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「かなりエグいな…」「本当に覚悟して観て」“度肝を抜く体当たりシーン”に観客騒然…“別格の演技力”で圧倒する人気女優

  • 2026.4.17

ありのままの自分をさらけ出し、魂を削って役に飛び込む。役者としてのプライドを懸けた“体当たり演技”は、時に見る者の価値観を大きく揺さぶるほどの力を持っています。今回は、そんな衝撃の“体当たり演技”で魅せた女優5選をセレクトしました。

本記事ではその第5弾として、杉咲花さんをご紹介します。これまでの清廉なイメージを一変させ、過酷な宿命を背負った女性・市子を演じきった衝撃作。自身の心を侵食するほどの凄まじい役作りと、杉咲さんが手に入れた圧倒的な表現力に迫ります―。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

現場で研ぎ澄まされた変幻自在の感性

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

杉咲花さんのキャリアの原点は、意外なところにありました。当初は梶浦花の名義で活動していましたが、事務所移籍を機に現在の名に改名。2011年頃からドラマ『妖怪人間ベム』などの作品に出演する傍ら、味の素「Cook Do」のCMで回鍋肉を豪快に頬張る姿が大きな話題を呼びました。

しかし、杉咲さんの真価はCMの愛らしさだけではありませんでした。2013年のドラマ『夜行観覧車』で見せた、家庭内暴力に荒れる娘役の凄まじい絶叫と狂気は、視聴者を戦慄させました。その後、スタジオジブリ作品映画『思い出のマーニー』での声優経験や、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』など、多数の作品に出演。そして、2016年の映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で「第40回日本アカデミー賞」の最優秀助演女優賞を受賞し、公開当時19歳という若さながら、実力派女優としての地位を確立しました。

壮絶な運命を生き抜く市子を体当たりで熱演

杉咲さんの実力が、まさに爆発したと言えるのが2023年公開の主演映画『市子』です。本作は、3年間一緒に暮らしてきた恋人からプロポーズを受けた翌日に、忽然と姿を消した女性・川辺市子の壮絶な半生を追う物語。その失踪を巡って明かされていくのは、過酷な運命に抗いながら、ただ生き抜くことを渇望した市子の残酷すぎる真実でした。SNSでは「猛烈に喰らった」「色々と考えさせられる」「かなり壮絶でしんどい」との声が漏れるほど、本作で描かれるのは一人の女性の凄まじい半生でした。

そんな本作において、杉咲さんは高校生時代の回想シーンでかつてない体当たりの演技を見せました。彼氏との濃密シーンの数々や、さらには義理の父親から暴力に遭うシーンなど。驚くべき過激な描写に、SNS上では「かなりエグいな…」「本当に覚悟して観て」「体当たりな演技が凄かった」「体当たりで頑張ってた」といった声も寄せられるほどです。杉咲さんの魅力である自然体な演技に加え、新境地を見せつけた作品となりました。

観る者の記憶に刺さる…圧巻の演技で魅せる代表作

杉咲さんの出演作は、常に観客の価値観を揺さぶる力を持っています。その中でも、杉咲さんの圧倒的な実力を証明した代表作を振り返ります。

  • 映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年):
    末期がんを宣告された母を支える娘・幸野安澄役を熱演。いじめに立ち向かい、母の深い愛を受け継ごうとする瑞々しくも力強い演技は日本中を涙させ、「第40回日本アカデミー賞」最優秀助演女優賞を受賞しました。

  • ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(2024年):
    記憶障害を抱える脳外科医という難役に挑戦。日々の葛藤を繊細に演じ、視聴者の心に深く響く静かな感動を呼び起こしました。

  • 映画『52ヘルツのクジラたち』(2024年):
    虐待や孤独をテーマにした重厚な人間ドラマ。傷ついた魂が共鳴し合う姿を、まさに魂を削るような体当たり演技で体現しました。

  • 映画『片思い世界』(2025年):
    広瀬すずさん、清原果耶さんとのトリプル主演作。脚本・坂元裕二さんならではの日常を切り取ったかのような世界観で、杉咲さんの持ち味である自然で等身大な演技が作品に深みをもたらしました。

憑依を超えた先にある進化と挑戦

映画『市子』というあまりにも過酷で重厚な役を演じるにあたり、市子というキャラクターに深くのめり込んだ杉咲さん。役に飲まれそうになりながらも、自分を冷静に制する杉咲さんなりの手法があったからこそ、あの凄まじいリアリティが生まれたのでしょう。杉咲さんの圧巻の演技に、SNS上では「凄まじい演技力に言葉を失う」「ほんと自然体」「底なしの演技力」といった絶賛の声が寄せられており、「第47回日本アカデミー賞」で優秀主演女優賞も獲得するほど高い評価を受けました。

そんな憑依型とも言える杉咲さんの好演は、さらなる進化を遂げています。さまざまな作品に出演し、常に新しい表情を見せ続ける杉咲さんは、2026年1月に放送の日本テレビ系ドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』で主演を担当。あまりにもリアルな小悪魔的な演技を披露し、話題を集めました。さらに、6月には多部未華子さんとのW主演となるドラマ『クロエマ』が、Prime Videoにて世界独占配信されることも決定しています。

かつて“回鍋肉の子”としてお茶の間を笑顔にした少女は、今、スクリーンやテレビの中で激しくも冷静に、そして美しく命を燃やす表現者となりました。杉咲さんが次に一体どんな景色を見せてくれるのか、その動向に目が離せません。


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です