1. トップ
  2. スポーツ
  3. コナテだけじゃない「今夏0円で獲得可能なスーパースター」TOP8

コナテだけじゃない「今夏0円で獲得可能なスーパースター」TOP8

  • 2026.6.7

主に秋春制で行われているヨーロッパのサッカーリーグ。ほとんどの選手は7月1日〜6月30日の期間で契約が結ばれており、今月末には所属クラブを失う者も多い。フリーエージェントになった選手は移籍金が発生しないため、他のクラブにとっては格好のターゲットだ。

今回は『Football365』より、「今夏契約満了となり、フリーで獲得可能なサッカー選手」のトップ7をご紹介する。

イブラヒマ・コナテ

退団するクラブ:リヴァプール

今夏のマーケットにおいて、イブラヒマ・コナテは最も魅力的なフリーエージェントの一人と言えるだろう。27歳という年齢はまさに全盛期であるし、圧倒的なフィジカルと最高峰の舞台での経験を兼ね備え、プレミアリーグでの実績も十分だ。

リヴァプール退団の理由はクオリティの欠如ではなく、契約満了を前に条件面で合意に至らなかったことにある。これほどのセンターバックが移籍金なしで手に入る機会は滅多にない。最終シーズンには不安定な場面も見られたが、そのスピード、パワー、そしてチャンピオンズリーグ級の経験値は依然として極めて高い価値を持つ。

レアル・マドリー、PSG、バイエルン、チェルシーらが関心を示していると報じられており、争奪戦のレベルがその実力を物語る。即戦力の守備リーダーを求めるクラブにとって、高額な給与を払う価値のある稀有なチャンスだ。

ドゥシャン・ヴラホヴィッチ

退団するクラブ:ユヴェントス

ユヴェントスにおけるドゥシャン・ヴラホヴィッチの物語は長らく複雑な様相を呈してきたが、フリーでの退団となれば間違いなく劇的な結末となる。

欧州屈指の若手ストライカーとして鳴り物入りで加入したものの、怪我や戦術の変更、そして給与の問題が常に彼の将来に影を落としてきた。イタリアからの報道によれば、契約延長交渉は金銭面や契約ボーナスの要求がネックとなり停滞。ユヴェントス側は早期の決着を望んでいたが、クラブ自体の財政難や近年の成績不振が状況を難しくした。

ピッチ上では、左足の破壊力、ボックス内での存在感、少ないタッチでゴールを陥れる決定力など、依然として希少な能力を発揮している。バイエルンやニューカッスル、ナポリなどが噂に上がる中、もし彼がフリーになれば今夏最大の目玉の一人となるだろう。

ベルナルド・シウヴァ

退団するクラブ:マンチェスター・シティ

ベルナルド・シウヴァがマンチェスター・シティを0円で去ることになれば、一つの時代の終焉を感じさせる。長年グアルディオラ監督が最も信頼を寄せた選手の一人であり、中盤、ウイング、プレス、コネクター、そしてビッグマッチでの勝負強さと、一人で何役もこなしてきた。

彼の契約状況は、かねてより報じられてきた「新たな挑戦(特にスペイン)」への渇望とリンクしている。バルセロナが意中の移籍先として繰り返し名前が挙がっており、最近の報道では移籍実現のために減俸も辞さない構えだという。また、異なるプロジェクトと好条件を提示するアトレティコ・マドリーも候補に浮上している。

31歳という年齢から長期的な投資とは言えないが、そのセンスは今なおエリート級。ゲームを支配する技術と経験を求めるクラブにとって、彼はチームを根底から変える「究極のフリー移籍」となるはずだ。

ユリアン・ブラント

退団するクラブ:ボルシア・ドルトムント

ボルシア・ドルトムントからの退団がすでに公式発表されたユリアン・ブラント。それは非常に「成熟した別れ」のように映る。ドルトムント側は契約満了に伴う退団を認め、ラース・リッケン氏も「双方が新たな方向へ進むべき適切なタイミングだという認識で一致した」と語っている。

クラブでの7年間は、華麗なテクニックや鮮やかなアシストで魅了する一方、不安定さを批判される時期もあった。今季も欧州の舞台で重要なゴールに関与するなどクオリティを見せたが、クラブはより若い、あるいは異なるプロフィールの選手を中心に据える準備が整ったという。

