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妻はどんな目に遭っても「俺のことが好き」は間違い。知っておきたい、夫婦関係において大切なこと【離婚カウンセラーインタビュー】

  • 2026.3.27

【漫画】本編を読む

夫の策略に嵌められ、借金を背負わされた妻の復讐を描く『夫がゴミだと気づいたので捨てさせていただきます』(ゴルゴンゾーラ:原作、とあじゃぱ:漫画/KADOKAWA)。はたして妻に逆転できる未来はあるのか。

元No.1キャバ嬢の菜々は、「会社のお金を使い込んだ」という夫・圭介のために、借金をしながらお金の工面をする。しかしそれは夫の仕掛けた罠だった。卑劣な印象操作で、逆転不可能な状況に追いやられた菜々…彼女はどう窮地を脱する? 本作の夫婦を例に、離婚カウンセラーでもある「家族のためのADRセンター」代表・小泉道子さんに、夫婦の在り方やお金についての話を伺った。

――本作の夫は「妻は俺の言うことを聞く」「妻はどんな目に遭っても俺のことが好き」といった思考でした。このような自分本位の思考に陥る原因はなんでしょうか?

小泉道子さん(以下、小泉):このような方を形容する言葉として「王様タイプ」「謝ることができない人」などをお聞きします。そういった元々の性格に加えて、「相手はどう感じるだろう」という感受性をなくしてしまうと、自分本位な考え方をする人間になってしまうのではと思います。

――上記のような歪んだ接し方では、正常なパートナーシップは築けないと感じます。

小泉:本作の夫は反省すべきところばかりですが、自分本位な考えの人の周りには自分本位な考えの人が集まってくるので、結果的に幸せになれないのではないでしょうか。

この夫ほどではなくとも、結婚をゴールだと考え、相手に対する思いやりを忘れてしまう人は多いと思います。また、良い関係性を維持するためには自分も相手も相応に努力しなければいけない、ということが分からない人もいます。

――基本的な問題にはなりますが、夫婦関係において大切なこととは?

小泉:お互いに相手の気持ちを想像してみること、そして会話を持つことです。我々はADRという民間の調停機関をしているので、日々、夫婦の離婚協議を仲裁しています。その中でよく語られるのが「妻(夫)がそんなに離婚したいと思っているとは気づかなかった。いきなりそんなことを言う前に相談してほしかった」という言葉です。

しかし妻(夫)は、何度も相談したり、直してほしいとお願いしたりしている。その思いを気に留めなかった結果、離婚という決断を下されただけのケースが多いです。相手の言葉に耳を傾け、「きっとこういう気持ちなのかな」と想像したり、誠実に話し合う姿勢が大切です。

取材・文=あまみん

小泉道子(こいずみ みちこ)

「家族のためのADRセンター」代表。家庭裁判所調査官として、夫婦の離婚調停の仕事に15年間従事。その後、民間調停機関「家族のためのADRセンター」を立ち上げる。離婚カウンセラーとして、親の離婚に直面する子どもたちのケアにも力を入れている。

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