1. トップ
  2. W杯開催国で差別被害か…元プレミア選手、所属クラブを“電撃”退団

W杯開催国で差別被害か…元プレミア選手、所属クラブを“電撃”退団

  • 2026.2.3

メキシコのクラブ・アメリカは1月31日、FWアラン・サン=マクシマンの退団を発表した。

フランス出身の28歳は、2013年にサンテティエンヌでプロデビュー。その後はブンデスリーガやプレミアリーグのニューカッスルなどでプレーし、キレのあるドリブル突破や強烈なシュートを武器に活躍した。

昨年8月にクラブ・アメリカへの移籍を発表し、ここまで公式戦15試合3得点の成績を残していた。

そんなクラブ期待のFWはなぜ電撃退団するのか。その背景には、サン=マクシマンの家族に対する、メキシコ国内での人種差別に原因があると見られている。

サン=マクシマンは退団発表直前に、自身のInstagram上で、「問題は肌の色ではなく思考の色です。私が攻撃を受けることは構わない。でも、私が決して許せないことは、私の子どもが攻撃を受けること」と投稿していた。

また、「私は子どもたちを守ることが最優先事項であり、国籍や肌の色に関係なく彼らが尊敬され、愛されるように戦います。憎しみや差別は社会において必要がないこと」と続け、「私の子どもたちに手を出そうとした人たちに言う。あなたたちは間違いを犯した。私は家族を守るためにいつでも戦う。私は恐れない」と差別に屈しない強い姿勢を見せた。

そして最後に「すべての人々が唯一無二で尊い存在であり、互いに尊重する必要がある」と訴えかけた。

クラブ・アメリカも、「私たちはピッチ内外で人間の尊厳を脅かす差別行為や暴力行為を、強く非難する姿勢を改めて表明いたします。アラン・サン=マクシマンと家族はこのクラブの全員で全力でサポートする」と選手と家族に寄り添い、差別行為を強く非難する声明を発表している。

今回の電撃退団に対して、X上では次のようなコメントが寄せられている。

「いつもそばにいるよMaxi。私の大好きなプレーヤー」
「ありがとう、幸運を祈っているよ。21世紀にもまだ人種差別が怒っているなんて、本当に残念」

サッカー界では、SNS上での誹謗中傷など差別行為がたびたび問題となっている。

数か月後にW杯の共催を控えているメキシコ。この問題は迅速に対応していかなければならないであろう。

筆者:遠藤正志(編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる