬間の動きを、配水量という日常のデータを通して見せてくれます。

次に大きな試合がある夜、ハーフタイムに立ち上がって蛇口をひねるとき、同じタイミングで水を使っている人が街にたくさんいることを想像してみると、いつもの一杯の水が少し違って見えるかもしれません。


参考:
イベント放映時の水使用量の変化(東京都水道局)

サッカーワールドカップ2022 令和4年12月2日(金)  グループリーグ 日本 対 スペイン戦 区部(主要)配水量の変化(東京都水道局)

FIFAワールドカップ2026 令和8年6月15日(月) 1次リーグ 日本×オランダ戦 区部(主要)配水量の変化(東京都水道局)

 

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