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【綱 啓永】「自分の居場所を大切にしようと思ってもらえたら」【sweet web独占】

  • 2026.3.20

トー横封鎖後の歌舞伎町を舞台にした映画『東京逃避行』。
若者たちを保護し心の拠り所となる役どころで出演の綱 啓永さんにインタビュー!
ニッコニコで話してくれた、最近のプライベートのエピソードもチェック!

―今回、トー横封鎖後の歌舞伎町を舞台にしたストーリーになっていますが、出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

綱啓永(以下:綱)「この作品は‟居場所“っていうのがテーマになっていて、居場所を求める2人と作る2人が居て。僕が演じるのは作る側なんですけど、作る側の2人がしっかり演じないと、この作品が成立しないと思ったので、勝手に責任感みたいなものを感じていました」

―その中でも綱さんは、主人公の飛鳥と日和に寄り添う側のエドという役柄を演じていますが、どういうことにフォーカスをしてエドという役柄を演じようと思いましたか?

綱「トー横っていう居場所がなくなって、そこに来る子たちの居場所「新宿SANC(本作に出てくる保護団体)」を新しく作る。言っちゃえばリーダー的な位置なんですけど、保護団体を作るって考えるってことは、根っこの部分はすごく優しい人なんだろうなと思ったので、そういう部分がにじみ出たら、この役の説得力は上がるのかなと思い、心のどこかに常に優しさを置きながら演じるようにはしていました」

―どこかに影があるというか、心の傷を抱えているような、その複雑さがありそうな気がしました。その辺のバランスとかはどう意識しましたか?

綱「傷が全くない人間はいないと思うので、そこはエドなりの傷があったと思うんです。ホストの時期もありましたが、エドのバックボーン的には普通に生きてきた人間で。そこから居場所がない子たちのことを考え始めるっていう。自分の人生を普通に生きようと思えばそのまま突き進めた人生もある中で、自分以外のところまで目を向ける人間というところは常に考えてました」

―エドに共感したところはありますか?

綱「面倒見がいいところがあるんですけど、そこは自分にも通ずるところがあります。設定で7個下の妹がいるんですけど、僕自身も7個下の妹がいるので、そこはもう完全に一致しました」

―お兄ちゃんとして妹が可愛くて仕方がないという感じですか?

綱「そうですね。親がいなくなったらって妄想をするときがあるんですけど、一番最後まで側にいるというか守り抜くものって妹になるから、そういう気持ちはエドも「新宿SANC」に来た子達に似たような感情をもってるのかなって思いました」

―思わず感情が込み上げてきたシーンはありますか?

綱「(池田)朱那ちゃん演じる日和と初めて出会う回想のシーンがあって、そのときの日和の表情が僕の中で印象的で。本当に素敵なお芝居なんです。本当に傷を抱えた女の子がただそこにいたって感じで。役とマッチした不思議な瞬間でした。守りたい、俺がどうにかしなくちゃって思ったシーンでした」

―撮影の裏話や共演者の方とのエピソードを教えてください。

綱「撮影自体が1年くらい前なので記憶が……携帯のメモに書いていたのは、‟しりとり“。朱那ちゃんと(寺本)莉緒ちゃんと(高橋)侃くんと4人でしりとりをして盛り上がりました。朱那ちゃんが変わっててめっちゃ面白い子で。いちいちなんだそのワード!みたいなことばかり言ってました(笑)。普通しりとりだと、最初りんごでその次ってゴリラとかじゃないですか? 朱那ちゃんだったらゴリラって言わないみたいな。普通とは違うことを言ってて、この人面白いなって思った記憶があります。ちなみにそのとき言ってたワードは覚えておりません!(笑)。朱那ちゃんが本当に日和みたいでした」

―長編映画デビューの秋葉監督との撮影で、いつもと違う部分や印象的だったことはありますか?

綱「撮影のときに手持ちカメラで撮っていることが多かったです。だからよりリアリティーが出て、きっと監督は狙ってやっていたのかなって。モニターを見たら、すごいなぁ普通の映画とは違うものが撮影できそうだなって期待感がありました」

―映画も歌舞伎町のリアルが伝わってくるなと思いました。今までのイメージと実際に撮影をすることで歌舞伎町に対するイメージに変化はありましたか?

綱「この時も実際に歌舞伎町に行きましたけど、去年歌舞伎町がテーマの舞台をやっていて。ここ1年でトー横に携わる機会が多かったんですけど、イメージ的なものは大きくは変わらないです、悪い意味じゃなくて。やっぱり怖いとか自分が知らない世界ってイメージをもっていて、それは変わらない。舞台の方で歌舞伎町に行った時も映画に出てくるような子達がいっぱい居て、僕が見てるとすごく睨んでくるんです。よそ者はどっか行け!みたいな目で見てくるんですけど、それは自己防衛的なものなのかなって。この役を演じているからかもしれないけど、なにかできることはないかな?っていう感情になるんですよね。僕にとっての居場所はたくさんあるけど、この子達にとっての居場所はただただ今は歌舞伎町にあるってだけで。変な偏見をもちすぎるのはよくないなっていうのはこういう作品に携わっているとよく思いますね」

―綱さんより年下の24歳の監督っていうところで、刺激を受けたことはありますか?

