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「前世」を知ることは、今の人生をより充実させること? 「輪廻転生」というものを面白おかしく解説する人気シリーズ第6弾!【書評】

  • 2026.2.27

【漫画】本編を読む

良いことがあったとき、あるいは逆に悪いことが起こったとき、「前世って、本当にあるのかも!」と思ったことはないだろうか。『あの世の社会科見学 自身の秘めた可能性を知る前世編』(安斎かなえ:著、流光七奈:協力/竹書房)は、「あの世の社会科見学」シリーズの第6弾で、本作では「前世」という好奇心を刺激するテーマを、人気占い師と漫画家がタッグを組んで探っていく内容になっている。

物語は、ホラーや不思議な話が大好きな漫画家・安斎とヘタレ編集・サトーが、「視える占い師」としてテレビ番組や雑誌などから引っ張りだこの流光七奈と対話しながら進んでいく形式を取る。前世の概念や転生の仕組み、そこから見えてくる人格の根拠を、占い師として過去に見てきた経験や事例を踏まえて解説し、読者も一緒に学んでいけるように構成されている。

本作の面白さは、前世というテーマをオカルトや哲学のようなものとして扱うのではなく、あくまで現世の自分を理解するヒントとして読ませてくれる点にある。例えば、前世が有名な女性実業家だった女性が、今世も優秀なキャリアウーマンとしてバリバリ働いているという事例が紹介されている。つまり、前世とは単なる過去世の記憶などではなく、今の自分の行動様式や潜在能力、人生の傾向を知るカギになる、という視点で解説しているのだ。

安斎とサトーの狂言回しとしての役割も見逃せない。抽象的な概念の話ばかりになりがちなテーマにもかかわらずサクサク読めるのは、彼らの率直な疑問や体験談が随所に入っていることで解像度を上げてくれているからだ。

読み終える頃には、前世を知ることは「今、自分がなぜこのように生きているのか」という人生最大の問いに対する答えに近づくことなのでは?と思っているかもしれない。とはいえもちろん、信じるか信じないかはあなた次第だ。

文=馬風亭ゑりん

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