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親のスマホ設定で悩む親友に「やってあげたらいいじゃん」私のひと言が、親友の傷をえぐってしまったワケ

  • 2026.3.1

気心の知れた親友とのランチ。話題は「高齢の親のスマホ問題」へ移り……。私が何気なく放ったひと言で、相手を黙らせてしまった失敗から学んだ、40代からの友人との距離感とは? 友人が体験談を教えてくれました。

画像: 親のスマホ設定で悩む親友に「やってあげたらいいじゃん」私のひと言が、親友の傷をえぐってしまったワケ

似た境遇の親友

中学時代からの友人とは、結婚や出産の時期も近く、今でもランチやお茶をする仲です。

気心が知れた間柄だからこそ、会話はいつも弾み、話題はつきません。

しかし先日、ふとした瞬間に「入ってはいけない溝」を感じる出来事がありました。

ふとした瞬間に踏み外した「境界線」

話題が、お互いの「高齢の親」のことになったときです。

友人は「親がスマホの機種変を渋っててさ。古いプランのままで、面倒くさがって店に行かないの」と嘆いていました。

一方の私は実家の両親と仲が良く、スマホの手続きや設定は私がすべて代行しています。

それが親孝行だと思っているし、何よりその方が早いから。だから私は、軽い気持ちでこう言いました。

「それなら、やってあげればいいじゃん。ネットで手続きしてあげなよ」

その瞬間、友人の言葉がピタッと止まりました。

そのとき、私はハッと思い出したのです。

友人が昔、「母親とは性格が合わない」「顔を合わせれば喧嘩になる」と苦労していたことを。

私が忘れていた、彼女と母親の「埋まらない距離」

私にとって親切のつもりで言ったひと言は、友人にとっては完全に余計なお世話だったのです。

「親子なんだから仲良く」

「機種変くらいしてあげれば?」

そんな私の無意識の発言が、彼女の心の痛みを無視して、土足で踏み込んでしまっていたのでした。

私は慌てて、

「さっきの……ごめん、余計な口出しだった。それぞれ事情は違うのに」

と謝りました。

友人は「全然! 気にしてないよ」と笑ってくれましたが、私は猛省しました。

これから先、親の介護や病気の話など、もっと複雑で重い選択を迫られる場面が増えるでしょう。

そのときは、「愚痴を言い合える仲でいる。決して自分の価値観でアドバイスをしない」と肝に銘じておこうと思ったのでした。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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