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【50代】敏感肌ケアの最適解花粉・PM2.5・紫外線...肌荒れ警報発令中!【皮膚科医監修】

  • 2026.4.1

今まで使っていた化粧品が突然しみるようになった、急に肌が赤くなった、乾燥を繰り返している……。
それ、一時的な「敏感肌」かも。そんなときのケア方法やおすすめコスメをお伝えします。

教えてくれたのは・・・
皮膚科医
髙瀬 聡子先生
ウォブクリニック中目黒総院長。『お肌は最強の「バリア」です! 美容皮膚科医が伝える、〈病気〉と〈老化〉を防ぐ肌を育てる方法』(晶文社)など著書も多数。

肌のゆらぎは誰にでも起こる バリア機能を高めるケアを

「実は、医学的には敏感肌の定義はありません。ただ、肌が普段と違って違和感がある、という状態はあり、それは肌のバリア機能が下がっているためと考えられます。
すると、いつもなら何でもないものにも刺激として過敏に反応してしまう。肌のゆらぎは誰にでも起こるバリア機能を高めるケアを一時的にそうなっている状態を『ゆらぎ肌』、慢性的なものを『敏感肌』と呼ぶことが多く、それらの肌状態は誰にでも起こる可能性があります」
 
肌がゆらぐきっかけは季節的要因が関係することが多い、と髙瀬先生。
 
「冬から春へ移り変わる時期は、三寒四温というように、気温も湿度も著しく変化します。皮膚は外気から体を守ろうとしますが、変化に対応しきれないことも。さらに春は、生活環境の変化も多いとき。そういった外的・内的ストレスが、肌のバリア機能の低下につながるのです」
 
また、更年期に入って急に敏感肌になった、という声も多く聞きます。
 
「更年期は、ホルモンバランスの変化によって、肌内部のさまざまな機能が低下し、そのひとつとして肌のバリア機能もダウン。外的刺激から肌を守ることはもちろんですが、今落ちているバリア機能を高めるケアをするようにしましょう」
 
いつものスキンケアで刺激を感じるなら、敏感肌用としてメーカーが出す低刺激処方の化粧品へ一時的に切り替えるのも手。そして、紫外線対策も怠らないで、と髙瀬先生。
 
「バリア機能が低下している肌は、紫外線ダメージも受けやすい。敏感肌用の日焼け止めなどを活用して、紫外線のほかアレルゲンなどの外的刺激から肌を守ってください」
 
生活習慣も大切です。
 
「睡眠不足や運動不足、偏った食生活などは肌にもよくないです。ターンオーバーを正常にするため、生
活習慣も見直しましょう」

こんな症状ある?
☑︎ 肌がカサカサ、ゴワゴワする
☑︎ 肌に赤みがある
☑︎ 肌がムズムズしたりかゆみがある
☑︎ 吹き出ものができた
☑︎ 化粧品を使うとしみる

ひとつでも当てはまったら、敏感肌かも!

大人世代のゆらぎ2大原因

外的要因による肌への刺激
クレンジングや洗顔で落とし過ぎている、さっぱりし過ぎのスキンケアなどで肌のバリア機能が低下。
そこへ、花粉、黄砂、PM2.5といったアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)や環境汚染物質が刺激に。

更年期による女性ホルモンの低下
皮脂分泌を促すプロゲステロン、うるおいを保つエストロゲンの分泌が減り、バリア機能の要である皮脂膜が作れなくなります。
また自律神経が乱れて体内の調整機能がうまく働かなくなるのも、間接的に影響が。

ゆらいでもあせらないために。 大人の敏感肌6か条

肌の状態がいつもと違ったり、スキンケアの後肌がしっくりこないと不安になりますよね。
肌のゆらぎを、今以上に進行させないために厳守したいことを、髙瀬先生に挙げてもらいました。

1. 保湿しつつ、肌を鎮静

「肌に赤みはありませんか? 赤みが出ているのは、肌の内部で炎症が起きている証拠。そのまま放っておくと、サイトカインというタンパク質が暴走してしまい、さらなる炎症を招くばかりか、ほかの肌トラブルにもつながりかねません。まずは炎症を鎮めることが先決です。
下がっているバリア機能をサポートするためにうるおいを与えながら、グリチルリチン酸、アラントイン、CICA(ツボクサエキス)などの肌荒れ防止成分を配合した化粧品によるお手入れで、とにかく炎症を鎮静させましょう」

2. 落とし過ぎない、洗い過ぎない!