アトレティコ・マドリーが関心を示しており、選手自身もスペイン移籍に魅力を感じているという。フリーで獲得できるブラントはギャンブルではなく、中盤と前線の繋ぎ役に経験値を求めるチームにとって、即座に質を向上させてくれるはずだ。

ジェイドン・サンチョ

退団するクラブ:マンチェスター・ユナイテッド(※アストン・ヴィラにローン移籍中)

ジェイドン・サンチョがフリーエージェントになるという事実は、彼のキャリアがリセットを必要としていることを物語っている。ドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに加入した際、彼はプレミアリーグを象徴するサイドアタッカーになると期待されていた。しかし、オールド・トラッフォードでの日々は不調、戦術的な混乱、レンタル移籍、そしてクラブとの関係悪化に翻弄された。

今季限りでユナイテッドは契約を更新しない見込みで、サンチョ本人はプレミア残留を希望。現在貸し出されているアストン・ヴィラなど、複数のクラブが関心を示しているとされる。

ただ、鍵となるのは給与だ。以前の賃金は破格だったが、次の契約では減俸が避けられないだろう。この夏、彼が再びエリートへと返り咲くのか、それとも「過去の人」となるのか、大きな岐路に立たされている。

ジョン・ストーンズ

退団するクラブ:マンチェスター・シティ

ジョン・ストーンズのフリー移籍は非常に興味深いケースだ。グアルディオラ監督の下で見せた彼の最高のパフォーマンスは、センターバックの概念そのものを変えた。単なる守備者ではなく、中盤へと進出してマンチェスター・シティのゲームを支配するハイブリッドな役割を確立した。

ただ、近年は怪我や競争激化により出番を減らしており、契約満了での退団が有力視されている。バイエルン、エヴァートン、ACミラン、ユヴェントス、インテルといった名門が噂に名を連ねるが、中でもヴァンサン・コンパニ率いるバイエルンは注目の存在だ。

30代に突入したストーンズにとって、最大の懸念は能力よりも稼働率になるだろう。しかし、コンディションさえフィットしていれば、戦術眼、技術的な安定感、そして複数ポジションをこなせる稀有なプロファイルは健在である。

レオン・ゴレツカ

退団するクラブ:バイエルン・ミュンヘン

レオン・ゴレツカのバイエルン退団は、一つのサイクルの終わりを告げるものだ。長年、彼はパワフルなランニング、攻守に顔を出すエネルギー、そして中盤からの得点力でバイエルンの肉体的な優位性を象徴し、多くのタイトルをもたらしてきた。

しかし、監督交代を経てその立ち位置は不安定になっており、最終的にクラブは契約を更新しない決断を下した。移籍先としてはACミランが有力視されており、長期契約に向けた交渉が予想されている。

セリエAの環境は、彼の経験やゴール前への飛び出しという特長を活かすには最適だろう。毎週同じような身体的強度を維持できるかという懸念はあるものの、その実績に疑いの余地はない。リーダーシップとCL経験、そして中盤のフィジカル強度を求めるクラブにとって、ゴレツカは最も注目すべきフリーの選択肢だ。

鎌田大地

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

退団するクラブ:クリスタル・パレス

鎌田大地は、今夏最もエレガントでお買い得なフリーエージェントになる可能性がある。2024年に2年契約でクリスタル・パレスに加入し、恩師オリヴァー・グラスナーと再会した彼だが、引き留めを図るクラブ側をよそにその去就は不透明となっている。

パレスはヨーロッパでの成功を受け、鎌田とアダム・ウォートンの残留を望んでいるとされるが、イタリア方面からの関心も報じられている。状況はクラブの戦術的な方向性や、自身の強みを最大限に活かせるシステムを求める本人の希望に左右されそうだ。

典型的なアスリートではないが、インテリジェンス、プレスのタイミング、そして10番やボランチ、サイドでもプレーできる多才さを備える。彼のスタイルを理解する指揮官の下であれば、緻密な構成力を求めるクラブにとって、鎌田は最高の補強になるに違いない。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる