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タワマンで朝に急ぐ居住者が…無意識にやる“禁断のマナー違反”に「一番モヤモヤする」「自分たちの首を絞めている」

  • 2026.2.25
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※ChatGPTにて作成

皆さま、こんにちは。不動産業界歴15年、現在は不動産ライターとして活動している西山です。

今でこそ自宅作業が中心のフリーランスですが、たまに朝一番の取材で外出する日は、スーツや制服姿の人波に揉まれながら、会社員当時の記憶がふと蘇ります。会社員時代、毎朝時計とにらめっこしながら味わっていたあの焦燥感が、今では少し懐かしくさえあります。

それは、タワーマンション特有の「朝のエレベーター渋滞」。素晴らしい眺望と引き換えに、朝の通勤時間帯は「なかなか地上に降りられない」という、タワマン構造上の宿命とも言える現象です。

今回は、毎朝エレベーターを待ち続ける居住者のリアルな実情をお届けします。

「各駅停車」の悪夢と満員通過!地上に降りられないもどかしさ

数百世帯が暮らすタワーマンションでは、朝のピーク時にエレベーターの稼働率が限界に達します。低層階用・高層階用といった区分けがされていても、一つの区分けでカバーする世帯数は膨大です。そのため、ボタンを押してもなかなか来ないうえに、ようやく乗れても下の階すべてに止まる「各駅停車」状態に陥ります。

さらには上の階ですでに満員となり、自分の階に到着しても乗れないことが多いです。「玄関を出てから駅まで5分」という計算で家を出たはずが、エントランスに着くまでに10分以上かかってしまい、結局電車に乗り遅れる…。高層階に住むステータスと引き換えに、エレベーターホールでスマホを見つめながら立ち尽くす時間は、多くのタワマン居住者が通る道でしょう。

遅延を悪化させる「ボタンのダブル押し」

さらに居住者を疲弊させるのが、エレベーターの「無駄な停止」です。扉が開いたのに誰も乗ってこない、そんな経験をしたことはないでしょうか。個人的に一番モヤモヤするのが、急ぐあまり通常のエレベーターボタンと「車椅子用」ボタンの両方を押す「ダブル押し」です。

システムによっては、別々の制御で動く2基のエレベーターが同時に呼び出され、先に到着した方にその人が乗り込むと、もう1基は遅れて無人の階に停止することがあります。中に乗っている私たちが「誰か乗るのかな」と待っていても、そこには誰もいません。「一秒でも早く乗りたい」という気持ちは痛いほど分かりますが、この行動が結果として全体の回転率を下げ、自分たちの首を絞めてしまっているのです。

快適なタワマン生活に必要なのは「心の余裕」

タワーマンションは多くの人がひとつ屋根の下で暮らす場所であり、快適な生活は居住者同士の配慮の上に成り立っています。「自分だけは早く行きたい」という焦りが、システム全体の遅延を招いてしまうこともあります。

これからタワーマンションへの入居を検討される方は、朝のエレベーター事情も考慮に入れて出勤時間を計算しましょう。ボタンを一つ多く押すのではなく、家を10分早く出る。そんな「心の余裕」を持つことこそが、タワマン生活を真に豊かにする秘訣なのかもしれません。



筆者:西山雄介(宅地建物取引士・マンション管理士・防災士・日商簿記2級などの資格所有)
不動産業界歴15年。新卒で東証プライム上場のマンションデベロッパーに入社後、計2社で新築・中古販売および管理業務に従事。実務現場を経て管理職も歴任し、組織運営にも携わる。現在はその多角的な視点を活かし、実務解説から不動産投資、法律事務所案件まで、専門性の高いコンテンツ制作・ディレクションを行っている。


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