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火葬場で、大人が長い箸を持った瞬間、息子は目を見開いて──。親族の心を救った、3歳児の『純粋すぎる一言』

  • 2026.2.2

子どもって、大人が予想していなかった発言をいきなりすることがありますよね。改まった場面では、親は「何か変なことを言いませんように」とヒヤヒヤすることも……。今回は筆者の次男が親戚の葬儀の最中に発した言葉に、悲しみに包まれていた親族一同が思わず救われたエピソードをご紹介します。

画像: 火葬場で、大人が長い箸を持った瞬間、息子は目を見開いて──。親族の心を救った、3歳児の『純粋すぎる一言』

大好きだったひいおじいちゃんとの別れ

次男が3歳のとき、私の父方の祖父が病気で亡くなりました。息子たちにとってはひいおじいちゃんです。亡くなる前の数年間はほぼ寝たきりで、施設でお世話になっていたこともあり、私たち家族もたまに息子たちを連れて顔を見に行っていました。いつも優しく微笑んでくれた祖父との別れは、家族全員にとって深い悲しみでした。

初めての葬儀参列

幼い息子たちにとっては、この時のひいおじいちゃんの葬儀が生まれて初めて体験する葬儀。そのため、いつもは走り回ったりずっとしゃべっていたりする息子たちも、周りの大人たちのただならぬ雰囲気に終始圧倒されている様子でした。いつもの様子とは打って変わって、特に注意する必要がないほど、落ち着いて過ごせていました。しかし、幼い心なりに、張り詰めた空気を感じ取って緊張していたのかもしれません。

沈黙が続く…そのときは突然に!

しかし、火葬場でいざ祖父が骨になってでてきた際、大人が長い箸を手に取った様子を見て、食卓の光景を連想したのでしょうか。次男から「え、え、食べるの?」と純粋ゆえの驚きの質問が……! 私は思わず吹き出しそうになったのですがなんとか耐え、「食べないよ。お箸で丁寧にお骨を拾ってあげるんだよ」とだけ答えました。

祖父がくれた、最後のリラックスタイム

すると、私は耐えたものの、私の父が笑いをこらえきれず「ぶっ!」と吹き出してしまいました。父につられて、周りの大人たちからも次々に笑いが起こります。厳粛な場ではありましたが、次男のあまりに真っ直ぐな言葉が、張り詰めていた親族の心を一瞬で解きほぐしてくれたのです。悲しい中にもちょっと笑顔が生まれたのも事実で、それはそれで、祖父らしいお別れの時間になったのではないかと思ったのでした。

祖父は昔からよく冗談を言い、周りを笑顔にさせてくれる人でした。家族が笑顔で集まることを何より喜んでいた祖父。死を悲しむばかりでなく、次男の「食べるの?」という発言に、亡き祖父も「相変わらず賑やかでいいな」と笑ってくれていたのではないかと思います。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。

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