「クレンジングや洗顔の際、バリア機能に必要な細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)、皮脂膜まで一緒に落としてしまうことがあります。肌状態がゆらいでいるときは、洗浄力の穏やかなタイプがおすすめ。
クレンジングは、オイルタイプよりもミルクやジェルタイプを。洗顔料は、うるおいを残しながら汚れだけを落とすものを選びましょう。すすぐ際も注意が必要。お湯はうるおいを落としてしまうので、水か人肌くらいのぬるま湯で、すすぎ残しのないよう、ていねいに洗い流してください」

3. 肌の摩擦になることは厳禁!

「肌に摩擦が生じると、肌の一番外側の角層が乱れ、バリア機能が低下します。クレンジング&洗顔でのこすり洗いは絶対にダメ。その後はタオルでゴシゴシではなく、そっと肌にあてて水気を吸い取らせます。化粧水やクリームは、肌を押さえるようにしてつけましょう」

スキンケアは……
化粧水をコットンでつけると、敏感肌にとってはコットンの繊維が刺激になったり、こすることが摩擦になることも。スキンケアは手のひらに広げ、顔を包み込むようにしてつけます。

メイクは……
落とすケアが刺激につながりやすいので、密着力の高いリキッドやクリームタイプのファンデーションより、肌との接着面の少ないフェイスパウダーの方が負担なく落とせます。

4. 外的要因を寄せ付けない!

「バリア機能が低下した肌は、いわば無防備な状態です。そこに花粉、ほこり、黄砂、PM2.5といったアレルゲンが付着したり、春に向かって強くなる紫外線を浴びると、肌の内部で炎症が起こってゆらぎ状態へと陥り、バリア機能がさらにダウン……といった悪循環に。
ですから肌がゆらいでいると感じたら、外的要因が肌に直接触れないよう、シャットアウトすることが肝心です。敏感肌向けの日焼け止めなどで肌の上に一枚膜をはり、刺激となるものからしっかりと守りましょう」

5. 冬→春の季節の変わり目はスキンケアをシンプルに

「肌がゆらいでいるとき、あれこれといろいろなアイテムを使うと、刺激となる要因が増えることになります。アイテム数は極力しぼったほうが得策です。
基本は、化粧水でうるおいを与える+乳液もしくはクリーム、バームで肌にフタをする、の2ステップ。ただ、化粧水は肌に浸透するものなので、しみる場合はパスして。
スクラブやピーリング、マッサージなどはゆらぎ状態の肌には刺激となって、バリア機能のさらなる低下や肌トラブルにつながりかねないので、お休みに。肌が元気になってから再開しましょう」

6. 症状が長引いたら迷わず皮膚科へ

「肌に赤みが出ても1〜2日くらいで収まるのならいいですが、それ以上に長引いたり、さらに進んでかゆみを感じるようになったら、『年齢的なものだから』『季節的に仕方がないから』と放っておかず、皮膚科の診察を受けましょう。
状態を診たうえで、肌に合ったスキンケア指導もしてもらえます」

photograph: Emiko Tennichi(model),Yumi Furuya[SORANE](still) hair & make-up: Kaori Nagai[MAKEUPBOX] styling: Kozue Onuma[eleven.] model: Kotama text: Chieko Takahashi
 
大人のおしゃれ手帖2026年3月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

ファッション、美容、更年期対策など、50代女性の暮らしを豊かにする記事を毎日更新中! ※記事の画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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