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「最初からこの質感なら…」初期型クラウンの“惜しい内装”に救いの手→トヨタの6.6万円カスタムに「100点満点です!」

  • 2026.2.25

 

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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

実は今、愛車を手放すことなく、内装をよりオーナー好みの仕様へと進化させるトヨタ公式のサービスが注目されています。

今回は、愛着ある一台を理想の完成形へと導く「トヨタアップグレードファクトリー(TOYOTA UPGRADE FACTORY)」の取り組みをご紹介します。

愛車への満足感と、ふとした瞬間に訪れる「もしも」

待ちに待った納車の日。受け取ったばかりのスマートキーを握りしめ、高鳴る胸を抑えながら愛車の元へ歩み寄る。ドアを開け、真新しいシートに身を沈めてステアリングを握った瞬間の、あの鮮明な高揚感を覚えているでしょうか。

数ある選択肢の中から人生のパートナーとして選び抜いた一台には、オーナーそれぞれの「物語」と「こだわり」が詰まっているはずです。単なる移動手段としてだけでなく、自分らしさを表現する大切な存在として、愛車との時間を楽しまれていることでしょう。

しかし、愛車との関係が深まり、共に過ごす時間が長くなるほど、オーナーの目は自然と「細部」へと向かうものです。外観のデザインや走行性能には心から満足しているからこそ、ふとした瞬間に視界に入る「内装の質感」だけが、心のどこかで小さな引っかかりとして残ることもあるかもしれません。

今回は、そんなオーナー心理の一例として、トヨタの「クラウン(クロスオーバー)」のケースをご紹介しましょう。

トヨタの歴史に新たな1ページを刻んだこの車は、革新的なスタイリングと、余裕のある走りで多くのファンを魅了しています。しかし、発売当初に購入したオーナーたちの中には、ふとした瞬間に「惜しい」と感じるポイントがあるといいます。

それは、信号待ちで何気なくシフトノブに手を伸ばしたときや、大切なゲストをエスコートするためにドアを開けた瞬間、視界に入るシフトパネルやスイッチ周りの樹脂パーツを見て、「ここがもう少し、質感の良い素材だったら完璧なのに」と感じる物足りなさです。あるいは、後発モデルである「クラウン(スポーツ)」が登場した際、その内装に施された艶やかな加飾を目にして、「クロスオーバーも最初からこの質感だったら」と、羨望を抱いた方もいるかもしれません。

とはいえ、内装の一部の質感のためだけに、これまで苦楽を共にしてきた愛車を手放すというのは、現実的な選択肢ではありません。シートの座り心地も自分の身体に馴染んできた今の愛車を大切に乗り続けながら、気になるところだけを解消したい。そんな、大人のわがままとも言える願いを叶える方法が、実はトヨタ公式のサービスとして用意されているのです。

「買い替え」ではなく「進化」させるという選択肢

その解決策となるのが、「トヨタアップグレードファクトリー」という取り組みです。

これまでの自動車ライフにおいて、車の装備や仕様というのは「新車購入時に決めるもの」であり、購入後に変更できるのはフロアマットなどのアクセサリー類に限られるというのが一般的な認識だったかもしれません。しかし、このアップグレードファクトリーの考え方は異なります。「乗ってから、進化させる」という新しい発想のもと、技術革新やトレンドに合わせて、すでに納車された車を最新の状態や好みの仕様へアップグレードすることができるのです。

特筆すべきは、これが「トヨタ自動車」が提供するメーカー純正のサービスであるという点ではないでしょうか。いわゆる社外品のカスタムパーツを取り付けるのとは異なり、車両の設計思想を熟知したメーカーが開発し、正規販売店で施工を行うため、品質やフィッティングへの安心感が違います。

今回ご紹介するのは、そんな同サービスの中でも、クラウン(クロスオーバー)オーナーから特に熱い視線を集めている「内装加飾パッケージ交換」です。これはまさに、先ほど触れた「樹脂パーツの質感」を、より上質なものへと置き換えるためのメニューといえます。

細部が変われば、品格が変わる。交換される5つのポイント

では、具体的にどの部分がどのように変わるのでしょうか。

ここで一つ、重要な点をお伝えしておかなければなりません。今回のアップグレード対象となっているのは、2022年7月から2024年3月生産分のクラウン(クロスオーバー)です。

実は2024年4月以降の一部改良モデルからは、内装の質感が向上した仕様が標準となっています。つまり、今回ご紹介する商品は、初期モデルのオーナーが、愛車を最新モデルと同等の質感へと引き上げるための特別なプログラムといえるのです。

「新しいモデルが良いのは当然」と諦める必要はありません。いち早くクラウン(クロスオーバー)の魅力に気づき、選ばれたオーナーへの、メーカーからの「愛車ともっと長く付き合ってほしい」というメッセージとも受け取れるこのサービス。交換されるパーツは合計5箇所におよびます。

まずは、運転中に最も視界に入りやすく、手で触れる機会も多い「シフトパネル」と「ドアスイッチベース」です。

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出典:トヨタ自動車(株)

