1. トップ
  2. マンガ
  3. 「俺じゃわからないし」子どもの付き添い中、ゲームに逃げる夫「お父様…」医師が待合室まで来てひと言

「俺じゃわからないし」子どもの付き添い中、ゲームに逃げる夫「お父様…」医師が待合室まで来てひと言

  • 2026.5.17

6歳の長女と4歳の次女の診察のため、矯正歯科へ連れて行くことになりました。初めてだったので夫にも同行を頼みましたが、夫は到着早々、スマホゲームに熱中。問診票の記入すら嫌がります。医師の説明もまともに聞かず、娘たちの面倒もおざなりにゲームに夢中になっていた夫に、医師が放った痛快なひと言とは……?

子どもの診察に無関心な夫に、医師が…

もうすぐ小学生になる6歳の長女は、乳歯が抜けたあと、なかなか永久歯が生えてこない箇所がありました。念のため近所の歯科医に連れて行くと矯正歯科をすすめられ、相談に行くことを決意。

4歳の次女の歯並びも気になっていたため、単身赴任から一時帰宅していた夫にも「矯正することになったら期間も長いし、費用も高額になる。子どもたちがいるとしっかり話が聞けないかもしれないし、一緒に来てほしい」と同行を頼みました。しかし、夫は「えー、歯医者くらい一人で連れて行けるだろ?」とけだるげ。「子どもの将来のことにもかかわるでしょ」と説得し、なんとか承諾してもらえました。

医院につき、私が受付で2人分の問診票を受け取り席に着こうとすると、夫は既にスマホゲームに夢中。「手が空いているなら長女の問診票を書いて!」と私が頼んでも、夫は「俺じゃわからないよ」と不満を口にする始末です。結局、子どもたちの相手をしながら私が記入せざるを得ませんでした。

しばらくすると私たちの順番になり、家族で診療室へと向かいます。長女、次女と順に診療椅子に座り、どちらも緊張しながらも一生懸命に口を開けて頑張ってくれました。しかし、無事に診察が終わり、先生から矯正治療の詳しい説明が始まると、娘たちは緊張が緩んだのか、退屈を持て余して立ち歩いたり、器具に触ろうとしたり……。一方の夫は、スマホを手に持ったまま俯き、説明を聞いているのかいないのか……。医師や看護師さんたちも苦笑いで、私は堪らず、夫に「もう待合室に戻って娘たちを見ていて!」と頼みました。

「すみません、続けてください」と先生に謝罪し、私はひとりで説明に集中します。しかし、しばらくして長女が診療室に入ってきたかと思うと、続いて次女まで戻って来てしまいました。「パパはどうしたの?」と聞くと、長女は「あっちでゲームしてるよ」と答えます。私は頭を抱えましたが、必死に娘たちをなだめながら、説明を聞き終えるしかありませんでした。

最後に「騒がしくして、すみませんでした」と改めて謝罪すると、先生は「大丈夫ですよ」とやさしく微笑んでくれたため、私は胸をなでおろしました。ところが、私たちが退室すると、何故か先生も待合室までついて来るではありませんか。そして、先生はゲームを続ける夫に歩み寄り、「お父様も、ゲームのし過ぎで姿勢が悪くなってますね。それ……実は歯が悪くなる原因かもしれませんよ」と笑顔で声をかけると、「お子さんの大切な歯の問題から目を逸らして下を向いていることは、身体的にも、そして家族の信頼関係においても、『かみ合わせ』が悪くなる原因になりますからね。親として、もっと手本になる姿勢を見せてくださいね」と、どこか迫力を感じる顔つきで告げたのです。

予想外の指摘を受けた夫は、呆気に取られた様子。そして、どこか決まりが悪そうに「わかりました……」とつぶやくと、逃げるように医院をあとにしたのでした。

帰り道、車内には重苦しい沈黙が流れ、夫は「……あんな風に言われるとは思わなかったわ。先生、みんなのこと見てるんだね」とぽつり。それから突然理想の父親に激変したわけではありませんが、私が子どもの歯の話を始めると、夫は無言でスマホを裏返して置くようになりました。劇的な改心ではなくても、第三者である専門医に「無責任な姿勢」を指摘されたことで、彼の「自分は部外者だ」という甘えを確実に削り取ったようです。その後何度かまた同じ歯科医院に通っていますが、夫は毎回付き添い、しっかり話を一緒に聞いてくれています。

家庭内で注意すると、角が立ってしまったり、素直に受け入れられなかったりするかもしれません。しかし、そこで第三者の言葉があると、重みがあり受け入れやすいのかもしれないと感じました。これからは二人でしっかり足並みを揃え、娘たちの健やかな成長を一番近くで見守っていける対等な関係を築いていこうと、改めて思った出来事でした。

著者:田村ゆい/30代・ライター。おしゃまな6歳とマイペースな4歳の姉妹を育てる母。夫が単身赴任中のため、毎日ワンオペで奮闘中。賑やかな娘たちと慌ただしい毎日を過ごしている。

作画:ひのっしー

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む

クリエイター情報

ベビーカレンダー

ベビーカレンダーは妊娠・出産・育児の情報サイトです。みんなのクチコミや体験談から産婦人科検索、おでかけ情報、離乳食レシピまで。月間利用者1000万人以上。

の記事をもっとみる