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幼い頃に両親を亡くし、同じ施設で育ちながら…“路上生活”と“現場責任者”に分かれた2人の男性。将来の道を分けた“違い”とは

  • 2026.6.27
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(C)ケニア! 〜サイテーでサイコーの子どもたち〜

『ケニア! 〜サイテーでサイコーの子どもたち〜』は、NGO「モヨ・チルドレン・センター」の日常を届けるポッドキャスト番組。この施設は、ケニアで行き場をなくした子どもたちが集まり、共同生活を送る場所です。

モヨ・チルドレン・センター代表の佐藤南帆さんと、ノンフィクションライターの泉秀一さんがパーソナリティーを務め、厳しい環境で生まれ育った子どもたちの、最高にユニークな成長ストーリーを発信しています。

今回の主役は、13歳の少年ユスフ君。4歳から施設で育ち、12歳で母を亡くすなど、過酷な生い立ちを抱える男の子です。佐藤さんのお話から、彼のお父さんとモヨのスタッフの驚くべき関係性が明らかになりました。

モヨの現場責任者・ブライアンと、ユスフの父は「同じ施設」の出身だった

ユスフ君の生い立ちを語る中で、佐藤さんは思いがけないエピソードを明かしました。それは、路上で暮らすユスフ君のお父さんと、モヨの現場責任者・ブライアンさんについてのお話です。

ブライアンさんもまた、幼い頃に両親を亡くし、施設で育った人物です。そして驚くことに、ブライアンさんとユスフ君のお父さんは、かつて同じタイミングで同じ施設にいたことがあるのだそう!

ユスフ君のお父さんを見たとき、ブライアンさんは「お!あのときの!」とすぐ気づいたのだとか。同じ場所で育った2人が、長い時を経て思わぬ形で再びつながる…なんとも不思議なめぐり合わせですね。

自立できる人と、路上に戻る人…2人を分けたものは何か

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写真:PhotoAC ※画像はイメージです

同じ施設で育ったブライアンさんとユスフ君のお父さん。しかし、かつて同じ場所にいたにも関わらず、2人が歩んだその後の道のりは大きく異なりました。

ブライアンさんは努力を重ね、今ではケニアの子どもたちを支える立派な現場責任者として自立しています。一方、ユスフ君のお父さんは今も路上で苦しい暮らしを続け、ときには強盗で刑務所に収監されることも…。このような違いは、どうして生まれてしまうのでしょうか?

佐藤さんは、「あなたとユスフのお父さんの違いは何だと思う?」とブライアンさんに直接尋ねたことがあるのだそうです。けれど、ブライアンさん自身もはっきりとした理由は答えられず、戸惑っていたといいます。それだけ難しい問題だということでしょう。

泉さんはこれについて、「本当に複合的なんだと思う」と意見を述べました。生まれ持ったもの、周りの出会い、ほんの小さな環境の違い…そうしたものが複雑に絡み合って、人生は少しずつ枝分かれしていくのかもしれません。

「将来の夢は外科医」まっすぐな一言と、これからの見守り

重い話が続く中、ユスフ君のまっすぐな一面も紹介されました。なんと彼、「将来の夢は外科医」だと宣言しているのだそう!

「もしかしたら、『外科医になりたい』と言うのが格好いいと思っているのかも。目立ちたがりやだから」と笑いつつも、佐藤さんは「勉強、頑張ってほしい」と温かいエールを送っていました。夢を口にできるのは、とても素敵なことですね。

とはいえ、ユスフ君がお父さんと同じように「路上へ戻ってしまう」リスクを抱えていることも事実。佐藤さんは、その危うさを承知の上で今後も彼を見守り「1日1日を積み重ねていきたい」と語っていました。

日々の積み重ねが、未来につながる

なぜ同じ場所にいたのに、その後まったく異なる人生を歩むことになるのか…。ブライアンさんも悩んでしまったとおり、その問いにはっきりとした答えはありません。さまざまな要因が複雑に絡み合い、枝分かれした結果だからです。

だからこそ、見守る立場の人ができるのは「そばにいて真摯に寄り添う」ことなのかもしれません。危うい状況の子どもたちと日々接している佐藤さんが発する「1日1日を積み重ねていきたい」という言葉には非常に重みがありますね。

ユスフ君がモヨで健やかに育ち、外科医になる夢を叶える日がくることを願わずにはいられません。


ケニア! 〜サイテーでサイコーの子どもたち〜
強がり少年は、母親の死をどう受け止めるのか【ユスフ編】
[配信日時]2026年3月20日
[出演者]佐藤南帆(NGO モヨ・チルドレン・センター 代表)、泉 秀一(ノンフィクションライター)
[番組URL]https://open.spotify.com/episode/7dSDxrrdstTG2ghR263blM?si=6yJU28KYTGOGfFzrbTbYpw

(C)ケニア! 〜サイテーでサイコーの子どもたち〜

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