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米女子プロの行動に思わず笑顔に!岩井明愛が笑ったワケって?

  • 2026.1.24

ニュースだけじゃ伝わらない米女子ツアー選手たちの魅力を毎月、現地からレポートします!

言葉の壁を越え、絆を育む挑戦の舞台で見せた成長

「イングリッド・リンドブラッドは接しやすい」と、岩井明愛は感じている。「英語が苦手な私に対して、理解できるまで何回もトライして喋ってくれたことがあって、すごくいい人だなと思いました」(岩井)

後日、リンドブラッドに岩井明愛とどんな話をしたのか聞いてみると、会話の内容を覚えていた。

「5月のメキシコでチサトが勝ったから、アキエに会ったときに『おめでとう! She won by a big margin(大差で勝ったね)』っていったら、『big margin って、どんな意味?』と返されて。だから『ほら、2位と6打差だったでしょ?』とか『圧勝したってこと』など言い換えてみたら、アキエが『ああ、なるほどー!』ってわかってくれて」。

米女子プロの行動に思わず笑顔に!岩井明愛が笑ったワケって?
リンドブラッドのやさしさに支えられ、異国の地でも笑顔を見せる岩井明愛

リンドブラッドは言葉が通じないことに抵抗はない。「ヨーロッパの大会に出はじめたころ、英語がしゃべれない選手はたくさんいた。私の経験上、英語がしゃべれるようになったら情報が入りやすくなって、学ぶことが増えました。アキエもそうなるかな」。

リンドブラッドは米国ルイジアナ大学を卒業し、数年前から欧米ツアーに推薦などで出場。岩井姉妹と同じ米ツアー1年目とはいえ、海外経験は豊富だ。

それでも、4月の「JMイーグルLA選手権」で、米ツアー初優勝を遂げたときは1日中緊張していた。それは、心拍数にも顕著に現れた。

「WHOOPという心拍数などを測るウェアラブルデバイスをつけていたのですが、大会最終日の5時間半(試合時間)の平均心拍数は135、最高脈拍は172でした」。普段の試合時の心拍数は115から120なので、いつもより確実に早かった。「メンタルコーチからは『そんな体の状態で、よくガンバったね』と褒められました」とリンドブラッドは笑顔を見せた。

「次はメジャー優勝です」というリンドブラッドのメジャー自己最高位は22 年の「全米女子オープン」の11位。ゴルフは個人競技のため、馴れ合うことはない。だが、選手仲間として友情を育みつつ、それぞれが己の目標に向かって邁進している。

Ingrid Lindblad イングリッド・リンドブラッド
●2000年生まれ、スウェーデン出身。24年にプロに転向し「アムンディ エビアン選手権」26位、「ポートランドクラシック」で27位。25年は「JMイーグルLA選手権」で初優勝を果たした。

PHOTO&TEXT Shizuka MINAMI
●みなみ・しずか/東京都出身。 2009 年より米女子ゴルフツアーを取材。ゴルフ雑誌や「ナンバー」「SportsIllustrated」などスポーツ誌に写真を提供。

写真・文=南しずか

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