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「嘱望」って読める? ビジネスシーンで読み間違いが多い漢字クイズ<7問>

  • 2026.6.7

ビジネス文書や人事評価の場面で登場する言葉のなかには、見慣れているはずなのに正しく読めないものが少なくありません。なんとなく雰囲気で読んでいると、会議の場で恥ずかしい思いをすることも。今回はビジネスシーンで見かける漢字に挑戦してみましょう。

人事異動の発表や、昇進の際に「〇〇さんは大いに期待されている」という意味で使われる表現があります。

ビジネス文書や新聞記事でよく目にする言葉なのですが、正しく読める人は意外と少ないもの。今回は特定の漢字の読み方に挑戦してみてください。7問全て答えられるでしょうか。

問題1

「嘱望」は何と読むでしょう?

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ヒント

  • 「嘱」は「たくす」や「まかせる」という意味
  • 人事評価で「大いに期待される」場面で登場する表現です

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:嘱望(しょくぼう)

意味

「嘱望(しょくぼう)」とは、「ある人の将来に大きな期待をかけること」を意味します。「嘱」は「たくす」「まかせる」という意味の字で、「望」は「のぞむ」「期待する」という意味。つまり「期待をかけて見守る」という意味の熟語です。

語源としては中国の古典に由来する表現で、格調高い文語的な言い回しとされています。現代では人事評価や人物紹介の場面で「〇〇さんは嘱望される若手社員である」といった形で使用されることが多く、ビジネス文書や新聞記事に頻出します。

誤読が多い理由は、「嘱」という字が常用漢字表に含まれながらも、日常生活ではあまり使う機会がなく、音読みの「しょく」が定着していないためです。「しょくぼう」と正しく読めると、文章全体の格調が理解でき、人物評価の文脈をより深く読み取ることができます。

問題2

「更迭」は何と読むでしょう?

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ヒント

  • 「役職や地位にある人を別の人に変えること」という意味

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:更迭(こうてつ)

意味

更迭(こうてつ)」とは、「ある役職や地位に就いている人を別の人に変えること」を意味します。「更」は「かわる」「あらためる」という意味を持ち、「迭」もまた「かわる」「いれかわる」という意味を持っています。

2つの似た意味の漢字を重ねることで、人事の入れ替えを強調した熟語です。誤読の理由として、形が似ている「送」につられて「こうそう」と読んでしまったりするかもしれません。

実際の使用例としては、ニュースや新聞で「大臣を更迭する」や、ビジネスシーンで「プロジェクトリーダーが更迭された」のように使われます。覚え方として、「迭」には「代わる代わる・入れかわる」という意味があり、音読みは「テツ」です。「更迭(こうてつ)の『てつ』=人が入れかわること」とイメージで結びつけておくと、読み間違いを防ぐことができます。

問題3

「踏襲」は何と読むでしょう?

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ヒント

  • 「前人のやり方や方針をそのまま受け継ぐこと」という意味

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:踏襲(とうしゅう)

意味

「踏襲(とうしゅう)」とは、「前人のやり方や方針、形式などをそのまま受け継いでいくこと」を意味します。「踏」は「足でふむ」「その通りに行う」という意味であり、「襲」は「かさねる」「受け継ぐ」という意味を持つ漢字です。

つまり、先人が歩んだ道をそのままなぞることを表しています。よくある誤読の理由として、「踏」の訓読みである「ふむ」に引っ張られて「ふしゅう」と読んでしまうことが挙げられます。

ビジネスシーンでの実際の使用例としては、「前任者のやり方を踏襲する」や「従来の方針を踏襲して業務を進める」といった形で頻繁に用いられます。覚え方としては、同じ「踏」を使う熟語である「踏破(とうは)」や「舞踏(ぶとう)」の「とう」と同じ音読みであると意識すると、スムーズに「とうしゅう」と読むことができます。

問題4

「造詣」は何と読むでしょう?

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ヒント

  • 「特定の分野について、深く優れた知識や理解を持っていること」という意味

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:造詣(ぞうけい)

意味

「造詣(ぞうけい)」とは、「特定の学問や芸術、技術などの分野について、深く優れた知識や理解を持っていること」を意味します。「造」は「いたる」「行き着く」という意味合いを持ち、「詣」は「奥深いところに到達する」という意味を持っています。

2つの漢字が組み合わさることで、学問や技術の極みに達している状態を表すようになりました。誤読が多い理由は、「詣」の右側が「旨(し)」であることから「ぞうし」と読んでしまったり、形が似ている「指」につられてしまったりするためです。

実際の使用例としては、「彼は日本文学に造詣が深い」や「美術への造詣が求められる業務」といった形で、人物の評価や紹介の場面でよく使われます。「初詣(はつもうで)」の「詣(けい)」と同じ漢字であると認識し、「学問の奥深くに詣でる(いたる)」と覚えるのがおすすめです。

問題5

「漸減」は何と読むでしょう?

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ヒント

  • 「数量がだんだんと減っていくこと」という意味

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:漸減(ぜんげん)

意味

「漸減(ぜんげん)」とは、「数量や規模がだんだんと減っていくこと、あるいは少しずつ減らすこと」を意味します。「漸」という漢字には「だんだん」「しだいに」という意味があり、「減」は「へる」ことを表します。

つまり、急激な減少ではなく、徐々に数値が下がっていく様子を示す熟語です。よくある誤読の理由として、「漸」という字の右側にある「斬」の音読み「ざん」に引きずられて、「ざんげん」と読んでしまうケースが非常に多く見られます。

実際の使用例としては、ビジネスの業績報告や経済ニュースなどで「売上高が漸減傾向にある」や「在庫を漸減させる方針だ」といった形で用いられます。覚え方としては、「だんだん」を意味する「漸次(ぜんじ)」や、少しずつ進むことを意味する「漸進(ぜんしん)」と同じ漢字・読み方であると結びつけておくと確実です。

問題6

「瑕疵」は何と読むでしょう?

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ヒント

  • 「きず」や「欠点」、法律上の「欠陥」という意味

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:瑕疵(かし)

意味

「瑕疵(かし)」とは、本来あるべき機能や品質が備わっていない「欠陥」や「きず」「欠点」を意味する言葉です。「瑕」は「玉のきず」を意味し、「疵」もまた「きず」や「あやまち」を意味する漢字です。

同じような意味を持つ2つの漢字を重ねて、完全ではない状態を強調しています。誤読の理由として、「瑕」の字の右側が「暇(ひま)」に似ているため「ひし」と読んだり、「疵」を「ひ」と読んで「かひ」と間違えたりすることが挙げられます。

実際の使用例としては、ビジネスの契約書や不動産取引において「瑕疵担保責任を負う」や「システムに重大な瑕疵が見つかる」といった形で頻繁に登場します。覚え方としては、「無瑕(むか)」などの熟語を連想し、どちらの漢字も「きず」を表す専門用語としてセットで頭に入れておくのが効果的です。

問題7

「敷衍」は何と読むでしょう?

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ヒント

  • 「意味をおしひろげて、詳しく説明すること」という意味
  • 読み方は「しきえん」ではありません

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:敷衍(ふえん)

意味

「敷衍(ふえん)」とは、「言葉の意味や文章の趣旨を押し広げて、わかりやすく詳しく説明すること」を意味します。「敷」は「しく」「ひろげる」という意味を持ち、「衍」もまた「あふれる」「ひろがる」という意味を持つ漢字です。

2つの漢字を組み合わせることで、事柄を広く展開して解説するという意味合いになります。誤読が多い理由は、「敷」の訓読みである「しく」に引っ張られて「しきえん」と読んでしまったり、「衍」の字が見慣れないため「こう」などと適当に読んでしまったりするためです。

実際の使用例としては、会議やプレゼンテーションの場で「先ほどの説明を敷衍しますと」や、学術文書で「提示された理論を敷衍して考えると」といった形で使われます。「敷」の音読み「ふ」を使う熟語である「敷設(ふせつ)」と一緒に覚えておくと、読み間違いを防げます。

まとめ

ビジネス文書や人事評価の場面で登場する難読漢字をご紹介しましたが、いくつ正しく読めたでしょうか。なんとなく見過ごしがちな言葉でも、正確な読み方と意味を知ることで、書類の意図をより深く理解できるようになるはずです。

今回取り上げた漢字は、どれもビジネスシーンで頻繁に使われる重要な表現ばかり。正しく読めるようになれば、会議や商談の場でも自信を持って発言できるようになります。

出典:デジタル大辞泉(小学館)、コトバンク

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