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放送開始から約6年かけて“迎えた完結編”に→「ずっっっと待ってた」「絶対ないと思ってた」歓喜の声が相次いだ傑作アニメ

  • 2026.2.22

「ここまで見届けてよかった」そう思える瞬間のために、物語は続いてきました。登場人物たちが歩んできたすべての時間がラストへと繋がり、私たちの心を大きく震わせるのです。今回は、“心を震わせるアニメ完結編Part2”と題し、5作品をセレクトしました。

本記事ではその第1弾として、アニメ『モブサイコ100 Ⅲ』(TOKYO MX・BSフジほか)をご紹介します。放送開始から約6年かけて完結した、『僕のヒーローアカデミア』などを手がけたボンズによる作画が魅力の作品です。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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GoogleGeminiで作成(イメージ)
  • 作品名(放送局):アニメ『モブサイコ100 Ⅲ』(TOKYO MX・BSフジほか)
  • 放送期間:2022年10月5日~2022年12月21日

学校生活に除霊のアルバイトと忙しい日々を送る、影山茂夫(CV:伊藤節生)、通称・モブ。一方、霊幻新隆(CV:櫻井孝宏)は新人所員・芹沢(CV:星野貴紀)と、「霊とか相談所」に次々に舞い込む奇妙な依頼に奔走しています。そんななか、街の中心にそびえ立つ巨大なブロッコリーは、今や“神樹”として崇拝され、街の人々を魅了していました。

再びモブの前から姿を消したエクボ(CV:大塚明夫)に、新たな盛り上がりを見せるサイコヘルメット教……。街の危機を察知したモブたちはブロッコリーへと向かいます。はたして神樹の中では何が起きているのでしょうか。友情、恋、そして自分自身――モブの青春が爆発する、シリーズ第3弾にして完結編です。

圧倒的な作画で描かれる超能力バトル

アニメ『モブサイコ100 Ⅲ』は、最強の超能力者ではなく「影山茂夫」という少年の最終章として、心の成長を真正面から描き切った点が見どころとなっています。超能力バトルの迫力はそのままに、物語の芯にあるのは「自分の気持ちを言葉にする」「逃げずに向き合う」という地味で切実な一歩。巨大化する“神樹”へと連なる展開は、シリーズらしいスケール感で視聴者を圧倒しつつ、最終的にはモブの内面へと収束していきます。

霊幻のエピソードもまた秀逸で、師弟関係のあたたかさが、笑いを挟みながら深く刺さります。さらに、アクションシーンのキレと爆発力や、静かな場面での感情表現のていねいさも魅力です。『モブサイコ100』という作品の集大成として、満足感の高いシーズンになっています。

放送開始から約6年かけて、完結へ

アニメ『モブサイコ100 Ⅲ』は、『ワンパンマン』の原作を担当するONE先生による漫画が原作となっています。第1期が2016年7月12日から放送開始し、最終回が放送された2022年12月21日まで、約6年かけて完結を迎えました。本作についてSNSでは「ずっっっと待ってた」「絶対ないと思ってた」「夢がかなった」との声が。

本作の制作を担当したのは、『僕のヒーローアカデミア』『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』『ガチアクタ』など、数々のアニメ作品を手がけるボンズです。ボンズが制作する作品は作画クオリティが高く、特にアクションシーンは見ごたえたっぷり。ぐっと惹き込まれる作画は、アニメ『モブサイコ100 Ⅲ』でも発揮されています。

また、モブ役を務める伊藤節生さんは、舞台版『モブサイコ100』でも同じくモブ役を担当しました。アニメニュース専門サイト“アニメ!アニメ!”にて、伊藤さんはモブを演じるうえで軸にしたことについて、以下のように語っています。

モブくんの魅力は素直さ。やりとりや反応で素直さを出すために、直感を強く意識しています。どれだけ絶大な超能力を持っていても、14歳の少年の素直さ、純粋さを根本にしっかり持っていようと心がけてきました。
出典:『「モブサイコ100」アニメ第3期放送! 伊藤節生がモブを演じてきて思うことは「自分の人生にとって土台のようなもの」【インタビュー】』アニメ!アニメ! 2022年10月5日

舞台を経て第2期になったとき、伊藤さんは「モブが元気キャラになっている」と指摘を受けました。その言葉が、モブのキャラクター性を改めて意識するきっかけとなったそうです。伊藤さんがモブを演じるうえで心がけたことこそが、アニメと舞台という2種類のモブを表現できた理由なのではないでしょうか。

アニメ『モブサイコ100』は、伊藤さんの人生において一番特別な作品になったそう。最高の作画で描かれ約6年かけて完結した本作は、きっと多くの視聴者にとっても特別な一作になったはずです。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari