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これから増える「女性の定年」働き続けてきた女子はマイノリティ?今後をどう生きる?

  • 2026.4.29

定年を迎える女性たちの、これからの生き方について考える連載シリーズ。仕事やお金、人づきあい、健康など、リアルな事例を交えながら、選択肢の多様さを語り合います。定年はゴールではなく新たなスタート。自分らしく生きるヒントを一緒に見つけましょう!

石崎公子さんのプロフィール

定年女子トーク実行委員会・委員長。新卒で広告代理店に入社し、勤続25年で退職、独立。会社に囚われない働き方を志向し新規事業を起ち上げるも失敗、試行錯誤を繰り返す。現在は広告やPRの支援、キャリアやコミュニケーションの講座を手がけている。共著に『そろそろこれからを考えよう、定年女子ライフ計画 定年女子ライフシリーズ』ほか。

そもそも「定年女子」って?

定年女子とは、定年が気になる(考えたい)、定年以降の生き方が気になる(考えたい)、働き続けてきた女性たちのこと。概ね50歳~60歳前後が中心です。

私たち「定年女子トーク実行委員会」が独自に定義している言葉で、「定年しちゃった女子」ではありません。

女性はクリスマスケーキと言われた時代から……

昔々、コンサバファッション雑誌「JJ(ジェイジェイ)」人気で、女子大生がちやほやされていた時代。彼女たちが卒業、就職した頃、「女性はクリスマスケーキ」と言われたものです。

もっとも売れるのがクリスマスイブの24日。25日がギリギリの売り時で、それを過ぎると余り物として安売りか廃棄処分になるクリスマスケーキになぞらえ、結婚という名の売り時はギリギリ25歳までだと。さらに、女子社員が結婚退職することは「寿退社」と賞賛されました。

そんな雑音を聞いてか聞かずか、ずっと働き続けてきたのが「定年女子」。会社勤務にはこだわらないので、働き方はいろいろです。

働き続けてきた定年女子はマイノリティ?

働き続けてきた定年女子はマイノリティ?

1986年に男女雇用機会均等法が施行。この年に4年制大学を卒業して新卒入社した女性は、2025年の今年、60歳。

法律ができても、実際のお給料や仕事内容、昇進昇格の機会などの男女差は、なかなか変わりませんでしたが、制服やお茶当番など、今は笑い話になっている会社が多いことを思えば、少しずつ変わってきたこともわかります。

1992年に育児休業法が施行されても、中小企業でも普通に育児休業がとれるようになるまではけっこう時間がかかりました。

当時の苦い思い出話は、定年女子のあいだでは止まらなくなるテッパンネタの一つです。

そんな環境だったから、周りの働く女性たちは結婚や出産で次々と働くことをやめ、これまでがんばって働き続けてきた定年女子は、いつのまにか超少数派になっていました。

今、50代前半の定年女子でも、 「社内で女性初の定年退職者」になりそうな人がたくさんいます。

あなたの周りではいかがですか。

私はどうする?これからどうなる?

私はどうする?これからどうなる?

私の場合、新卒入社して6年目に、女性の先輩が一人もいなくなりました。29歳のときです。それ以来、私はその会社でずっと最年長女子社員。

仕事が好きだったし、面白かったし、遊びも仕事も一生懸命の日々でしたが、勤務先の会社には先輩の女性はおろか、同期の女性もいません。後輩女性も次々辞めて、後輩女性社員との年齢差は開くばかり。働き続ける女性は、レアな存在でした。

女性活躍などという言葉もない頃からずっとがんばってきた私は、40歳を過ぎた頃から、「いったいいつまで私は働くんだろう?」と思うようになりました。働くことが楽しかったのに、です。

ここらで潮時なのか!?

私はもう十分がんばってきたよね?

でも働くのが嫌いなわけじゃないけど……

そんなことを毎日考えるようになりました。

いろんな先輩男性社員はいるけれど、先輩女性がいないせいか、自分の未来が全く見えなくなっていたのです。

私はどうなるんだろう?

どうしたいんだろう?

他の女性はどうしているのだろう?

会社を辞めていった人に、そんな話をする気にはなれません。

結局私は、50歳直前によくわからないまま会社を辞めてしまいました。今では普通の定年延長が、まだ一般的ではなかった頃のことです。

働き続けてきた女性はあちこちに点在

働き続けてきた女性はあちこちに点在

退職後、私はますます未来が見えなくなり、試行錯誤しながらいろんな学びの場に出入りするようになるのですが、そこで多くの同世代女性に出会いました。いないと思っていた働き続けてきた女性が、あっちにもこっちにもいたのです。

そのうちの一人と意気投合し、私たちはこれからどんな生き方、働き方をしたいか、何ができるか等々、互いに話すようになりました。お互いの経験や社会保険の知識などを共有すれば、へえ!そうだったのね!と。

会社にいた頃から、こうやって語り合えたらどんなによかっただろうと思いました。

あちこちに点在している働き続けてきた女性たちがつながり、互いに持つ情報を共有し、思い悩むことを語り合えたり話を聞くことができたなら……。マイノリティな働き続けてきた女性たちは、そういう場を求めているのではないかしら。私たち自身も、もっともっとそういう話が聞きたい!

これが、定年女子トーク実行委員会発足のきっかけでした。

今、委員会では毎月定年女子同士でワイワイ語り合う場を作り、時には専門家から専門知識を得る学びの場を設け、自由に語り合うSNSのグループは6000人超え。

働き続けてきた私たちだからこそ、各々の能力や専門知識から発せられるトークは実に面白く、いつもワクワクしています。

※HALMEK upの人気記事を再編集したものです。

>>次回「今後増える「定年女子」あと何年働く?これから働く意味ってなんだろう?」

定年女子トーク実行委員会
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