これまでは素朴な樹脂素材でしたが、ここが「光沢のあるピアノ調の塗装」を施したパーツへと変更されます。深い艶は光の当たり方によって表情を変え、指先に触れたときの滑らかな感触が、運転の所作一つひとつを優雅なものにしてくれるでしょう。

次に、センターコンソールの「カップホルダー」です。

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出典:トヨタ自動車(株)

ここも従来のブラックから「艶のある高級感のある塗装色」へと変更されます。飲み物を置くという何気ない動作の背景に、艶やかな輝きがあるだけで、車内の清潔感や上質さが一段階上がったように感じられるはずです。

そして、非常に重要なポイントが「インサイドドアハンドル」の変更です。

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出典:トヨタ自動車(株)

こちらは「ウォームスチール調の塗装」へと生まれ変わります。クラウン(クロスオーバー)の内装には、随所に温かみのある金属調の加飾が使われていますが、ドアハンドルが同系統の色味になることで、インテリア全体に統一感が生まれます。バラバラだったピースがカチリとはまったような、完成された姿を感じていただけるでしょう。

さらに、後席への配慮も忘れていません。「コンソールエンド」、つまり後部座席のエアコン吹き出し口周りのパネルも、艶のある塗装部品へと交換されます。

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出典:トヨタ自動車(株)

ゲストを乗せた際、ふと目に入る部分が上質であることは、オーナーの心遣いそのものを表しているといえるのではないでしょうか。

施工したオーナーの声

論より証拠、実際にこのサービスを利用して愛車を進化させたオーナーの声をご紹介しましょう。内装の質感に少しの悩みを持っていた方々が、施工後にどのような感想を持たれたのかは、非常に参考になるはずです。

まずは、2023年12月に施工された男性、Tさんの声です。

「(前略)今のクラウン(クロスオーバー)に乗り換えたときから、全体的にプラスチック部分の内装が多くもう少し木目調などの加飾があってもよいかなと思っていました。
(中略)満足度は100点満点です!WEB上の写真と実物で差もなく、実際に装着してみてやはり施工して良かったなと実感しています。価格も手ごろなのでクラウン(クロスオーバー)のオーナーにはおすすめです。(後略)出典:ご購入されたお客様の声(TOYOTA UPGRADE FACTORY)

Tさんのように、愛車と深く向き合っているからこそ「ここがこうなれば、もっと良くなる」という理想をお持ちのオーナーもいらっしゃるはずです。実際に施工して「100点満点」と評価されているのは、その高い理想に、純正ならではのクオリティが見事に応えた証といえるでしょう。

続いて、2025年8月に施工された男性の声も聞いてみましょう。

(前略)マイナーチェンジ後の内装に魅力を感じていました。自分の車をアップグレードできるならやってみたいと思ったのがきっかけです。純正品ならではの安心感もあり、社外品よりもトヨタアップグレードセレクションを選びました。(後略)出典:ご購入されたお客様の声(TOYOTA UPGRADE FACTORY)

「マイナーチェンジ後の内装」への憧れを、買い替えずに叶えられる。まさにこのサービスの真髄を突いた感想といえるでしょう。そして何より、「純正品ならではの安心感」が決め手となった点は見逃せません。大切な愛車だからこそ、信頼できるメーカー純正品でアップグレードしたいという想いに、この商品はしっかりと応えてくれるはずです。

なぜ、今「純正アップグレード」なのか

世の中には、安価な社外品のカスタムパーツも数多く存在します。両面テープで貼り付けるだけのパネルなら、手軽に雰囲気を変えることができるかもしれません。しかし、大人の男性が乗るクラウンだからこそ、あえて「純正」にこだわる意味があるのではないでしょうか。

社外品で見受けられるような、微妙な寸法のズレや、色味の違和感、そして経年による浮きや剥がれ。そうした心配から解放され、計算し尽くされた統一感を手に入れることができるのは、純正ならではの特権です。

費用は、部品代と工賃、保証を含めて66,000円(税込)。車を買い替える際の手間やコストと比較すれば、そのパフォーマンスは非常に高いといえます。何より、今の愛車を大切に乗り続けたいと願う「ものを大切にする心」を満たしてくれる体験には、プライスレスな価値があるはずです。

愛車ともっと長く、深く付き合うために

内装のアップグレードは、単なるドレスアップではありません。それは、共に時間を過ごしてきた愛車への、感謝と敬意を表す儀式のようなものかもしれません。

施工を終え、ディーラーで愛車を受け取るその瞬間。ドアを開けたときに広がる景色は、見慣れたはずの車内でありながら、どこか新鮮で、凛とした空気を纏っていることでしょう。シフトノブに手を添えたときの高揚感や、同乗者が気づいてくれたときの喜びは、日々のカーライフをより豊かなものにしてくれるはずです。

手を掛けることで増していく愛着とともに、あなたとクルマの物語はまだまだ続いていくのです。


出典:
・TOYOTA UPGRADE FACTORY (https://factory.kinto-jp.com/



ライター:根岸 昌輝
自動車メーカーおよび自動車サブスク系ITベンチャーで、エンジニアリング、マーケティング、商品導入に携わった経験を持つ。
現在は自動車関連のライターとして活動し、新車、技術解説、モデル比較、業界動向分析など、業界経験に基づいた視点での解説を行っている。