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「新作買っちゃった!」とスマートウォッチを自慢する彼。だが、思わぬ落とし穴で浮気が発覚【短編小説】

  • 2026.2.14

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

「スマホいらずで便利だぞ」ガジェット好きの彼氏

私の彼は、新しいもの好きなガジェットオタクです。

発売されたばかりの最新スマートウォッチを手に入れて、デート中も終始ご機嫌でした。

カフェでお茶をしている時も、彼は左手首を何度も私に見せつけてきます。

「見てよこれ、画面がすごく綺麗だろ?今までのとは反応速度が違うんだ」

「へえ、すごいね。かっこいいデザインだね」

私が合わせると、彼はさらにヒートアップ。

「だろ?しかもこれ、スマホをポケットに入れたままでも、通話もメッセージの確認も全部できるんだ。仕事ができる男の必須アイテムだよな」

彼は普段からスマホのセキュリティにはうるさく、指紋認証に加えて複雑なパスコードまで設定し、トイレに行く時さえ肌身離さず持ち歩くような用心深い人でした。

「俺みたいに情報の管理が徹底している人間には、こういうウェアラブル端末が合うんだよ」

そう語る彼の横顔は自信に満ち溢れていました。

しかし、その「徹底した管理」に、一つだけ大きな穴があることを、彼はまだ気づいていなかったのです。

手首に表示された「愛のメッセージ」

「便利な機能教えてやるよ。ここに天気予報を出したり……」

彼が私の目の前に手首を突き出し、操作しようとしたその時です。

ブブッ。

短い振動と共に、ウォッチの画面が明るく点灯しました。

彼が自慢していた高精細なディスプレイには、メッセージアプリの通知がポップアップ表示されています。

普段、彼のスマホであれば「新着メッセージがあります」としか表示されないはずの通知。

しかし、買ったばかりで初期設定のままだったスマートウォッチは、送られてきた文章を「全文」スクロール表示し始めました。

『昨日のデート楽しかったね♡』

凍りつく空気。

私の目の前で、あまりにも鮮明に流れる浮気の証拠。

彼は「あっ」と声を上げ、慌てて手首を隠そうとしましたが、時すでに遅し。

そのメッセージは、彼の浮気相手からの情熱的なラブコールでした。

「いや、これは……迷惑メールだ! 最近のスパムは手が込んでて……」

顔面蒼白で言い訳をする彼に、私は冷たく言い放ちました。

「本当にそんな言い訳が通じると思ってる?」

彼は観念したように項垂れました。

スマホのロックは完璧でも、手首のガードはガラ空きだったようです。

便利な道具も、使う人が脇の甘い浮気者では、ただの「自白装置」にしかならないということですね。

 

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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