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北村匠海×林裕太×綾野剛の逃亡サスペンス『愚か者の身分』がNetflix TOP10で第2位

  • 2026.2.2
北村匠海×林裕太×綾野剛の逃亡サスペンス『愚か者の身分』がNetflix TOP10で第2位
Netflix TOP10(日本/映画)第2位『愚か者の身分』

闇ビジネスから逃走した若者たちの3日間を描く

【Netflix TOP10】今回ピックアップしたのは、日本の週間TOP10(映画)で第2位にランクインした『愚か者の身分』(英題:BAKA’s Identity)。北村匠海主演、林裕太、綾野剛の共演で描く、闇ビジネスの世界から抜け出そうともがく3人の若者の姿を追ったサスペンスドラマだ。

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舞台は新宿・歌舞伎町。SNSで女性になりすまし、孤独な男性をそそのかしては戸籍売買を行う闇ビジネスに身を置くタクヤ(北村)とマモル(林)は、出口の見えない日々を送っていた。そんなある日、所属する犯罪組織の大金が消失し、彼らの状況が一変する。警察と裏社会の両方から追われる身となったタクヤは、運び屋として裏社会を渡り歩いてきた兄貴分の梶谷(綾野)を巻き込み、決死の逃避行を試みる。

大藪春彦新人賞受賞作を映画化、予測不能のサスペンスにハラハラ!

原作は第2回大藪春彦新人賞を受賞した西尾潤の同名小説。日本社会の周縁に追いやられた若者たちのリアルを描いたクライム群像劇として高く評価されてきた作品だ。

今回、監督を務めたのは岩井俊二作品で助監督経験を持つ永田琴。脚本は『ある男』で第46回日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた向井康介が手がけた。映画化にあたっては群像劇的な原作構造を整理し、3人の視点にフォーカス。ハイカロリーなテーマを下敷きに感情に寄り添う人間ドラマへと再構築され、感情移入しつつもスリリングな展開にハラハラさせられる。

北村&綾野の完璧な演技に加えて、林の弟キャラがポイント高し!

一度足を踏み入れたら容易には抜け出せない闇ビジネスの恐ろしさと、そこから這い出そうともがく3人の切実な想いが物語を力強く前へと押し出していく本作。

その感情の軸を支えているのが、北村、綾野、そして林による絶妙なアンサンブルだ。
陽のあたらない闇の世界から抜け出そうともがくタクヤの決意、修羅場をくぐってきた兄貴分として責任を引き受けようとする梶谷の覚悟。それぞれに託された役柄の切なる想いを余すことなくすくい取り、体現した北村と綾野の名演に目を奪われる。

そのうえで、3人の関係性に豊かな感情の広がりをもたらしているのが、林が演じるマモルの存在だ。タクヤを心から慕い、考えなしに行動して感情がすぐに顔に出てしまう――そんな“弟キャラ”としての危うさと純粋さが、殺伐とした彼らの日常に人間味を与えている。この林の好演によって、諦めるにはまだ早すぎる彼らの未来への逃避行を思わず応援したくなる。崖っぷちながらも希望を感じさせるそんな後味の良さも、本作を快作と呼びたくなる理由だろう。(文:足立美由紀/映画ライター)

【Netflix日本Top10(映画)/1月19日~1月25日】
1位『RIP/リップ』
2位『愚か者の身分』
3位『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』
4位『超かぐや姫!』
5位『教場 Reunion』
6位『ブラック・ジャック』
7位『愛に乱暴』
8位『ひゃくえむ。』
9位『燃えよ剣』
10位『劇場版 呪術廻戦 0』

※Netflix TOP10:Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、毎週月曜日から日曜日までの各作品の「視聴回数」(視聴時間を作品の総時間で割って算出)に基づいてランク付けする。

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