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フランス美術300年の流れを一望!ヤマザキマザック美術館【新栄】

  • 2026.5.22

ヤマザキマザック美術館は、美術鑑賞を通して豊かな地域社会の創造、ひいては日本、世界の美と文化に貢献したいという想いから設立された美術館。 創立者であり初代館長の故・山崎照幸氏が蒐集した作品群をもとに、18世紀から20世紀に至るフランスの絵画作品と、アール・ヌーヴォーのガラスや家具等が所蔵・公開されています。

出典:リビング名古屋Web

地下鉄東山線・新栄町駅の1番出口直結なので、アクセスも抜群。 天候を気にする必要もありません。

鑑賞は5階の絵画展示室から

出典:リビング名古屋Web

入館後は、まずは5階へ。エレベーターホールでピエール・ボナールの「薔薇色のローブを着た女」に出迎えてもらったあと、<赤の間>から鑑賞をスタートします。 高い天井には、スワロフスキー社のクリスタルが使われたチェコ製のシャンデリア。 深い赤色の壁紙と無垢材の床には高級感があり、ロココ時代のサロンに招かれたような雰囲気です。

音声ガイドを無料で借りられるのは、美術の初心者に嬉しいポイント。 気になる作品の解説を聞きながら鑑賞することができます。

出典:リビング名古屋Web

写真右、アウロラとケファロス」(フランソワ・ブーシェ)は、縦約2.4メートル、横約2.6メートルの大作。 ヤマザキマザック美術館が誇るロココ絵画の名品です。

そして、ヤマザキマザック美術館の特長は、全絵画作品で額装からガラスやアクリルのカバーが外されていること。 照明の反射やカバーの歪みに影響されず、画家本人と同じ目線で絵画を鑑賞できるのです。 本当に何百年も前の作品なのかと驚くほどに状態も良く、精緻な筆致を直接見られて感激しました。

また5階には絵画だけでなく、「考える人」でも知られるオーギュスト・ロダンの作品など、彫刻作品も展示されています。

4階は家具・ガラス工芸の展示室

出典:リビング名古屋Web

4階はアール・ヌーヴォーの家具やガラス工芸作品が展示されたフロア。 こちらは、タンポポの葉の意匠がテーブルと椅子に装飾された食堂用家具です。 マイセンの食器がテーブルコーディネートに使われており、天井ではバカラ社のシャンデリアが輝きます。 作品をただ並べるだけでなく、生活様式が伝わるように展示されているので当時の雰囲気も伝わり、圧巻でした。 音声ガイドで家具に施された模様や装飾についての解説も聞けるので、さらに理解が深まります。

出典:リビング名古屋Web

寝室には、家具だけでなくマリー・ローランサンの絵画も。 一晩でいいからここで暮らしてみたい……!と思ってしまいました。

出典:リビング名古屋Web

ガラス工芸作品は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてフランスで活躍したガラス工芸家、エミール・ガレやドーム兄弟の作品が中心。精巧な作品が、ヨーロッパの専門メーカーに特注したケースに納められています。

14時からは、アンティークのオルゴール演奏

出典:リビング名古屋Web

14時からは4階で、20世紀初頭にドイツで製造され、フランスの街中で使われていたディスク・オルゴールの演奏が聴けます。 4階と5階は自由に行き来できますので、5階鑑賞中でもいったん下りることもできます。

曲目が限定されるシリンダーオルゴールと違い、ディスク・オルゴールはコインを投入してジュークボックスとして好きな音楽を聴けるという長所があります。和音を奏でられる仕組みのため、より豊かな音色を味わうことができます。 実は本オルゴールには、入手当時は経年により音を奏でられなかったという隠れたエピソードが。美術館の母体であり、工作機械メーカーのヤマザキマザックの熟練スタッフが解体・清掃し、ネジ1本交換することなく組み立て直すことで、約120年前の音色を取り戻したのだそうです。 解説もわかりやすく、一般的なオルゴールとの聞き比べもできて、楽しいひとときとなりました。

ギャラリートークや演奏会などのイベントも要チェック

ヤマザキマザック美術館は、作品の鑑賞だけでなく、美術館の空間そのものにもじっくり浸れる美術館です。 地下鉄駅直結でアクセスも良いので、おでかけ中の空き時間にふらりと立ち寄ってみるのもいいでしょう。 また、学芸員を招いてのギャラリートークや、閉館後の展示室で名画と音楽を楽しむ「ナイトミュージアム(夜のコンサート)」などのイベントも定期的に開催されていますので、そちらもぜひチェックしてみてください。

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