1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「ネイルが欠けるの!」園ママの自己中な行動で園児が轢かれかけ…非を認めないママに制裁を下したのは

「ネイルが欠けるの!」園ママの自己中な行動で園児が轢かれかけ…非を認めないママに制裁を下したのは

  • 2026.2.14

これは私が数年前、当時4歳の長男を車で幼稚園へ送迎していたときの話です。幼稚園の駐車場に設置されている子どもの飛び出し防止のための扉を、何度注意しても閉めないAちゃんママ。決められたルールを守らない彼女に起こった恐ろしい事態とは……。

駐車場の扉を開けっ放しにするママ


長男が幼稚園の年少のとき、私は自家用車を運転して幼稚園へ通っていました。送迎の際は幼稚園の園庭に隣接している駐車場を利用し、正門とは別の扉から出入りします。その扉は金属製で、とても重いもの。しかも駐車場の入り口からは見えにくい位置にあり、子どもが園庭から駐車場へ飛び出してしまわないよう、帰りは特に注意が必要です。駐車場に車で乗り入れる際には最徐行で進むこと、門扉は開けたらすぐ閉め、鍵を閉めることを入園時に何度も念押しされました。扉には、「必ず扉を閉めて鍵もしっかりかけてください!」と大きな張り紙が貼ってあるほどです。

ほとんどの保護者がそのルールを守っている中、門扉のルールを守らない、長男と同級生のAちゃんという女の子のママがいました。Aちゃんママは、「この門扉の鍵、固くて回すときに指が痛くなるから大嫌い。無理に回すと爪も割れそうだしほんと最悪。誰かが開けておいてくれればいいのに」と公言し、鍵をかけないどころか、門扉も常に開けっ放し。

たしかに、子どもを抱っこしていたり荷物が多かったりすると、思うように体が使えず、片手で開けたいあまり指や爪の力だけで鍵を扱ってしまうこともあり、長く伸ばした爪は割れたり欠けたりするのかもしれません。しかし、だからと言って開けっぱなしにしていい理由にはなりません。それなのに、幼稚園の先生が「安全のため、簡単に開けられないようにしてあるんです……」と理由を説明しても「ちゃんと親が子どもを見ていれば大丈夫ですよね? ちょっとの時間だし、そんな厳しく言わなくてもいいでしょ!」と言い返している様子を、幾度となく見てきました。ひどいときには「じゃあ私のこの欠けたネイルの修正代、出してくれるの?」と脅す始末。私はその様子を見て、「子どもの安全と自分のネイル、どっちが大事なの……」とモヤモヤした気持ちになっていました。

そんなある日、お迎えのために駐車場にいた私は、ちょうど前を歩いていたAちゃんママが、門扉の鍵を開けて園庭に入っていくのを見かけました。しかし、彼女はやはり鍵をかけず、門扉を全開にしたままスマホを片手に、園舎の方へ歩いていきます。その直後、園庭からAちゃんが「パパだ!」と叫びながら駐車場へ猛ダッシュで飛び出してきたのです。同時に、一台の車が駐車場に入ってきました。

私はとっさに「危ない!」と叫びながら、Aちゃんの腕をつかみ、Aちゃんを引き戻します。車は急ブレーキをかけ、間一髪のところで事故には至りませんでした。運転席から血相を変えて飛び出してきたのは、仕事帰りにサプライズでお迎えに来たAちゃんのパパでした。近くにいた先生に「Aちゃんママ! また開けっぱなしにしてたんですか!?」と言われたAちゃんママは「あの鍵と扉のせいよ! あんなに重い扉じゃなかったら私だってちゃんと閉めるし、鍵だってするわよ! あの扉と鍵のせいでAが危ない目に合ったじゃない!」とまさかの責任転嫁。

AちゃんパパはそんなAちゃんママを見て「お前が開けっ放しにしてたからだろ!」と人目もはばからず激昂。Aちゃんママは「でもあんな固い鍵をそのたびに回してたら、せっかくのネイルが欠けちゃうのよ!? 扉だって重くて大変なの!」とこの期に及んでも自分のネイルを気にしています。自分の娘をひきかけた恐怖と、妻の無責任さへの怒りでパパは震え「娘の命とお前のネイル、どっちが大事なんだ!」とさらに激怒。さすがのAちゃんも「ママ、私のこと嫌い?」と涙目になり、Aちゃんママはあたふたし始めます。

騒ぎを聞きつけたほかの先生や園長先生もこちらへ急いできました。「Aちゃんを止めてくださってありがとうございます」と園長先生は私にお礼を言うと、Aちゃん親子へ近づきます。「Aちゃん、駐車場へ行くときは、必ず、おうちの人と歩いて行くって約束したよね。今度から気をつけようね」という園長先生の話に涙目で黙ってうなずくAちゃん。続けて、「子どもは大人がどんなに気をつけても、予測できない行動をします。この鍵が固いのは、大人がちゃんと子どもから目を離さないようするためです。あえて片手間では操作できない、固い状態にしてあるんです。前にもお伝えしたように、これは子どもの安全を守る仕掛けなんです。お父様がルールを守って徐行運転をしてくださっていたから、事故にならずに済みました。あなたも、今後はルールを守ってください」とAちゃんママの手を握って一喝。Aちゃんママはそこでやっと「すみません」とうつむいたまま謝罪したのでした。

自分の身勝手な振る舞いでAちゃんが危険な目にあいかけて、そして夫を「わが子を車でひいた親」にさせかけた事実に、さすがに反省したのでしょう。その後、Aちゃんママは、扉も鍵もきちんと閉めるように。結果、Aちゃんだけでなく、園に通う子どもたちみんなの安全が守られるようになりました。


「このくらいは大丈夫」という一瞬の油断や、個人の小さな都合でルール違反をしていると、取り返しのつかない大きな悲劇を招きかねないと思います。子どもたちの安全を守るために、不便だと思うことでも、ルールとなっていることには意味があると再認識させられた出来事でした。

著者:鈴木遼子/30代・ライター。7歳と6歳の年子の男の子を育てる母。毎日パワフルに活動する子どもたちに振り回される日々だが、大好きなコンビニスイーツを食べて体力を回復している。

作画:Pappayappa

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる