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“煮出したお茶”、常温で放置はNG!→意外と知らない正しい保存法

  • 2026.3.30

桜の季節を迎え、日増しに気温が上がるこの時期は、意外にも熱中症への注意が必要になってきます。自宅でお茶を作り、こまめな水分補給を心がけている方も多いのではないでしょうか。
自分で作るお茶は、気軽にたっぷり飲めるのが大きな魅力ですが、実は「煮出したあとの冷やし方」には注意が必要です。

今回は、衛生的においしく飲むために知っておきたい、“煮出したお茶の保存”について気を付けるべきポイントをご紹介します。

煮出したお茶は「雑菌」が繁殖しやすい!

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お茶の作り方は「水出し」と「煮出し」もしくは「お湯出し」が一般的です。(今回はまとめて「煮出し」と表現します)

短時間でしっかりとお茶の風味が出る「煮出し」を選ぶ方は多いかと思います。

しかし、実は煮出したお茶は傷みやすい性質を持っていることをご存じでしょうか。
熱いお茶を冷ます過程で、雑菌が繁殖しやすい環境が整ってしまうため注意が必要なのです。

常温に置かず、氷で“急速に冷やす”が正解

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雑菌が最も繁殖しやすい温度は30℃~40℃と言われています。
煮出したお茶を常温で放置して冷ますと、この危険な温度帯に留まる時間が長くなってしまいます。

そこで、正しい保存手順を確認しましょう。

1. お茶を濃い目に煮出す

あとで氷を入れることを想定し、あらかじめ少し濃い目に抽出しておくのがコツです。

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2. たっぷりの氷で「急冷」する

急速に冷やすため、たっぷりと氷を入れた保存容器に煮出したお茶を注ぎます。

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3. 即、冷蔵庫で保管する

冷やしたあとは常温に置くことなく、すぐに冷蔵庫に入れましょう。

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この方法なら、お茶の味をしっかり引き出せるうえに、雑菌が繁殖するスピードを抑えることができます。この場合でも、作ったあとは1~2日以内に飲み切るのがおすすめです。

カテキンの抗菌作用や原料の違いにも注目!

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お茶の「原料」によっても、保存性の高さは異なります。

  • ほうじ茶・緑茶 
    抗菌作用のある「カテキン」を多く含んでいるため、比較的傷みにくいという特徴があります。

  • 麦茶・コーン茶・黒豆茶 
    一方、麦茶などの原料となっている「穀物」にはカテキンがほとんど含まれていません。代わりに、雑菌のエサになりやすい「でんぷん質」が多く含まれています。そのため、これらのお茶はより注意して扱う必要があります。

急冷・早飲み・容器の清潔さを徹底しよう

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外出時にお茶を持ち歩く際の容器にも、配慮が必要です。
保冷効果のないプラスチック容器は避け、温度をキープできるステンレス製の魔法瓶を使用するのがおすすめです。

また、少しでもお茶に濁りがあったり、においに変化を感じたりした場合は、無理に飲まずに廃棄してください。容器は使うたびに隅々まで丁寧に洗い、しっかり乾かして清潔に保つことが、安全への第一歩です。

今回は、意外と気づきにくい“煮出したお茶の注意点”をご紹介しました。
お花見などの行楽シーズン、安全でおいしいお茶で元気に水分補給を楽しみましょう!
次にお茶を作る際は、ぜひこの「急冷」を試してみてくださいね。


※記事内の情報は筆者購入時および記事執筆時点の情報です。