1. トップ
  2. ファッション
  3. 【リングトレンド2026最前線】今つけたい指輪の6大キーワード

【リングトレンド2026最前線】今つけたい指輪の6大キーワード

  • 2026.4.8
Courtesy of Laura Vann

ここ数十年は、一般に「リング」といえば婚約指輪や結婚指輪、あるいは家族に代々受け継がれる数点のピースを指すものだった。しかし2026年、時代は移り変わり、私たちは華奢なスキンジュエリーから個性が光るステートメントピースまで、多彩なリングを所有するようになった。

デミファインジュエリーをはじめ、比較的手の届きやすい価格帯のジュエリーブランドの隆盛は、リングの世界に新たな風を吹き込んだ。それは、特別な日のためのハイジュエリーやコスチュームジュエリーほど気負わず、日常に寄り添ってくれる「ウェアラブルな輝き」という新たな選択肢。今やリングを着用することは、自分のスタイルをどう見せたいかを示す、能動的なマニフェストとなっている。

Courtesy of Rachel Boston

ミニマルにまとめるとしても、大胆なレイヤードで個性を際立たせるとしても、リングは今や毎日のスタイリングに欠かせない要素となっている。ここでは、2026年に試すべきスタイリング&手に入れるべきデザインをエキスパートが解説。

【1】ストーリー性のある重ねづけ

ネックレスやブレスレットと同様に、リングも複数を重ねづけする「スタッキング」が主流となっている。

バイ パリアの創設者であるソフィー・ハワードは次のように語る。「重ねづけはこれまで以上に、よりパーソナルでクリエイティブなアプローチへと進化しています。かつてのようにセットで売られているものをそのまま身につけるのではなく、自分らしさを感じられる組み合わせを一から築き上げたいという欲求が見受けられます」

ハワードが解説するように、無造作にリングを重ねるのではなく、自らのスタイルをより忠実に体現する、考え抜かれた組み合わせでスタッキングするのが2026年のトレンド。

ロクサーヌ ファーストの創設者であるロクサーヌ・ファーストもこれに同意し、次のように補足する。「重ねづけの魅力は広がり続けています。遊び心にあふれていながら、時間をかけて自分の手元に独自のストーリーを紡ぎ出すことを可能にしてくれるのです」

【2】ステートメントピース

Edward Berthelot / Getty Images

2026春夏コレクションでランウェイを飾った、マキシマリズムのムード。ジュエリーにおいてもその流れが来ており、「ステートメントピースとしての役割を果たす、大ぶりのリングの人気が高まっています。日中から夜のお出かけまで幅広く使えて、ひとつでも圧倒的な存在感を放つ汎用性の高さが求められているのです」と、ファーストは分析する。

しかし、ステートメントリングへの関心の高さは、単なる見た目の美しさだけが理由ではないよう。ローラ ヴァンの創設者であるローラ・ヴァンは次のように解説する。「ゴールドやシルバーの価格が高騰している背景もあり、マキシマリズムは間違いなくリングにも波及しています。ネックレスやブレスレットに比べて小ぶりなので、チャンキーでインパクトのあるデザインは、身につける人にとっても、デザイナーにとっても現実的です。大量の素材を使わなくても、大胆で彫刻的なシルエットを楽しむことができます」

【3】枠にとらわれない婚約指輪

Michael Kovac / Getty Images

エンゲージメントリングは、ここ数年で「伝統的」なスタイルから離れつつあり、デュア・リパ(写真)のようなセレブも、リング部分が太めの大胆なデザインを選ぶ傾向に。

レイチェル ボストンの創設者、レイチェル・ボストンはこう分析する。「珍しいカットのダイヤモンドや、意外性のあるフォルム、建築的なセッティングなど、より個性を感じさせるリングへの移行が見られます」「クラシカルなストーンカットに遊び心のあるデザインを合わせたり、タイムレスなセッティングに個性的なダイヤモンドをあしらったりと、すべてはバランスにかかっているのだと思います」

【4】チャンキーなシルエット

厚みがあり、ぽってりとしたフォルムへの憧れは、日常使いのリング選びにも広がっており、2026年はよりコンテンポラリーなデザインが豊富に揃っている。

「プレーンな地金リングにおいても、ボリューム感のあるアイテムが引き続き大人気です。ほどよく重みがあり、確かな存在感のあるアイテムが求められています」と、ボストン。

【5】アールデコ

文化的な絶頂期から約1世紀もの時を経て、アールデコが持つ様式美がカムバックを果たしている。2026春夏コレクションでは、快楽主義やグラマラスなムード、過剰なまでの装飾への回帰が台頭し、2026-27秋冬には、マチュー・ブレイジーによるシャネルが1920年代から30年代の美学を色濃く反映させたコレクションを発表。アールデコならではの美学は、ジュエリーシーンの最前線へ返り咲こうとしている。

「アールデコの美学は、今も私たちの感性と深く呼応しています」とヴァンは語る。「カットの面では、バゲットやカレのようなステップカットが依然として圧倒的な支持を集めています。これらのカットには、時代を超えた魅力とモダンな印象のどちらも感じさせる、アールデコ特有の建築的な精密さが宿っているからです」

【6】モダン・アンティークダイヤモンド

常に新しさや次なるトレンドを追い求める世界において、私たちがノスタルジックでタイムレスなダイヤモンドや、クラシカルでヴィンテージ感のあるストーンへ惹かれるのは必然なのかもしれない。

「いわゆる“モダン・アンティーク”と呼ばれるダイヤモンドへの関心が高まっているのを感じます」とボストンは説明する。

「100年以上前にカットされた正真正銘のアンティークダイヤモンドへの根強い人気に加え、大きめのファセットやキューレットなど、それらのフォルムを参照して新たにカットされたダイヤモンドも注目されています。その柔らかなファセットと個々のダイヤモンドの独自性が、今の時代精神にとてもフィットしているのだと思います」

From Harper's BAZAAR UK

元記事で読む
の記事をもっとみる