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【実話】「死体の腐臭が消えない…」元傭兵が語る戦場の日常→平和な日本人が絶句した“真実”に「想像を絶する」【作者に聞く】

  • 2026.4.26
01 画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房
01 画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房

にしかわたく(X:@denguma4989)さんが2024年1月に上梓した「日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし 戦時中の軍隊の真実編」が大きな反響を呼んでいる。本作は、実在の元傭兵・高部正樹さんへの取材に基づき、戦場の生々しい実態を描いたコミックエッセイだ。兵士の体臭や死体処理の過酷さ、極限状態を生き抜くための知恵など、平和な日本では想像もつかない「戦場の日常」が綴られている。

02 画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房
02 画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房
戦場でたくましく戦う傭兵たち 03 画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房
戦場でたくましく戦う傭兵たち 03 画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房
04 画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房
04 画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房

実話が紡ぐ「戦時中の軍隊」の真実

本作が誕生したきっかけは、編集者からの打診だったという。「元傭兵の高部正樹さんに毎回インタビューを行い、その内容を漫画にしている」とにしかわさんは語る。軍隊の内部事情や戦闘の裏側など、表に出にくい一次情報を漫画という形で可視化したことが、多くの読者の関心を引く要因となった。

共感不能な戦場への違和感を描く

連載開始から約5年。驚くべきことに、にしかわさんは毎回「嫌だな」と感じながら筆を執っているという。「なぜ好き好んで戦場へ行くのか、高部さんの気持ちがいまだに1ミリもわからない」と素直な心境を明かす。

しかし、その「理解できない」という距離感こそが、本作に独自の視点を与えている。平和な日本で「ぬるま湯の中にいたい」と願う自分たちと、自ら戦争に関わっていく高部さんの存在。その対比が、読者に「戦争は他人事ではない」という重い事実を突きつける。

「臭い」が物語る、剥き出しの人間

本作で特に強烈な印象を残すのが、死体片付けや「臭い」にまつわるエピソードだ。今作では腐臭や体臭、さらにはトイレの話など、生物としての人間が避けて通れない問題が色濃く反映されている。「人間はどこまで行ってもただの生き物。戦争にはいろいろな生物的な臭いがつきまとう。この作品の価値はそこにあると思う」とにしかわさんは分析する。

現在は昭和のB級ホラーを上映するような映画館をテーマにした新作構想も持っているというにしかわさん。メディアが伝えない戦場の「不都合な真実」を、これからも独自の筆致で描き続けていく。

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