綱「秋葉さんは最高ですね! 大好きなんですけど、撮影してるときにすごく楽しそうなんです。睡眠時間とかもなくて大変なはずなんですけど、現場で相談しにいってもすごく紳士的に答えてくれるし、いいシーンが撮れたら、うわ!めっちゃいいやん!とか言ってくれる若々しさがあります(笑)。一緒に作ってて、現場にいるみんなのモチベーションを底上げしてくれるような監督だなって思いました。監督によって現場の色も変わると思うんですけど、秋葉さんの色が僕はすごく好きでした。今回は俳優と監督っていう立場でお仕事をしましたけど、ひとりの人間としてすごく素敵な人だなって思いました」

―映画の見どころや魅力、印象的なシーンを教えてください。

綱「映画を観て思ったのは、日和と飛鳥の2人のシーンがめっちゃリアルだなって思いました。会ったばかりでゲーセンに行ったりとか。僕にはその感覚がないんですけど、いるよなって。2人の傷も感じたけど、一瞬一瞬を楽しんでる2人が僕は嬉しかった。これは僕としてなのかエドとしてなのか分からないですけど、そういう感情を2人のシーンで感じました。今回この作品は歌舞伎町やトー横の話をしてますけど、全体のテーマは居場所だと思っていて。居場所がある人、ない人がいるというと難しいんですけど、僕は誰にでも居場所はあると思っていて。それが家族なのか友達なのか分からないですけど、自分の身の回りの物理的なものじゃなくても居場所というものを大切にしようと思ってもらえたら、この作品に出会えてよかったって思います」

―ここからは綱さんのプライベートもお伺いできたらと思います。今ハマってることはありますか?

綱「いっぱいありますよ! サウナはずっとハマってるんですけど、最近週4ぐらい行ってます。サウナに行かないと一日が締まんないんですよね。サウナに行くときは友達と行くんすよ。だからサウナ=友達にも会えるなので、整うし、友達にも会えるっていう意味でサウナはずっとハマってますね。あとはアニメのフィギュア。フィギュアを集めたり、地元の友達とお揃いで買ったりしてます。今フィギュア飾るショーケースが欲しくていい感じのものを探してます」

―好きな香りは?

綱「強すぎるのはあまり好みじゃなくて、香りの種類でいうと‟落ち着くウッド系“は間違いないかなって感じです。爽やかなのも好きです。フルーティとかも好きです。男臭い匂いはあまり好みじゃないです(笑)」

―春に着たいファッション、行きたい場所はありますか?

綱「去年デニムジャケットを買ったんです。すごく気に入っててずっと着てたんですけど、早くまた着たいなって思ってます。すごく可愛いんですよ(ニコニコ)。襟の部分だけレザーなんです(ニコニコ)。ボタンも可愛らしくて(ここまでニコニコでお話する綱さん)。デニムにレザーだとイカツイって感じると思うんですけど、ボタンとデザインが可愛くて、可愛いとカッコイイのミックス。なので、新しく買うとかではなく、またそれを着たい(笑)。行きたい場所はお花見! 友人と行きたいです。なんですけど、今日お花見行こうぜって僕の友人あんまり乗ってくれなくて……。僕は行きたいのに(笑)」

―(笑)。

綱「お出かけのついでに、あそこでお花見やってるじゃん!、屋台やってるじゃん!って誘導するパターンが多いです。そういうのがいいですよね、屋台大好きなんで。屋台に行きたいです」

―では最後にsweet読者にメッセージをお願いします。

綱「こんにちは、綱 啓永です。これを読んでくださってる皆さん、中には僕のファンの方もいると思います。いつもありがとうございます。初めて僕を見た方は名前だけでも覚えてください。今度、『東京逃避行』という映画が公開されるんですけど、予告を観ていると真面目な印象を持たれることもあるかと思います。もちろん真面目な部分もしっかり表現してる映画なんですけど、希望も詰まっている。皆さん生きてて大変なことがあると思うんですけど、自分にとって光る部分に目を向けようと思える作品になってるので、ぜひ劇場でご覧ください」

―ありがとうございました!

映画『東京逃避行』3月20日(金)より全国公開

Story:家や学校に居場所がない女子高生・飛鳥は、トー横で暮らす少女が綴った自伝的ネット小説『東京逃避行』に憧れ、新宿・歌舞伎町へ。偶然、作者の日和と出会いすぐに意気投合。トー横に流れ着いた人々を保護し、面倒を見るエドやメリオを紹介され集まりに参加するも、そこで目にしたのは、衝撃的な現実だった…。街中から追われ、逃げる飛鳥と日和。居場所を守ろうと戦うエドと、追いかけるメリオ。その裏で半グレ組織や警察をも巻き込み、一夜にして事態は急展開を迎える―――。

出演:寺本莉緒、池田朱那、綱啓永、高橋侃、松浦祐也、深水元基、さとうほなみ他 監督・脚本:秋葉恋/エグゼクティブプロデューサー:藤井道人/制作プロダクション:BABEL LABEL/配給:ライツキューブ
©2025 映画「東京逃避行」製作委員会

photo : JOJI[RETUNE rep]

styling : MIYAKE TSUYOSHI

hair & make-up : YUDAI MAKINO[vierge]

text : MEGUMI KANDA

edit : sweet web

ジャケット¥73,700、パンツ¥49,500(ともに エトセンス)、Tシャツ¥22,000 (チノ/モールド)、その他スタイリスト私物

Shop list
エトセンス 03-6809-0470
モールド 03-6805-1449

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