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「だったら昨日のご飯代を返してください」初対面の食事代を払ってくれた相手。お断りした翌日に届いた連絡に残った残念な気持ち

  • 2026.5.21
「だったら昨日のご飯代を返してください」初対面の食事代を払ってくれた相手。お断りした翌日に届いた連絡に残った残念な気持ち

奢られて食事を終えた夜

マッチングアプリでやり取りを続けていた相手と、初めて顔を合わせる夜だった。

事前のメッセージでは穏やかな雰囲気で、共通の趣味の話で盛り上がっていた。

私は最初から自分の分は自分で払うつもりで、財布を出すタイミングも決めていた。

だけど会計の段階になり、相手が先にカードを差し出した。

「ここは自分が出すよ」

強く断るのも空気が悪くなる気がして、ありがたく甘えることにした。

お礼を言いながら、心の中では今度は私から軽くお茶でも、と考えていた。

お店を出て夜風に当たりながら、メッセージで知っていた印象とは少し違うな、と感じ始めていた頃だった。

「このあと少しだけ、ホテル寄って話そうよ」

耳を疑ったまま、笑って受け流すしかなかった。

出会ってまだ数時間で、しかも初対面の相手から出てくる言葉として、私の中ではどう考えても受け入れられなかった。

その場できっぱり断り、駅でそのまま解散した。

電車に揺られながら、頭の中ではあの一言だけが何度も繰り返されていた。家に帰ってお風呂に入っても、ずっと違和感が残っていた。

翌日に届いた一通のメッセージ

このまま連絡を取り続けるのは難しい。そう判断した私は、翌朝になってから、丁寧な言葉で「もうお会いするのは控えさせてください」とメッセージを送った。

お互いのために早めに区切りをつけたかったし、何より自分の中で気持ちがはっきり決まっていた。

返信は数分後に届いた。

「だったら昨日のご飯代を返してください」

何度読み返しても、同じ文面だった。

先に出すと言ってくれたのは相手のほうで、こちらから頼んだ覚えはない。

誘いを断ったとたんに金額の話に切り替わる感覚が、純粋に怖くて、少しだけ泣いた。

(もめるくらいなら、払って終わりにしたほうがいい)

少し迷ってから、自分の分よりも気持ち多めに振り込んで、その旨だけ伝えてアプリのやり取りを終えた。

返事は来なかったし、こちらからも二度と送らなかった。お礼を言って受けた厚意を、後から金額として清算するなんて発想が頭にもなかったぶん、画面を閉じる手が少し震えた。

支払いを済ませてしまえば気持ちは軽くなるかと思っていたのに、画面を閉じたあとも胸の奥に小さなしこりが残った。

あの食事は何だったのか。誘いを受けないなら払い直せ、という発想を当然のように向けてくる人がいる事実だけが、ぽつんと残った。

次に誰かと会うときは、自分の分は最初から自分で払う。そう静かに決めただけの夜だった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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