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母の葬儀で夫と義母「火葬長いから飯行くわ」でも遺産目当てですり寄ってきて…1カ月後、2人の末路は

  • 2026.3.1

母が亡くなったという連絡を入れたとき、夫は「そうか……」と短く返すだけでした。気丈に振る舞おうとしていたものの、私はここ半年の闘病生活を思い出し、覚悟していたはずなのに実感が湧かず、言葉がうまく出てきませんでした。

葬儀より“ホテル”?夫の他人事すぎる反応

私は気持ちを立て直すようにして、2日後がお通夜だと伝え、いつ私の実家に来られるのか確認しました。

夫は「会社に連絡して、お通夜には間に合うように向かう」と言いました。さらに「母さんも行くから」と言い、「ホテルを取ってほしいって言ってる」と続けます。私は葬儀の手配や連絡で頭がいっぱいで、正直それどころではありませんでした。

「お金は払うから、予約はそっちでしてくれる? いろいろ決めなきゃいけないことがあるから忙しいの」

そう頼むと、夫は「もしかして遺産のこと?」と聞いてきました。私は思わず言い返しました。今は遺産ではなく、葬儀のことで手一杯なのだと。業者との打ち合わせもあり、連絡しなければならない先も山ほどあると説明すると、夫は「へぇ、初めて知った」と、のんきな感想を返すだけでした。

義母「温泉がいい」…それを止めない夫

1時間後、夫から連絡があり、義母が「新しい喪服が欲しい」「数日いるから普段着も欲しい」と言っていること、さらに「温泉付きで景色のいい宿がいい」と希望していることまで、淡々と伝えてきたのです。

その瞬間、胸の奥が冷えました。私は母を亡くしたばかりなのに、義母は旅行気分なのだろうか。夫もそれを止めず、そのまま私に伝えてくる。

「ねぇ、私の母が亡くなったんだよ……? 旅行気分で来るつもり?」

問い詰めると、夫は「俺じゃない、母さんが」と言い訳し、「温泉でテンションが上がってて」と、どこまでも軽いままでした。私ははっきり伝えました。義母の言葉をそのまま私に伝えないでほしい。母親を亡くした人に向ける内容ではない、と。

夫は「わかった、注意しとく」と口では言いましたが、2日後——お通夜の直前になっても、夫はまだ到着していませんでした。

通夜に遅刻、葬儀中はスマホ…火葬中に消えた2人

開始間際の夕方、私は控室で親戚の対応に追われながら電話をかけました。すると夫は、まだ百貨店にいると言うのです。義母の買い物に時間がかかっている、と。

喪服は買ったのかと聞くと「一応」との返事。そして今はストッキングを見ているらしく……。私は言葉を失いました。もう始まる、急いで、と繰り返すと、「ちょっと遅れるくらいいいだろ?」と返されます。通夜に“ちょっと遅れる”など許されるはずがありません。

結局、夫と義母は通夜に遅れてやってきました。翌日の葬儀でも、夫はスマホを操作し続け、何度も席を立ってタバコを吸いに行きました。義母に至っては、口を開けば愚痴ばかり。親戚の視線が痛いほど突き刺さり、私は恥ずかしさで頭が真っ白になりました。

火葬場へ移動すると、夫は義母とともに姿を消しました。連絡すると、「火葬が長いからごはんを食べに外へ出た」と悪びれもなく言い、「近くにおいしい海鮮丼の店がある」とまで口にします。私は怒りを通り越し、ただ虚しくなっていきました。

「遺産の話がある」その瞬間、夫の態度が一変

親戚と今後について話をしようとしたそのとき——夫から連絡が入りました。「まだ火葬場? 長すぎだろ」


私が「もう終わった」と伝えると、夫は慌てて「連絡してって言ったじゃん」と責めてきます。今さら何を言うのだろうと思い、「もう2人とも帰れば?」と言うと、夫は驚くほどあっさり喜びました。ですが、私が「これから遺産の話がある」と口にした途端、空気が変わりました。

「すぐ帰ります!」

さっきまで「早く帰りたい」と言っていたのに、遺産と聞いた瞬間、「大事な話じゃん」「援護してやる」と急に乗り気になったのです。遺産争いが起きるかもしれない、お前が損をしないように俺たちがついていてやる——そう言って、話し合いは自分たちが到着するまで待て、とまで言い出しました。

私は、はっきり断りました。来なくていい。遺言の内容を聞くのは血縁者だけだし、そもそも弁護士が来て淡々と説明するだけ。もうすべて決まっている、と。

そのやり取りをしながら、私は心の中で確信していました。これがこの人の本音なのだと。私が“母を失った人”として大切にされることはなく、ただ“遺産を持つ人”として扱われる——その現実が、決定打になりました。

離婚を突きつけた私…遺産を当てにした2人の結末

それから1カ月後、私は荷物をまとめて家を出ました。夫が「勝手に出て行ったのか!」と怒鳴ってきても、気持ちは揺れませんでした。離婚する、あなたたち家族とは縁を切る——そう告げました。

夫は「葬儀は悪かった」「これから大事にする」と取り繕いましたが、私は信じられませんでした。

「私に遺産がなくても、帰ってきてほしい?」と尋ねると、夫は黙り込み、「でもあるよな?」と確認してきました。私が「全部寄付したら?」と言うと動揺し、「困る」と吐き捨てます。ゲームの課金、義母の服、カードの支払い——結局、私に必要とされていたのは“妻”ではなく“お金”でした。

夫は泣きついてきましたが、私は「あなたたちの遺産じゃない。誰にも取られないように、あなたたちにも取られないように、離婚するの」と告げました。

離婚は揉めましたが、なんとか成立しました。遺産を当てにして豪遊していた2人は、支払いに追われているようですが……。離婚後、元夫が一度実家に押しかけてきましたが、次に来たら元夫の会社に連絡すると伝えたところ、来なくなりました。私は今、実家で在宅の仕事をしながら静かに暮らしています。

◇ ◇ ◇

葬儀は“形式的な行事”ではなく、遺された人が心を整理するための大切な時間です。その場での何気ない言動が、取り返しのつかない溝を生むことも。遺産を使い込まれる前に離婚できたのは、不幸中の幸いだったのかもしれませんね。

【取材時期:2026年2月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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