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会社の『義理チョコ』って必要? 若手社員「お手数ですが」淡々とした『神提案』が「清々しい」

  • 2026.1.30

誰もが内心では疑問に思っていた、社内の古い慣習。変えようと声を挙げるのは、なかなか勇気がいるものです。しかし、それを止めたのは、空気を読みつつ前提を疑った若手社員でした。小さな変革の積み重ねが、職場を大きく変えた話です。

惰性で続く社内イベント

古い歴史のある会社に勤めていた頃の話です。伝統を大切にすると言えば聞こえはいいものの、実態は「本音では誰も出たくない社内イベント」が惰性で生き残っていました。

残業が常態化して問題視されていた部署にもかかわらず、休日や私生活を削って参加する行事が当たり前という、今思えばかなり無理のある職場環境でした。

若手の一言

そんな部署に配属されてきたのが、入社4年目の涼子ちゃん(仮名・20代女性)。空気は読むけれど、前提を疑うことをためらわないタイプでした。

まず話題に上がったのは、専務の趣味で続いていた毎春恒例の社内綱引き大会。過去の出場記録と戦績、現在の部署メンバーを確認したうえで、「この部署は小柄な女性社員が多く、構造的に不利です。今年度は不参加と回答しておきますね」と淡々と宣言。

若手社員たちは心の中では盛大なガッツポーズをしました。

誰も言えなかった本音

続いて問題になったのは、夏のボート大会。休日返上の練習や予選会、チームTシャツや横断幕の作成など、時間もお金も吸い取られる恒例行事でした。

「昨年はこれだけの工数と経費がかかっていますが、業務上のメリットは何ですか? 誰も出たくないですよね~」と笑う涼子ちゃんの質問に、みんな「あなたについていきます!」と目を輝かせて頷きました。

バレンタインの終焉

最後は、バレンタインとホワイトデーの義理チョコ配り。集金や買い出しの負担、男性側のお返し対応など、誰にとっても負担が大きい行事でした。涼子ちゃんは課長に相談。課長も「こんなイベントは真っ先に失くしたほうがいい」と笑い、廃止に大賛成。

「形式的に実施していたバレンタインとホワイトデーのお菓子配布ですが、今年から公式には廃止いたします。各々好きな人がいる場合は、お手数ですが勇気を出して個人的に思いを伝えてみてください」とクスっと笑えるようなメールを部署全体に送り、みんなも納得して解決。

形式だけの慣習は終わり、あの日、涼子ちゃんは間違いなく部署のヒーローでした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2017年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Ryoko.K
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。

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