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その優しさは本物?「上から目線」の友人と決別して、平穏を取り戻した日|おせっかいな友人

  • 2026.1.27

1児の母、涼香のもとに、週に何度もやってくる、「自称・助っ人」の友人、律子。保育士の経験を盾に「困っているはず」「私が救ってあげなきゃ」と、夜遅くまで居座る彼女の善意は、次第に、涼香を追い詰めていきます。友情という名の「支配」に気づいた時、涼香が選んだ決断とは…。無自覚な正義感をふりかざす友人と、平穏な家族の時間を取り戻すために戦う女性を描いた作品、『おせっかいな友人』最終話をごらんください。

反省の色がない律子に対し、涼香は「助けではなく負担だった」と本音を伝え、絶縁に近い形で距離を置く。数か月ぶりに、静かな夜を取り戻した一家は…。

話が通じない友人

ママリ

メッセージを送った数分後、律子から長文の返信が来ました。

「涼香、気をつかわなくていいんだよ?浩二さんも仕事でつかれてるんだから、私がいたほうがラクでしょ。私、本当に力になりたいの。"親代わり"だと思ってくれていいって言ったじゃない」

どこまでも話が通じない。

彼女の中で、私は一生、「律子の助けが必要な、かわいそうな存在」でなければならないようです。

私は はっきりと、そして、最後通告のつもりでメッセージを送りました。

「距離を置きたい」本心を伝えた結果…

ママリ

「律子、今まで手伝ってくれてありがとう。その気持ちは受け取っておくね。でも、正直に言うと、夜おそくの訪問は、私たちの生活リズムを乱してしまって、今の私には、助けじゃなくて負担になっていたの」

ここまで打って、私は深く息を吐きました。

「育児は、夫と2人でやっていけてるし、これ以上、甘えるわけにはいかない。 今後は、家族の時間を大切にしたいから、来るのは控えてもらえるかな。 もし、本当に助けが必要になった時は、こっちから連絡するから。それまで、しばらく距離を置かせて」

すぐに既読はつきましたが、しばらく返信はなく、一時間後、一言だけ返ってきました。

「わかった。よっぽど大変なんだね。ムリしないで。気が向いたら、また連絡して」

最後まで「自分は正しい」というスタンスは崩れませんでしたが、それでも、夜のチャイムがなることはなくなりました。

「おせっかい」から解放されたしあわせ

ママリ

それから、わが家には、おだやかな夜が戻ってきました。

夫と奏斗をお風呂に入れ、寝かしつけた後、夫婦で温かいお茶を飲む。

「今日、奏斗が初めて寝返りしたんだよ」

「マジで?見たかったなー」

そんな、たあいもない会話が、私には何よりの宝物です。

律子とは、それ以来、一度も会っていません。

SNSで、彼女が「だれかのために尽くす自分」をアピールしている投稿を見かけますが、もう、私の心は波立ちません。

「友情」とは、互いの生活と境界線を尊重し合えてこそ、成り立つもの。

それを越えてくるのは、優しさではなく、「支配」なのだと学びました。

「おせっかい」という名の身勝手な善意に、もう振り回されることはありません。 私は、私の家族を守るため、これからも毅然とした態度でいたいと思います。

目の前でスヤスヤと眠る奏斗の寝顔を見ながら、私は心から「今の生活が一番、しあわせだ」と実感しています。

あとがき:「だれかのために尽くす自分」という虚像

チャイムのならない夜の静けさが、これほど贅沢に感じられるとは。

最後まで、「よっぽど大変なんだね」と、上から目線だった律子。そんな彼女を論破しようとせず、ただ、静かにシャットアウトした涼香の対応は、大人の賢い選択です。SNSにあふれる「だれかのために尽くす自分」という虚像。その餌食から解放された涼香が、冷めたご飯ではなく、夫と温かいお茶を飲むシーンに、本当の「幸せ」の答えがある気がします。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:ゆずプー

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