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新入社員「購入する気はないな」泥だらけの老人を見た目で判断→同期に任せたらまさかの3台契約?実は大富豪だった【作者に聞く】

  • 2026.3.13
月に2台がノルマ。畑帰りに立ち寄った泥だらけのおじいさんは「買わない」と判断したけれど? 画像提供:みこまる(@micomalu)
月に2台がノルマ。畑帰りに立ち寄った泥だらけのおじいさんは「買わない」と判断したけれど? 画像提供:みこまる(@micomalu)

みこまる(@micomalu)さんの描く『田端、明日は売るつもり!』は、華やかなカーディーラーの裏側で、新人営業マン・田端がぶつかる苦悩と成長をリアルに描いた物語だ。本作はWEB漫画賞「クニエ漫画グランプリ2021」でSNS読者賞を受賞するなど、多くの共感を集めている。

客の顔が見えない新人の暴走

「田端、明日は売るつもり!」第2話02 画像提供:みこまる(@micomalu)
「田端、明日は売るつもり!」第2話02 画像提供:みこまる(@micomalu)
「田端、明日は売るつもり!」第2話03 画像提供:みこまる(@micomalu)
「田端、明日は売るつもり!」第2話03 画像提供:みこまる(@micomalu)
「田端、明日は売るつもり!」第2話04 画像提供:みこまる(@micomalu)
「田端、明日は売るつもり!」第2話04 画像提供:みこまる(@micomalu)

憧れのディーラー職に就いたものの、入社以来1台も車を売ることができていない田端。彼が陥っているのは「売りたい」という熱意が空回りし、肝心のお客の心を見失っている状態だ。子連れの夫婦を長時間待たせて見積書を作成してしまったり、自分の都合ばかりを優先させてしまう。

みこまるさんは本作を描くうえで、実際のディーラーにアンケートや取材を行った。現場ではよい話だけでなく、困ったお客やトラブルも尽きない。しかし「お客さんの数だけさまざまエピソードがあっておもしろい」と、リアルな経験を作品に昇華させている。

軽トラのおじいさんが実は大富豪

なかでも衝撃的なのは、農作業用の軽トラで試乗にきた老人を巡るエピソードだ。田端は、泥だらけの見た目から「購入する気がない」と勝手に判断。忙しさを理由に、試乗の接客を同期に押しつけてしまう。

しかし、偏見を持たずに接客した同期は、なんとその日に3台の契約にこぎつけた。実はこの老人、見た目とは裏腹に豪邸に住む大富豪だったのである。これは取材先の店長が実際に経験した実話だという。見た目で人を判断した田端は、大きなチャンスを逃すことになった。

物語は、失敗を繰り返す田端が周囲の人々と触れ合うなかで成長していく姿を追う。トップディーラーや整備士、店長、そしてさまざまなお客。一人ひとりと向き合うことで、彼は「仕事とは何か」「売るとは何か」という販売の最も大切なことに気づいていく。

連載形式でありながら、どこから読んでも楽しめる工夫が凝らされた本作。新人営業マンが泥臭く成長していく姿は、働くすべての人に勇気を与えてくれるはずだ。

取材協力:みこまる(@micomalu)

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