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放送終了から3年「NHK様いつまでも待ちます」「心からお願い…」“切望の声”が後を絶たない至高ドラマ…“快挙”を成し遂げた完成度

  • 2026.2.22

映画やドラマの中でも続編制作が期待されている作品があります。今回はその中でも“続編が熱望されている作品”を5選セレクトしました。本記事では、第5弾としてドラマ『しずかちゃんとパパ』(NHK BSプレミアム)をご紹介します。NHKプレミアムドラマ『しずかちゃんとパパ』は、聴覚障害のある父と聞こえる娘の関係を通じて「共に生きる日常」と自立を描いた感動作です。リアルな手話表現と当事者性を重視した演出やキャストの演技力に好評が集まり、続編制作が熱望されるNHK屈指のヒューマンドラマとなっています。

※本記事は、筆者個人の感想のもとに作品選定・制作された記事です。
※一部ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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東京国際映画祭 オープニングイベントに出席した吉岡里帆(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『しずかちゃんとパパ』(NHK BSプレミアム/NHK総合)
  • 放送日:2022年3月13日~5月1日(NHK BSプレミアム)/2023年7月25日~9月12日(NHK総合)
  • 出演者:吉岡里帆、中島裕翔、笑福亭鶴瓶 ほか

主人公・野々村静(吉岡里帆)は、生まれつき耳が聞こえない父・純介(笑福亭鶴瓶)と二人で暮らす女性。幼い頃から手話と音声を使い分け、父の「耳」として生活を支えてきました。静は「コーダ(CODA)」と呼ばれる存在で、無意識のうちに父のために自分の人生を後回しにして生きてきたのです。

そんな静の前に現れたのが、少し空気が読めないが誠実な男性・道永圭一(中島裕翔)。二人は次第に惹かれ合い、恋人関係になります。しかし圭一は海外・パナマへの赴任が決まり、静に同行を申し出ます。静は父を一人残すことに強い不安を感じ、プロポーズを断り葛藤することに。一方の純介も、娘の人生を縛ってしまっているのではないかと悩み、自立を後押しする決断を下します。

最終回では、圭一が「無理についてこなくてもいい」と提案するものの、静は自らの意思でパナマ行きを決意。父に見送られながら、新しい人生へと踏み出します。依存し合っていた父娘が、それぞれの人生を歩み始めるラストは、多くの視聴者に感動を与えました。

「共に生きる日常」を描いた物語が共感できる

ドラマ『しずかちゃんとパパ』は、「“障害”を乗り越える物語」ではなく、「“障害”と共に生きる日常」として描き、視聴者に自然な共感を促しました。ろうの俳優・江副悟史氏をはじめとする手話指導チームの支えのもと生まれた手話表現は、単なる説明手段ではなく感情表現そのものとして機能し、臨場感を生み出しNHKならではの完成度として高く評価されています。

父・純介と娘・静の関係は、支え合いながらも依存と自立の間で揺れ動くリアルな親子像として描写されます。恋愛や将来に悩む静の姿、娘を手放すことに戸惑う父の感情は、多くの視聴者から「本当の家族みたい」と共感を集めました。さらに本作は第48回放送文化基金賞で複数の賞を受賞する快挙を成し遂げ、演技面・社会性の両面で高い評価を得ています。

こうした完成度の高さから、静のその後の人生やパナマでの新生活、父・純介の“第二の人生”を描く続編への期待は非常に大きいです。「共生社会」を真正面から描ける本作は、NHKドラマの理想形とも言える存在であり、続編や朝ドラ化が望まれるのも必然と言えるでしょう。

吉岡里帆さんの娘としての葛藤と成長の表現力が秀逸

ドラマ『しずかちゃんとパパ』における吉岡里帆さんは、「耳の聞こえない父を支える娘」だけでなく、一人の人間としての葛藤と成長を多層的に表現した快演が高く評価されています。吉岡さんの演技は、役柄を“理解する”レベルにとどまらず、一人の人間として感情そのものを表しているようでした。

特に手話表現は、単なる情報伝達ではなく、喜び・怒り・戸惑いといった感情が指先から溢れるように伝わり、視聴者に強い没入感を与えました。また、コーダ(CODA)特有の「空気を読む視線」や沈黙の間を、表情と目の演技だけで成立させている点も高く評価されています。

物語が進むにつれて自立を意識し始める微妙な心境の変化を、声色・視線・間の取り方だけで表現しています。さらに重いテーマの中でも、父とのやり取りに自然なユーモアを織り込み、コメディエンヌとしての資質も発揮。結果として作品全体のトーンを明るく支える存在となりました。

繊細な演技力を更に高める、臨場感あふれる手話表現

NHKプレミアムドラマ『しずかちゃんとパパ』は、「障害を乗り越える物語」ではなく、「共に生きる日常」を丁寧に描いたことで、多くの視聴者の共感を集めた名作です。リアルな手話表現と当事者性を重視した演出は、家族の依存と自立という普遍的なテーマを自然に浮かび上がらせました。中でも吉岡里帆さんの繊細で多層的な演技は、静という人物の成長を説得力あるものにし、作品全体の完成度を大きく高めています。

SNSには「続編切望しています」「続編を是非観てみたい」「NHK様いつまでも待ちます」「心からお願い…」「全国民観て」「圭一のことばは今でもわたしのバイブル」「毎話号泣」と作品のすばらしさを称賛する声が溢れています。

本作は、NHKドラマの理想形とも言えるヒューマンドラマであり、続編や朝ドラ化が期待される理由も十分に納得できる作品です。


※記事は執筆時点の情報です。