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「大好き」付き合って1ヶ月の彼とのやりとり。だが、寝る前に送った一文が原因で気まずい空気が【短編小説】

  • 2026.4.4

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

ラブラブだった彼との時間

付き合って1ヶ月。

世界が鮮やかに色づいて見える、恋の黄金期。

夜、布団に入ってから彼と交わすメッセージは、私にとって一日を締めくくる何より大切な時間でした。

画面越しに伝わる彼の体温、心地よいやり取り。

そんな幸せの絶頂にいた私を待ち受けていたのは、あまりにも残酷な「指先のミス」だったのです。

あの日も、暗い部屋でスマホの光を見つめ、彼への愛おしさを文字に込めていました。

私:「今日も一日お疲れ様!会えて本当に嬉しかった」

彼:「俺もだよ。次はどこに行こうか?」

私:「箱根とか?」

そんな甘いやり取りの最後、とどめの「大好き」を送ろうとした、その時。

抗い難い強烈な睡魔が私を襲いました。まどろみの中で動かした指先。予測変換のトップに居座っていたのは、あろうことか、数ヶ月前に別れたばかりの元カレの名前だったのです。

「そろそろ寝ようか、ゆうたのこと、本当に大好きだよ」

無意識にタップし、そのまま送信。

気づいた時にはもう、青い吹き出しが画面の右側に居座っていました。一瞬で冷める酔いのような、背筋を走る戦慄。

私:「ごめん!!今の打ち間違い!本当にごめんなさい!!」

必死のフォローも虚しく、画面には残酷に灯る「既読」の二文字。そこから始まったのは、心臓が痛くなるほど冷え切ったやり取りでした。

彼:「……それ、誰のこと?」

私:「予測変換で勝手に出ちゃっただけなの。深い意味は本当にないの!」

彼:「ふーん。予測変換のトップに来るってことは、今でもその名前を打ってるってことだよね」

私:「違うの、信じて!本当にお願い」

彼:「……分かった。今日はもう寝るね。おやすみ」

普段と違うメッセージ

いつもなら必ず添えられる可愛い絵文字も、温かいスタンプも一切なし。

氷のような無機質な文字の羅列に、スマホを持つ手が小刻みに震えます。その夜、私は一睡もできず、ただ暗闇の中で自分の失態を呪い続けました。

それからの私たち。以前のような、無邪気で熱い空気はどこへやら。ふとした瞬間に流れる、重苦しく気まずい沈黙。彼の視線が時折、私のスマホに向けられるたびに、胸がキリキリと締め付けられます。

予測変換という、あまりにも便利で、あまりにも残酷な機能。

たった一文字の選択ミスが、一ヶ月かけて築き上げた信頼を一瞬で崩し去ることもある。皆さんも、大切な人へ愛を伝えるときは、送信ボタンを押す前に、その指先を一度止めて確認してくださいね。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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