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矢作建設工業株式会社が、研究施設のリニューアルで『ZEB』と「CASBEE-ウェルネスオフィス」Sランクの認証を取得

  • 2026.3.30

「誠実・進取・創造」を企業理念に、社会の要請に応える事業を行う矢作建設工業株式会社。2025年8月に研究施設「エンジニアリングセンター」の研究棟をリニューアルし、『ZEB』と「CASBEE-ウェルネスオフィス」Sランクの認証を取得した。詳細について、広報戦略グループの石原俊さんに話を伺った。

愛知県長久手市にあるエンジニアリングセンターの研究棟
愛知県長久手市にあるエンジニアリングセンターの研究棟

同社のエンジニアリングセンターは2006年に「地震工学技術研究所」として設立され、2018年に現在の名称へと改称。ICT・AI技術の活用および環境負荷低減など、建設エンジニアリングにおける新技術を研究、開発し、さまざまな企業や大学との技術交流・共同研究も積極的に展開している。

今回、研究棟をリニューアルしたきっかけについて石原さんは「環境に優しく快適な建物として、お客様や社会に提案できるモデルケースのひとつをめざしました」と話す。

同施設が認証取得した『ZEB』とは、快適な室内環境を保ちつつ、省エネと創エネで年間の一次エネルギー消費量を実質ゼロにする建物のことで、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)において最上位とされる。「省エネについては、エネルギー消費量の割合が大きい空調や照明について、屋根の断熱強化や空調効率の向上、調光やセンサーによる照明制御を行いました」と石原さん。創エネについては太陽光パネルを設置。これにより基準値より126%削減を達成した。

断熱、空調、照明を考慮し省エネしながら快適な空間に
断熱、空調、照明を考慮し省エネしながら快適な空間に
太陽光パネルを設置してエネルギーを創出し、蓄電池から送電
太陽光パネルを設置してエネルギーを創出し、蓄電池から送電
省エネ(エネルギー消費量を50%削減)と創エネ(エネルギー消費量の76%を創出)により『ZEB』を達成
省エネ(エネルギー消費量を50%削減)と創エネ(エネルギー消費量の76%を創出)により『ZEB』を達成
2025年3月に『ZEB』の認証を取得した
2025年3月に『ZEB』の認証を取得した

もうひとつの認証である「CASBEE-ウェルネスオフィス」Sランクとは、建物を利用する人の健康や快適性の維持増進、知的生産性、安心・安全性が高い水準に達していることを意味する。これについて石原さんは「研究員が働く執務スペースや会議室、共用部などゾーンに合わせたインテリアを配し、気分を変えながら働けるようにしました」と話す。執務室には集中・リラックス・コミュニティの3つのゾーンを設置。またリフレッシュラウンジも設置し、その日の仕事内容や気候、体調などに合わせて執務場所や休憩場所を選択できるようにした。インテリアにはグリーンを多用したバイオフィリックデザインを採用し、家具には豊田市産のヒノキを使用している。「当社の発祥が豊田市であることから、地産地消の意味も込められています」と石原さん。「研究員からも、癒やされるという声が聞かれます」と笑顔だ。

【画像】緑をふんだんにあしらったバイオフィリックデザインの執務エリア
【画像】緑をふんだんにあしらったバイオフィリックデザインの執務エリア
執務エリアには体を動かせるイスなど、健康配慮型家具を設置
執務エリアには体を動かせるイスなど、健康配慮型家具を設置
窓の外に緑を望む、開放的なリフレッシュラウンジ
窓の外に緑を望む、開放的なリフレッシュラウンジ
建物の一部には集成材と鋼材のハイブリッド素材であるY’s木鋼ブレースを使用し、耐震性を強化
建物の一部には集成材と鋼材のハイブリッド素材であるY’s木鋼ブレースを使用し、耐震性を強化
「CASBEE-ウェルネスオフィス」Sランクの認証マーク
「CASBEE-ウェルネスオフィス」Sランクの認証マーク

さらに棟内にはデジタルサイネージを設置し、誰もが各ゾーンの温度や湿度、CO2濃度を確認できるようにしている。「今後も各種データやアンケートを収集、分析し、運用の見直しを図っていきながら、こうしたデータの蓄積やノウハウをお客様の価値提案につなげていければと思います」と話す石原さん。同社はこれからも脱炭素社会の実現や働く人の健康・快適性の維持増進に努めていく。

太陽光発電量も確認できるデジタルサイネージ
太陽光発電量も確認できるデジタルサイネージ
矢作建設工業株式会社本社
矢作建設工業株式会社本社
話を伺った石原さん
話を伺った石原さん

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