1. トップ
  2. 【詐欺被害】「屋根が浮いていますよ」親切を装うその一言に注意!全国で多発する“屋根詐欺”の実態とは【作者に聞く】

【詐欺被害】「屋根が浮いていますよ」親切を装うその一言に注意!全国で多発する“屋根詐欺”の実態とは【作者に聞く】

  • 2026.3.24
「屋根が壊れている」「屋根が飛んだら近所迷惑になる」などと不安を煽って必要のない修理をさせる業者。幽霊や怪異ではないが、これはこれで怖い。 送達ねこ(@jinjanosandou)
「屋根が壊れている」「屋根が飛んだら近所迷惑になる」などと不安を煽って必要のない修理をさせる業者。幽霊や怪異ではないが、これはこれで怖い。 送達ねこ(@jinjanosandou)

大雨や台風の季節、住宅街にふいに現れる“親切そうな人物”。「お宅の屋根の板金が浮いているのが見えて…」と声を掛けてくるその姿は、一見すると善意に満ちている。しかし、その裏に潜んでいるのは巧妙な詐欺の可能性だ。今回紹介するのは、郵便配達員が実際に見聞きした“屋根を見る人”の実態である。

静かに近づく“善人の仮面”…その正体とは

屋根見る人にご用心_P01 送達ねこ(@jinjanosandou)
屋根見る人にご用心_P01 送達ねこ(@jinjanosandou)
小包を配達に行くと、玄関前で奥さんと業者さんが話しているところに遭遇 送達ねこ(@jinjanosandou)
小包を配達に行くと、玄関前で奥さんと業者さんが話しているところに遭遇 送達ねこ(@jinjanosandou)
詐欺師は親切面をして近づいてくるという 送達ねこ(@jinjanosandou)
詐欺師は親切面をして近づいてくるという 送達ねこ(@jinjanosandou)

現役の郵便局員である送達ねこ(@jinjanosandou)さんは、日々の業務のなかで耳にした体験談を漫画として描いている。今回のエピソードは、I局のコージさんから聞いた話だというが、その内容は決して一地域にとどまるものではなかった。「自分は千葉の話を聞きました。東京西部も…と聞き、広範囲で起こっている詐欺事件のようで心配です」と語る通り、同様の手口は全国各地で確認されている。

屋根の不具合を指摘し、「親方が心配して見てあげて来いって」ともっともらしい理由を添えて近づいてくる。その語り口は自然で、警戒心を緩めてしまう人も少なくない。しかし、屋根に上がらせた瞬間、状況は一変する可能性があるのだ。

「屋根が飛ぶと迷惑に」不安をあおる巧妙な手口

この手の詐欺は、特に天候が荒れやすい季節に増加する傾向がある。「屋根が飛ぶとご近所さんの迷惑になる」と不安をあおり、早急な対応を迫るのが特徴だ。送達ねこさんも「大雨、台風シーズンはさらにこの手の詐欺が活発になるようです」と警鐘を鳴らす。「こういう詐欺もあるのかと知ってもらえれば幸いです。どうかご注意を!」という言葉には、実体験に基づく切実さがにじむ。

被害はすぐそばに…読者の体験が物語る現実

作品をSNSに投稿すると、コメント欄には実体験が次々と寄せられた。「うちにも来ました。2人組でちょっと怖かったです」「おととい同じような業者が来ました」「アンテナが傾いていると言われたことがあります」といった声が並び、その多さに驚かされる。

なかには「両親がその手口に引っかかり430万円だまし取られました。取り返しましたけど、弁護士費用に50万かかりました…」という深刻な被害報告もあった。決して他人事ではない現実が、そこにはある。

さらに「この漫画は全国の町内会で回覧板で回すべき!」「広報誌の巻頭に載せるべき」といった声も上がり、注意喚起としての価値も高く評価されている。まずは「知ること」が被害を防ぐ第一歩である。

送達ねこさんが描く「郵便屋が集めた奇談」には、こうした実話に基づくエピソードが数多く収められている。怪談のようでいて、実は現実に起きている出来事――その境界線の曖昧さが、読者に強い印象を残す。

取材協力:送達ねこ(@jinjanosandou)

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる