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「不倫していいよ」夫がまさかの公認…?家族を優先してきた妻が踏み出した一線【作者に聞く】

  • 2026.4.18
「夫の公認なら不倫してもいいですか?」(1) 画像提供:(C)グラハム子
「夫の公認なら不倫してもいいですか?」(1) 画像提供:(C)グラハム子

かなは、夫と娘の3人暮らし。アレルギーがある夫のために手作りの食事を用意し、足の不自由な義母の面倒を見ながらパートをこなす日々を送っている。生活に大きな不満はないが、心のどこかに消えない虚しさを抱えていた。そんなかなの心を揺さぶったのは、パート先に新しくやってきた若くて端正な顔立ちの店長だった。

店長と密かに会うようになったある日、ついに不倫が夫に露見する。しかし、離婚によって生活が破綻することを恐れた夫は「不倫をしてもいい」と、店長との関係を公認する驚きの提案をする。グラハム子さん( @gura_hamuco )が描くセミフィクション『夫の公認なら不倫していいですか?』は、そんな「公認不倫」という特異な状況に置かれた主婦の葛藤を描いた話題作だ。

「夫の公認なら不倫してもいいですか?」(2) 画像提供:(C)グラハム子
「夫の公認なら不倫してもいいですか?」(2) 画像提供:(C)グラハム子
「夫の公認なら不倫してもいいですか?」(3) 画像提供:(C)グラハム子
「夫の公認なら不倫してもいいですか?」(3) 画像提供:(C)グラハム子
「夫の公認なら不倫してもいいですか?」(4) 画像提供:(C)グラハム子
「夫の公認なら不倫してもいいですか?」(4) 画像提供:(C)グラハム子

「シタ側」に寄り添うことで見えてくる主婦の孤独

本作が誕生したきっかけは、担当編集者からの「不倫漫画は人気があるため、描いてみませんか」という提案だったという。グラハム子さんは当初、不倫というテーマに悩んだものの、新たな挑戦として筆を執った。取材にあたっては、実際に「公認不倫」を経験している人を探し出し、その生の声を聞くことからスタート。さらに友人やママ友との会話からもヒントを得て、複数のエピソードを織り交ぜて物語を構築していった。

取材を通じて、グラハム子さんは「不倫は一部の人だけの特別なことではなく、実はどこにでもある、ありふれたことなのだ」と感じたという。世に出ている不倫漫画の多くは「不倫をされた側(サレ側)」の悲劇に焦点を当てたものだが、本作はあえて「不倫をした側(シタ側)」である妻の心理描写にこだわっている。家族を大切に思いながらも、自分が蔑ろにされていると感じる孤独。店長と会うことで、忘れていたときめきや充実感に満たされていく姿を、ソフトなタッチで描き出した。

多彩なジャンルで描く、人間の「光と影」

グラハム子さんの活動は幅広い。自身の体験をベースに親との葛藤を描いた『親に整形させられた私が母になる』のようなシリアスな作品から、ギャグ漫画『美淑女戦隊オバサンジャー』まで、多様なジャンルを網羅している。さらに、タワーマンションに住む人々の虚栄と内情を鋭く描いた『タワマンに住んで後悔してる』など、社会の隙間に潜む人間の感情を常に追求し続けている。

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