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いつの間に呼び捨てに?想いを寄せていることを知っていて好きな人と親し気に話す親友【親友の彼氏】

  • 2026.4.3

アユさんには、大学時代にサユリさんという親友がいました。男勝りなアユさんに対し、サユリさんは小柄で可愛くてまさに守ってあげたくなるような女の子。そのせいか男性からの人気も高く、デートのお誘いが絶えません。でも本人はまったく興味なし。いつもアユさんを最優先してデートの誘いを断っていました。そんなある日、サユリさんはとある講義をきっかけに、アユさんに好きな人がいることを知ってしまいます。アユさんの恋路を邪魔しないよう気を遣うサユリさんでしたが、それから1週間が経ったある日のこと、アユさんは恋人同士のような距離感で親しげに話すサユリさんとタクマさんの姿を目撃してしまいます。

いつの間に呼び捨てで呼び合う仲に?

ママ広場

タクマさんに親友のサユリを紹介してから1週間が経ったある日のこと。私は教室で、楽しそうに談笑するサユリとタクマさんの姿を目にしてしまいました。スマホをのぞき込みながら話す2人の距離は、思わず恋人同士かと疑ってしまうほど。いったい何があってあそこまで打ち解けたのか、私にはまったく分かりませんでした。

私は2人の存在に気づいていながらも声をかけることができず、あえて視界に入っていないふりをして離れた席に座ろうとしました。けれど「アユ~!こっちこっち」とサユリに呼ばれてしまい、「お、お~先に来てたんだ?」と平静を装いながら彼女の隣に腰を下ろします。するとタクマさんが、「そうそう、サユリがさ」と話し始めました。

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「アユの場所を先に取りたいって言ったから俺もついてきたんだ~」そう言われ、私は引きつった笑顔のまま「そうなんだ~」と返すので精一杯。タクマさん、いつの間にサユリを呼び捨てにするようになったんだろう。

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すると、サユリが思い出したように「あ!ていうかアユの席はこっち!変わるよ」と言ってきました。私は「いやいやいーよ、このままで」と断りましたが、サユリは「え、でも・・・」と、どこか納得いかない様子。「サユリの隣が私の特等席だから~」そう言って頬をつつくと、サユリは少し照れたように、「そ、そう?」と笑いました。

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2人とも、いつの間にこんなに仲良くなったのだろう。今すぐにでもサユリに聞きたい気持ちでいっぱいでしたが、タクマさんがいる手前、それもできません。そうして何も聞けないまま、講義はあっという間に終わってしまいました。

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するとタクマさんが、「サユリ、今日終わったらどっか行かない?」とサユリに声をかけます。サユリは少し考え込んだあと、「アユが一緒なら・・・アユは?このあと時間ある?」と、私にたずねてきました。タクマさんがサユリを誘ったことにショックを隠せない私は、「え、わたし?わたしは・・・あー」と、返事に詰まってしまいます。

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「今度のライブが近いから練習だなあ、ごめん」そう返すと、サユリは少し考えるようにして、「あ、そっか・・・でもそれなら、タクマも練習あるでしょ?」とタクマさんにたずねます。

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サユリも、タクマさんのことを呼び捨てにしているんだ。それに気づいた瞬間、胸の奥がきゅっと締めつけられました。なおも親しそうに話す2人の会話を横で聞きながら、私は気づかれないように拳を握りしめます。

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1週間前に2人を紹介し合ったときは、特別仲良くなる様子なんてまったくありませんでした。それなのに、いつの間にこんなに距離が縮まったのでしょうか。この短い期間で、好きな人と私よりも親しくなっていたサユリに対して、言葉にできない複雑な気持ちを抱いてしまいました。

親友と好きな人が、知り合ってまだ1週間ほどしか経っていないのに呼び捨てで呼び合うほど親しくなっていたら、どうしても嫌な気持ちになってしまいますよね。しかも、親友は自分に協力するつもり満々。本当にそう思っているのなら、必要以上に距離を縮めないでほしいと思ってしまいます。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん

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