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「苦しくて息ができないからね」8mmフィルムに映った亡き母…50年ぶりに見る“封印映像”に涙

  • 2026.5.8

本気の映像を掘り起こす企画として、日本で唯一の『8mmフィルム専門店』に密着。今回は、東京・錦糸町にあるレトロエンタープライズを訪れ、ある家族が長年封印してきた映像のデータ化に迫りました。

観られなかった母の映像

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(C)テレビ東京

依頼したのは、原田大介さん(68)と兄の健助さん(70)。「父親が残してくれていたフィルムを1回振り返りたい」と語り、フィルムのDVD化を依頼します。
撮影していたのは、25年前に80歳で亡くなった父・雄二郎さん。フィルムの撮影当時、母・和子さんは大腸がんを患い、46歳でこの世を去りました。雄二郎さんは、余命半年と知らされる中でカメラを回しており、その様子もフィルムに残されていました。

当時、病名は最後まで本人に知らされず、息子たちも真実を知らされたのは亡くなるわずか18日前。当時について「悲しみを抑えてる感じ、あんまり思い出さないように」と振り返り、50年以上もの間映像を見ることができなかったといいます。

初めて知る“最期の時間”

3週間後、DVDが完成し上映会が行われます。
最初に映し出されたのは、病気が判明する12年前、幼い息子たちと遊ぶ母の姿。続く映像では、子ども中心に家族の何気ない日常が記録されていました。そして、亡くなる4ヶ月前の映像へ。そこには、余命を知る父が撮影した、闘病中の母の姿が映し出されます。退院を喜び、笑顔を見せる母と息子たち。その1ヶ月後の母を主役に撮った映像では、大好きな花に囲まれて過ごす姿が映されていました。

さらに、“ママNo.1〜3”と書かれた音声テープも再生されます。これは約3ヶ月前から亡くなる直前までの音声を収録したものでした。「早く治してね」「パパ一生懸命やるからね、ママも治さねば」と夫婦で会話し、和子さんは「痛いけど注射ぐらい我慢します」と前向きな言葉を残していました。
そして、亡くなる直前と思われる音声には「苦しくて息ができないからね」「帰りたい」という母の声と、父の「またすぐ帰れるよ」という声が。必死に生きようとする母の姿に、スタジオも涙に包まれました。

上映後、健助さんは「いつも前向きに生きてる人だった」と振り返ります。大介さんも「母が亡くなる記録のためではなくて、母親の前向きな姿勢を残すために撮ってくれたんでしょうね」と語り、父の想いに静かに向き合いました。


所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!
8mmフィルムの母の姿&開かずの金庫&スーパーキッズ
[配信日時]2026年5月1日(金)
[出演者]所ジョージ ほか
[番組URL]https://tver.jp/episodes/ep8zc82xhb

(C)テレビ東京