1. トップ
  2. ファッション
  3. 目利きが注目するアイウェアをずらり紹介。“品”と“抜け感”が共存する次の一本

目利きが注目するアイウェアをずらり紹介。“品”と“抜け感”が共存する次の一本

  • 2026.3.16
“品”と“抜け感”が共存する次の一本

コンティニュエ(恵比寿)・嶋崎周治が気になるアイウェア

ここ数年のアイウェアの流れは、デザインもディテールも構築的で作り込みの強いものが主流でした。その完成度の高さが魅力のモデルも多いけれど、“作り込み合戦”には少し飽きも感じています。

だから今は、もう少し肩の力を抜いたものが気分。あえてシンプルなラウンドを選んだり、少しサイズ感を外したり。そのさりげなさが、一番お洒落に映ります。

Haffmans & Neumeister
極限まで無駄を削ぎ落としたステンレスフレームは、軽量でミニマル。繊細なラインで構成されながら、絶妙なサイズバランスと色合いで静かな個性を宿す。都会的なクワイエットラグジュアリーを体現する。82,500円(ハフマンス&ノイマイスター)
YUICHI TOYAMA:5
ブランドのプレステージラインから発表された立体的な魅力を備えるコンビネーションモデル。カーキブラウンのアセテートに、グレー×シルバーのメタルを合わせることで、さらに奥行きのある表情を作る。126,500円(ユウイチ トヤマ:5)
MAX PITTION
フレンチヴィンテージの文脈を色濃く受け継ぐ代表作。重厚なフロントと、鋭さを残したスクエアシェイプが特徴だ。カラーは艶やかなPIANO BLACK。クラシックでありながら顔周りに強い輪郭を与える。77,550円(マックス ピティオン)
PETER AND MAY
直線的なスクエアをベースにしながらも角を柔らかく整え、顔馴染みのよいバランスに仕上げている。カラーSAGUAROは、深みのあるグリーン系アセテート。強さと落ち着きを併せ持ち、静かに個性を主張する一本。60,500円(ピーターアンドメイ)
District Vision
LA発のスポーツアイウェアブランド。過剰なファッション性に寄せず、思想やライフスタイルまで含めたカルチャーとしての佇まいを大切にしている。未来的でありながら控えめで、都市のムードにも溶け込む。129,800円(ディストリクト ヴィジョン)
10 eyevan
派手さはないが、完成度は極めて高い。細部の設計や素材使いに妥協はなく、静かに質の高さを語る一本。控えめだからこそ、逆に確かな存在感を放つ。定番を経験した人が、その先を探すときに手に取ってほしい。93,500円(10 アイヴァン)

profile

嶋崎周治

しまざき・しゅうじ/アイウェアセレクトショップ〈コンティニュエ〉代表。独自視点のプロダクトや空間が魅力。

Information

コンティニュエ恵比寿本店

住所:東京都渋谷区恵比寿南2-9-2|地図
TEL:03-3792-8978
営:12時〜20時
休:水曜

RUTTEN_(御徒町)・荒岡 敬が気になるアイウェア

今、改めて惹かれているのがダブルブリッジ。ルーツはアビエーター型。軍やパイロットが掛けていたティアドロップに由来するだけあって、どうしても武骨で男らしい印象が強い。

でも、そこに別の角度から光を当てれば、まだ広がりがあると思います。ダブルブリッジはラギッドなもの、という思い込みを少しだけ裏切る。その余白が、今は面白いんですよ。

I.ENOMOTO
ブランドの代表作とも言えるモデル「IE026」にピンクゴールドで別注した特別な一本。テーマは春の空気に重なる“桜”。骨太なダブルブリッジの強さを程よく和らげ、肌に自然と馴染む色合いへと仕上げた。66,000円(アイ.エノモト)
MIZ DIALOGUE
縁なしフレームが周知されたのは1930年代に遡る。80年代には縦幅のある大ぶりなモデルが台頭し、90年代に入ると一転して横長のナローシェイプが主流に。そのどこか懐かしいシルエットが、今再び新鮮に映る。52,800円(ミズダイアログ)
Grapes & Celadon、Arumamika
1970〜80年代のヨーロッパでは、プラスチック製のダブルブリッジなどの紳士枠が多く製作され、やや厚みがあり重厚で実直な作りが特徴だった。そのクラシックな意匠を基に、現代的なバランスで再構築したのがこちら。ボリューム感を保ちながらも今の装いに溶け込みやすい。上/56,100円*特別仕様価格(グレープス・アンド・セラドン)、下/49,500円(アルマミカ)
Grapes & Celadon
荒岡さんが注目する“ヨーロピアン紳士枠”の視点。80年代のアイウェアはドイツ製やオーストリア製が興隆し、重厚な作りが特徴。市場は小さいが、“ジャーマンヴィンテージ”は再評価したいジャンル。55,000円(グレープス・アンド・セラドン)

profile

荒岡 敬

あらおか・たかし/兄とともに〈ブリンク〉などを展開。2018年、カフェとバー、アイウェア、民芸を融合させた〈RUTTEN_〉を開業。

Information

RUTTEN_

東京都台東区上野5-5-10|地図
TEL:03-6284-2675
営:12時〜19時30分
休:不定休

元記事で読む
の記事をもっとみる